競馬予想:予想師・紀伊國屋のJRA重賞予想

競馬予想:予想師・紀伊國屋のJRA重賞予想

競馬予想を公開し続けて21年。JRA重賞予想を行なう鬼才の予想師・紀伊國屋のコンテンツ。
狙いは三連複、軸馬は二頭、予想は三点、都合5頭で勝負を掛けることを
潔いとする。果たしてどうか、今週は!!

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第60回アメリカジョッキークラブカップ:1月20日(日) 中山競馬場
15時35分発走

一番人気が勝てない理由はコースにある
想像以上に重たい馬場が脚力を削ぐ


いつから春緒戦を狙うのか
答えは簡単で、フェブラリーSが終わってからということが通年では多い。が、時間がない。だから、この時期にこの番組が必要となるのである。そのため、有馬記念からの流れを受けて、この番組に参戦して来る馬が多いが、実際にはその流れは太くはない。確かに[4-2-1-9]と複勝率43.7%となっている。が、これは勝つ馬であって、三連複が獲れる数字ではない。一番人気は[2-2-0-6]で、二番人気は[4-1-2-3]、三番人気は[1-1-2-6]という上位人気が頼りない結果になっている。ただ、二桁人気が飛び込んできたのは僅かに1回。となると、上位人気は混戦状態と言える。それならば、番組の格で選ぶ、距離で選ぶということに、中山コース巧者というところを加えて考え方を詰めていく必要がある。敢えて2200m戦であることの意味も考えながら、この番組の予想を組み立てたい。

●出馬表
馬名 / 単勝オッズ(人気) 性齢 斤量 騎手名
1 1 ジェネラーレウーノ 牡4 56 田辺 裕信
2 2 アクションスター 牡9 56 大野 拓弥
3 3 マイネルミラノ 牡9 56 柴田 大知
4 4 フィエールマン 牡4 57 ルメール
5 5 ダンビュライト 牡5 57 北村 友一
6 6 ミライヘノツバサ 牡6 56 北村 宏司
6 7 ステイインシアトル 牡8 56 内田 博幸
7 8 シャケトラ 牡6 56 戸崎 圭太
7 9 ショウナンバッハ 牡8 56 三浦 皇成
8 10 メートルダール 牡6 56 マーフィー
8 11 サクラアンプルール 牡8 56 蛯名 正義

主線はこの二頭の勝ち負け
3着までには入ってくるだろうことからダンビュライトを主軸に据えた。前走では不甲斐ない結果となったが、確実に力を付けている馬の一頭だ。それが思ったような結果につながらないことはどこかで、何かが足りないことなのだろうと考えている。が、ここでも好走をすると言える一頭だ。対抗には菊花賞を勝って、確実に成長してきたフィエールマンを挙げる。ただ、調教VTRだけでは分からないところがある。自分から積極的に行っているのか、行かされているのか、それが非常に分かりづらい。成長は感じるものの、主軸に据えることができなかった。そのためにこの位置となったが、この二頭での勝ち負けになると考える。
番手にはこの三頭を挙げる
ゼンノロブロイ産駒は無事是名馬と言いたくなるような仔を配している。メートルダールもその一頭で、切れ脚こそいまひとつのところがあるのだが、相変わらず追われて伸びるところがズブいのかと思わせるような印象があるが、スイッチが入ると強い。それが今回こそは活かされるのではないかと考えて▲単穴とした。また、ショウナンバッハは中山コース向きではないが、高齢馬はそんなに体調が変わらなくなる。それを考えると前走の良さが出せるかもしれないと考えた。タラレバではあるがそんなところの微妙な期待を寄せている。そして、サクラアンプルールを推す。思い切った走りができればということになるが、馬群に入るような流れになってしまうと展開が厳しくなってしまう。幸いに外目の枠。それを保持しながら三分三厘から仕掛けられれば好結果につながる可能性は高くなる。果たしてどうか。
取捨選択に迷った一頭
悪くはないが良くはない。悪いところも目立つが、良いところもそれなりにある、という状態。それがミライヘノツバサだ。淡々と走ることができる馬であることは証明済み。長い距離でも、2000m戦でも申し分ない。ただ、それだけなのである。この番組はG2戦である。中途半端な走りであると勝ち負けにつながらない。そう考えると、それ以上の馬が好走してしまう。難しい一頭だ。

捨てちゃえ馬
ここでも同じことだが、春緒戦に臨むに当たって、どこまで力を付けてきているのか、維持しているのかというところが微妙な馬たちが出走してくる。そのために荒れることもある。そう考えると武器がなければ難しいと判断をしなければならない。そのため、ミライヘノツバサがここでは要らない。故に捨てる!!


今週の買い目!!鬼結!!
鬼結 馬名 性齢 斤量 騎手名
5 ダンビュライト 牡5 57 北村 友一
4 フィエールマン 牡4 57 ルメール
10 メートルダール 牡6 56 マーフィー
△1 9 ショウナンバッハ 牡8 56 三浦 皇成
△2 11 サクラアンプルール 牡8 56 蛯名 正義
捨馬 6 ミライヘノツバサ 牡6 56 北村 宏司


第36回東海ステークス:1月20日(日) 中京競馬場
15時25分発走

強い馬が勝つためのダート戦
手堅く収まることが難しい番組なのか


ダートは馬体ができあがっていることが必要
一番人気が[4-3-2-1]で、二番人気が[2-1-0-7]、三番人気が[1-3-1-5]という結果。上位人気が頼りないという考え方もできるが、上位拮抗、混戦模様という考え方もできる。ただ、六番人気以降が9頭複勝入線しており、そのうち5頭が二桁人気。荒れる理由はここにある。余程の力がある馬でなければ後ろから行って捲り上げるということはできない番組がダート戦。その信頼度はこれまでの番組結果で判断をするしかない。普通の勝ち負けであれば前々の競馬ができることが基本。馬齢別には明け五歳が有利。馬格はあっても四肢の筋肉バランスや骨格のできあがりが違うのだろう、ダート戦とターフ戦では明らかに違う。その点を考えて五歳馬が中心となりやすい。四歳馬[1-1-2-16]で複勝率が20.0%、五歳馬[5-5-4-20]で41.1%、六歳馬[2-0-4-40]で13.0%、七歳上が[2-4-0-44]で12.0%となっている。その違いがはっきりしている。その点も踏まえて予想を組み立てたい。

●出馬表
馬名 / 単勝オッズ(人気) 性齢 斤量 騎手名
1 1 グレンツェント 牡6 56 ミナリク
2 2 アスカノロマン 牡8 56 太宰 啓介
3 3 チュウワウィザード 牡4 56 川田 将雅
4 4 インティ 牡5 56 武 豊
4 5 スマハマ 牡4 55 藤岡 佑介
5 6 アングライフェン 牡7 56 鮫島 克駿
5 7 アンジュデジール 牝5 55 横山 典弘
6 8 モルトベーネ 牡7 56 藤岡 康太
6 9 シャイニービーム 牡7 56 藤懸 貴志
7 10 コスモカナディアン 牡6 56 丸山 元気
7 11 マイネルバサラ 牡6 56 吉田 隼人
8 12 メイショウスミトモ 牡8 56 古川 吉洋
8 13 カゼノコ 牡8 57 小崎 綾也

主線はこの二頭の勝ち負け
破竹の勢いとまでは言わないが好走を続けているインティを主軸に据えた。ダート戦は芝よりも勢いが肝心だ。自分のペースで走りながらも、それが結果につながっているこの五戦から揺るぎないだろうことが窺える。対抗にはチュウワウイザードを推す。この馬もまた勢いが肝心だというところに当て嵌まる馬。きちんとこれまでの強さを発揮すれば勝ち負けになると判断をした。が、競馬は走ってみなければ分からない。この点だけは覚えておきたい。
番手にはこの三頭を挙げる
牡馬顔負けのグラマラスな馬格を持つアンジュテジールを▲単穴とした。前走では軽量さを活かして逃げ切りを謀ったが、最後まで持たずに4着となった。好走を続けていただけに残念な結果だったが、これが牡馬と牝馬の違いなのだろうと思わせる一戦だった。が、ここでは前々にこだわらなければ伏兵としての好走を期待できる。騎手の手綱捌きを期待したい。また、スマハマだが、勝ち負けになってこの番組に参戦して来たことから、ここに挙げた。前走も決して悪くはない。大きな馬格を持て余し気味ではあるが、4角から下りとなる直線を活かすことができれば好走につながる可能性は高い。そして、アングライフェンを推す。前走は展開を見誤った。敗因とすればそれだろう。この馬は賢い。好位に付けてきちんと走ることができる。それがここでもできればワイド連対までなら行けるだろうと思える。展開に依るところが大きいがため、この位置となった。
取捨選択に迷った一頭
勝ち負けになってこの番組に参戦して来たマイネルバサラだが、淡々と走ることができることは良いことなのだが、なぜか、前肢が上に上がる走りができない。その点がどうしても気に掛かる。それでもいいのかもしれないが、過去、さまざまな馬を見て、この馬の走りが小さいことに不安を覚えている。が、もしかしたら、というところか。

捨てちゃえ馬
武器らしい武器がない馬ではG2戦で勝ち負けになることは難しいだろう。そのため、ここではマイネルバサラが要らない。故に捨てる!!


今週の買い目!!鬼結!!
鬼結 馬名 性齢 斤量 騎手名
4 インティ 牡5 56 武 豊
3 チュウワウィザード 牡4 56 川田 将雅
7 アンジュデジール 牝5 55 横山 典弘
△1 5 スマハマ 牡4 55 藤岡 佑介
△2 6 アングライフェン 牡7 56 鮫島 克駿
捨馬 11 マイネルバサラ 牡6 56 吉田 隼人


第59回京成杯:1月14日(月祝) 中山競馬場
15時35分発走

距離適性が鍵を握る2000m戦
皐月賞を考えた調教の分水嶺となる


明け三歳にはまだきつい2000m戦
一番人気は[3-3-1-3]と強さを発揮しているが、二番人気は[2-1-2-5]、三番人気は[1-1-1-7]という結果。六番人気以降は9頭、二桁人気は僅かに1頭だけが絡んだだけ。その意味では大きくは荒れないように思えるが、三連複の万馬券が4/10回となれば侮れない。馬自体の課題も数多あると思われるが、この番組で、前走が2000m戦であった馬が絡んできた戦績は[7-7-6-61]で複勝率が24.6%、1800m戦の馬だと[2-2-3-32]で17.9%、マイル戦だと[1-1-0-23]で僅か8%という分かりやすい結果になっている。皐月賞を目指すための篩いとしてこの番組が存在するというところが見え隠れしていると思う。その点を踏まえて予想を組み立てたい。

●出馬表
馬名 性齢 斤量 騎手名
1 1 カイザースクルーン 牡3 56 石川 裕紀人
2 2 ヒンドゥタイムズ 牡3 56 中谷 雄太
3 3 クリスタルバローズ 牡3 56 北村 宏司
4 4 マードレヴォイス 牡3 56 三浦 皇成
5 5 ランフォザローゼス 牡3 56 マーフィー
5 6 カテドラル 牡3 56 福永 祐一
6 7 ラストドラフト 牡3 56 ルメール
6 8 カフジジュピター 牡3 56 坂井 瑠星
7 9 シークレットラン 牡3 56 内田 博幸
7 10 ナイママ 牡3 56 柴田 大知
8 11 リーガルメイン 牡3 56 戸崎 圭太
8 12 ダノンラスター 牡3 56 Mデムーロ

●主線はこの二頭の勝ち負け
天才は天才を知るということをお聞きになったことがあるだろう。ルメールとラストドラフトはその組み合わせかもしれない。ということでこの馬を主軸に据えた。東京コースということもあるが、新馬戦で上がり33.1秒は馬自体が持つ素質以外の何ものでもない。皐月賞と同じ条件で開催されるこの番組だが、早くもそこを焦点に絞り込み始めているのかもしれない。対抗にはランフォザローゼスを推す。この馬もデビュー戦はルメール騎手だったが、今回はマーフィー騎手に手綱を託す。ルメール騎手が選んだことは選んだのだが、もっと丁寧に乗ってみたいというところがあったのではないだろうか。いずれにしても、この両頭の戦いということになると考える。
●番手にはこの三頭を挙げる
大外に入ったダノンラスターを▲単穴とした。二走とも東京コースでの時計なので、中山コースに変わることでどうなるかというところもあるが、しっかりした馬格を持っていること、後ろからでも、前々の競馬でも器用に対応できることから据えた次第。また、シークレットランを推す。葉牡丹賞ではきれいな勝ち方ができた。その末脚がここでまた活かすことができれば勝ち負けさえも脅かすことになるだろう。ただ、道中での不器用さが気になる。掛からなければ好走を期待できるだろう。そして、カテドラルを挙げる。東スポ杯2歳Sの走りは本来の走りではないと思いたいところだが、前走では伸び脚を欠いた。それをまたユウイチが手綱を執ることとなったことは来たいができるということだと考えられる。ならばということで△連下ながら挙げたい。
●取捨選択を迷った一頭
悪くはないのだが、取捨選択で迷わされる一頭がナイママだ。馬体も順調に育ってきているのだが、いまひとつ伸び脚が足りない。馬個体のことなのか、鞍上との掛け合いなのか、その難しさが見え隠れする。そろそろ武器らしいものが出せないことには難しいかもしれない。諸賢の考えは如何だろうか。

●捨てちゃえ馬
前述の通り、ここではナイママが要らない。故に捨てる!!


●今週の買い目!!鬼結!!
鬼結 馬名 性齢 斤量 騎手名
7 ラストドラフト 牡3 56 ルメール
5 ランフォザローゼス 牡3 56 マーフィー
12 ダノンラスター 牡3 56 Mデムーロ
△1 9 シークレットラン 牡3 56 内田 博幸
△2 6 カテドラル 牡3 56 福永 祐一
捨馬 10 ナイママ 牡3 56 柴田 大知


【配当】
単勝 7 510円
複勝 7 180円
5 150円
2 440円
枠連 5-6 670円
馬連 5-7 970円
ワイド 2-5 1,080円
2-7 1,670円
5-7 400円
馬単 7-5 1,690円
3連複 2-5-7 5,490円
3連単 7-5-2 22,140円

【着順】 【時計】
1 7 ラストドラフト 2:01.2 35.3
2 5 ランフォザローゼス 2:01.4 35.4
3 2 ヒンドゥタイムズ 2:01.4 35.2
4 9 シークレットラン 2:01.6 35.3
5 11 リーガルメイン 2:01.7 34.8
6 10 ナイママ 2:01.9 35.5
7 4 マードレヴォイス 2:01.9 35.4
8 3 クリスタルバローズ 2:01.9 35.3
9 8 カフジジュピター 2:01.9 35.7
10 1 カイザースクルーン 2:02.1 35.6
11 6 カテドラル 2:02.2 36.3
12 12 ダノンラスター 2:02.2 36.2

第66回日経新春杯:1月13日(日) 京都競馬場
15時45分発走

ハンデ戦のマイルハーフという番組
恵量馬と距離実績を考える


57キロ以上は不振
距離が長くなれば、それだけ篩い落とされる可能性が高くなる。つまり、距離実績がないと勝ち負けになりにくいということが言える。押し出された上位人気は一番人気が[3-4-1-2]、二番人気が[4-1-0-5]で、三番人気が[0-3-0-7]という結果。上位人気を取りまとめると[7-8-1-14]と人気筋が浮かんでくる。が、課題となる恵量という考え方。最も連対を果たしている斤量は54~56.5キロで[7-9-4-58]で、当たり障りのない斤量馬がこの番組で勝ち負けになる。加えて馬齢的には明け四歳馬。昨年の三歳馬は確かに強かった。それがまだ有効期間であると思われる。ただ、出走してくる馬個体の条件が異なる。それをどこまで組み入れるかというところか。それらを踏まえて予想を組み立てたい。

●出馬表
馬名 性齢 斤量 騎手名
1 1 マサハヤドリーム 牡7 55 北村 友一
1 2 グローリーヴェイズ 牡4 55 Mデムーロ
2 3 エーティーサンダー 牡6 51 酒井 学
2 4 アフリカンゴールド 牡4 52 ミナリク
3 5 シュペルミエール 牡6 55 北村 宏司
3 6 サラス 牝4 49 松若 風馬
4 7 ガンコ 牡6 57 藤岡 佑介
4 8 ウインテンダネス 牡6 56 内田 博幸
5 9 ケントオー 牡7 55 和田 竜二
5 10 ルックトゥワイス 牡6 55 岩田 康誠
6 11 ノーブルマーズ 牡6 56 高倉 稜
6 12 メイショウテッコン 牡4 56 武 豊
7 13 ダッシングブレイズ 牡7 56 福永 祐一
7 14 アイトーン 牡4 54 国分 恭介
8 15 ロードヴァンドール 牡6 56 横山 典弘
8 16 ムイトオブリガード 牡5 56 川田 将雅

●主線はこの二頭の勝ち負け
ハンデ戦の妙味はゴール手前で何頭が揃って入線してくるかというところにある。それだけハンデキャッパーが巧かったということになるのだが、今回も絶妙かと思えるものがある。それはさておき、主軸に据えた馬はシュペルミエール。大器晩成型だったのではないかと思いたいが、この二戦、きちんと勝ち負けになってここに駒を進めてきた。大きな馬格を持て余していたところがなくなってきたのかもしれない。ここ何戦かは好走できるのではないかと思える。対抗には大外枠に入ったムイトオブリガードを推す。ハンデ巧者とでも言える、狙い澄ましたような勝ち負けの馬柱。今回もその手合いかと思えなくもない。となれば、対抗位ということになる。この両頭でこの番組は勝ち負けになるだろう。
●番手にはこの三頭を挙げる
距離適正がなければ勝ち負けは元より、好走も難しい。その考え方で臨めば挙がるルックトゥワイス。まだG2戦は難しいかと思えるところもあるのだが、55キロの恵量であれば好走に繋がるのではないかと考えた。三戦前に見せた阿走りがここでもできれば良いのだが、右手前を気にしなければ好走に繋がるかというところ。また、ロードヴァンドールだが、昨年こそ勝ち負けになったが、いまのこの馬で56キロの斤量はどうなのか。が、京都コース巧者らしく、きちんとここではその走りを見せてくれるのではないかと期待をしている。もう一絞りできていれば好走となる可能性が高くなる。そして、グローリヴェイズを推す。明け四歳。どこまで成長したのかというところに期待をしているが、調教VTRでは好走できると思わせた。長めの追い出しでもきちんと反応して力強さを感じさせた。ワイド連対ならば行ける可能性は高い。
●取捨選択を迷った一頭
距離の課題を感じるところがあるサラスだが、決して悪い状態ではないところが厄介なのである。ただ、距離が延びることによって力を発揮できないのではないかと思わせる感がある。ここでもまたマイルハーフとなるため、それに対応できるかどうか。難しさを垣間見せる一頭だ。諸賢の考えは如何だろうか。

●捨てちゃえ馬
順当さとは、当然のように持てる力を発揮できることだと考える。牡馬顔負けの馬格だが、まだ持て余し感が否めない。距離が長くなればなるほどそれが勝ち負けに影響する。そう考えたことでサラスはここでは要らない。故に捨てる!!


●今週の買い目!!鬼結!!
鬼結 馬名 性齢 斤量 騎手名
5 シュペルミエール 牡6 55 北村 宏司
16 ムイトオブリガード 牡5 56 川田 将雅
10 ルックトゥワイス 牡6 55 岩田 康誠
△1 15 ロードヴァンドール 牡6 56 横山 典弘
△2 2 グローリーヴェイズ 牡4 55 Mデムーロ
捨馬 6 サラス 牝4 49 松若 風馬


【配当】
単勝 2 270円
複勝 2 140円
10 200円
5 190円
枠連 1-5 1,280円
馬連 2-10 1,320円
ワイド 2-5 430円
2-10 520円
5-10 690円
馬単 2-10 1,950円
3連複 2-5-10 2,640円
3連単 2-10-5 10,530円

【着順】 【時計】
1 2 グローリーヴェイズ 2:26.2 36.8
2 10 ルックトゥワイス 2:26.3 36.7
3 5 シュペルミエール 2:26.4 37.1
4 11 ノーブルマーズ 2:26.4 36.8
5 3 エーティーサンダー 2:26.5 37.3
6 16 ムイトオブリガード 2:26.6 37.0
7 9 ケントオー 2:26.6 36.8
8 13 ダッシングブレイズ 2:27.1 37.4
9 12 メイショウテッコン 2:27.1 38.6
10 6 サラス 2:28.1 39.2
11 8 ウインテンダネス 2:28.5 38.9
12 1 マサハヤドリーム 2:28.9 39.4
13 15 ロードヴァンドール 2:29.2 40.0
14 14 アイトーン 2:29.3 40.3
15 4 アフリカンゴールド 2:29.3 40.0
16 7 ガンコ 2:30.2 40.9

第35回フェアリーステークス:1月12日(土) 中山競馬場
15時35分発走

ステップとなる番組が不詳
鍵は持ち時計と上がり時計か


距離適正で考える
重賞三番組が万馬券決着となった新年早々。まだ目開かずの状態にあるこのサイトの予想。今年はどうなるものか。
この番組はマイル戦であるからしてマイル実績が高い馬が良いのではないかと思えるのだが、中山コースでのマイル実績があれば別だが、この番組自体、これらの実績が殆ど関係ない。考えられる鍵はマイル戦での持ち時計と上がり時計。それがどの程度の馬なのか、まさに馬脚を考えるというところ。一番人気は[3-1-1-5]、二番人気は[1-1-2-6]、三番人気は[2-0-1-7]という結果で、六番人気以降は14頭が絡んできており、そのうち8頭が二桁人気という始末。予想よりも勘を信じた方が良さそうな番組となっている。では、なぜ、そうなってしまうのか。明け三歳だからである。この一言に尽きる。厩務員でさえ、その成長ぶりが分からない。分かるとしたら調教タイムか。そのあたりを織り交ぜながら予想を組み立てたい。

●出馬表
馬名 性齢 斤量 騎手名
1 1 フィリアプーラ 牝3 54 丸山 元気
1 2 アゴベイ 牝3 54 北村 宏司
2 3 エフティイーリス 牝3 54 蛯名 正義
2 4 スカイシアター 牝3 54 横山 武史
3 5 サンタンデール 牝3 54 木幡 巧也
3 6 レーヴドカナロア 牝3 54 ブロンデル
4 7 ウィンターリリー 牝3 54 菱田 裕二
4 8 ホウオウカトリーヌ 牝3 54 大野 拓弥
5 9 プリミエラムール 牝3 54 武藤 雅
5 10 セントセシリア 牝3 54 中谷 雄太
6 11 アクアミラビリス 牝3 54 デムーロ
6 12 チビラーサン 牝3 54 田辺 裕信
7 13 グレイスアン 牝3 54 戸崎 圭太
7 14 レディードリー 牝3 54 柴田 善臣
8 15 メイプルガーデン 牝3 54 丸田 恭介
8 16 アマーティ 牝3 54 三浦 皇成

●主線はこの二頭の勝ち負け
難しいことは明け三歳であるということ。馬齢以外の何ものでもない。調教してきたようにきちんと走ることができるのかというところだけ。陣営もそれが一番不安だろうが、それを払拭することができるのは騎手の手綱捌き。が、それ以上に馬が良ければということもある。結果としてそこに落ち着くのだが、主軸にはホウオウカトリーヌを据えた。逡巡はあったものの、マイル戦も何ら問題なく熟すだろうと考えた。もうひとつはこの馬が持つスピード。これが後押しをした。対抗にはアクアミラビリス。僅か一戦ではあるが素質が走るような状態で映し出されていた調教VTRを観る上では何ら申し分ない。如何せん馬格が小さいことがあるが、それを感じさせない走りは大いに期待できるところ。この二頭での勝ち負けになると考える。
●番手にはこの三頭を挙げる
順当に成長してきたかと思わせるアゴベイ。この馬も侮れない一頭として好走すると思えることから、▲単穴とした。新馬戦の切れ味を調教VTRできちんと披露。頭の良さが窺えるところがある。この距離を熟したところでどうかということはある。マイル戦までなのか、その先も期待できるのか、興味深いところだ。また、最内枠に入ったフィリアプーラだが、牝馬とは思えない切れ味を持った馬だ。ハービンジャー産駒ということで、距離的にはもっと長めが良いのかと思えるが、現時点ではきちんと手応えを掴むということでの参戦だろう。最内で揉まれなければ上位を脅かす存在になる。そして、レーヴドカナロアを推す。休み明けの戦績はどうしたものかと思えるものがあるが、ここに来ての仕上がりは決して悪いものではない。きちんとハミを取って走る姿が調教VTRで映し出されていたが、状態は上向きかと思えるものがある。好走が期待できる状態だと判断をした。
●取捨選択を迷った一頭
競馬の課題をちんと理解していると思わせる聡明さ。それがグレイスアンにはある。前走は偶々勝つことができたレベル。持ち時計も上がり時計も褒められるものがない。が、鞍上が抑えることに苦労するようなところも見受けられる。それだけ若いということだが、エネルギッシュだということもできる。もちろん、御するのが大変だということも言えるのだが、難しい一頭だということだろう。

●捨てちゃえ馬
明け三歳とは言え、既に何戦も走って来た馬が多い。この春のクラシック戦線を目指す上では武器らしい武器がなければならない。それがあるのかと思えるグレイスアンはここでは要らない。一旦、見送ることにする。故に捨てる!!


●今週の買い目!!鬼結!!
鬼結 馬名 性齢 斤量 騎手名
8 ホウオウカトリーヌ 牝3 54 大野 拓弥
11 アクアミラビリス 牝3 54 デムーロ
2 アゴベイ 牝3 54 北村 宏司
△1 1 フィリアプーラ 牝3 54 丸山 元気
△2 6 レーヴドカナロア 牝3 54 ブロンデル
捨馬 13 グレイスアン 牝3 54 戸崎 圭太


【配当】
単勝 1 760円
複勝 1 230円
8 270円
13 290円
枠連 1-4 1,470円
馬連 1-8 2,890円
ワイド 1-8 1,000円
1-13 1,360円
8-13 1,510円
馬単 1-8 5,410円
3連複 1-8-13 9,490円
3連単 1-8-13 54,740円

【着順】 【時計】
1 1 フィリアプーラ 1:36.0 34.5
2 8 ホウオウカトリーヌ 1:36.0 34.7
3 13 グレイスアン 1:36.1 35.3
4 3 エフティイーリス 1:36.2 34.7
5 11 アクアミラビリス 1:36.2 35.2
6 5 サンタンデール 1:36.2 35.5
7 14 レディードリー 1:36.2 34.0
8 12 チビラーサン 1:36.2 34.3
9 4 スカイシアター 1:36.2 35.2
10 2 アゴベイ 1:36.3 34.6
11 9 プリミエラムール 1:36.5 35.7
12 10 セントセシリア 1:36.6 35.4
13 6 レーヴドカナロア 1:36.8 35.6
14 7 ウィンターリリー 1:36.8 35.8
15 15 メイプルガーデン 1:37.3 35.8
16 16 アマーティ 1:43.8 42.5