平成10年3月26日に産業廃棄物処分場工事さして目の決定が出た後、それを町民のものにするために報告会を開きました。又、行政の職員に対する学習会も開きました。しかし裁判で勝訴したから、産業廃棄物処分場が止まるというのは幻想だと言うことが分かりました。

 弁護士の馬奈木昭雄氏は、日弁連のゴミ弁連の総会で次のように発言されました。

 仮処分で勝ったのは、住民が、実力で工事を止めたから、裁判所は安心して決定を出したのである。裁判は、面倒な手続きが必要である。裁判で産業廃棄物処分場に蹴る威をつけることはできない。住民の運動が、工事を止めるし、裁判での勝利をもたらす。鹿児島市の鹿屋市では、住民が産業廃棄物処分場のトラックがきたら集まってきて、トラックを止めている。

 この発言を聞いて私は、住民運動が産業廃棄物処分場を止める力であることに確信を持ったのでした。

仮処分が出たからと言って、県は態度を変えません。一度出した方針はあくまで堅持するというのが県の態度でした。仮処分の後一度だけ県と協議しましたが、のらりくらりの反応で、2度目の協議を約束していたのに、それを反故にしてしまいました。

県の立場は、産業廃棄物処分場を積極的に造るというもので、住民の生活、健康を守る姿勢は全く見られませんでした。つまり業者を守り、それを支えるのが県の立場だと言うことが分かりました。しかし私達は、裁判を続けながら住民運動を行うという立場を堅持して運動を進めていきました。

前回の記事で、タイトルが福岡県議会になっているのは福岡県知事の誤りです。お詫びして訂正します