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「さぁ、お前の罪を数えろ」
「1500億個です本当にごめんなさい!」
例の決めポーズ・決めゼリフを放つ俺に、愛菜は本気で頭を下げる。
朝から異様な光景である。
しかし、それも全て愛菜が悪い。
机の上には空になった無数のヤクルトの容器が転がっていた。
「別に飲むな…とはいってない。さすがにそこまで俺はケチじゃない。
だがな?買ってきた10本、寝てるうちに全部飲んじゃうのはどうかと思うぞ?」
「すみませんでしたぁ!」
「乳酸菌をこよなく愛する男から、150億×10の夢と希望を奪っていくことがどれ
ほど罪深き事か…
理解してるよな?」
「本当に!本当に申し訳ありませんでしたぁ!」
「いくらお前に謝られたところで、数多の俺の同胞達は帰ってこないんだぜ…?
」
ヤバい、なかなか楽しい。
普段冷たくされてる分、今日はたっぷり困らすぞー。
「そこまでいうのなら…」
顔をあげて、潤んだ瞳で上目遣い気味に俺を見つめてくる。
やばい。別の方向にやばい。襲われたいのかてめ。
「一つだけ…言うことを聞きますよ?」
………もちつけ俺。
さあ今から盛大に餅パーチーを開いてこの溢れでる性欲を押さえるんd
「んじゃデート行こっか。」
───ダメだった、少しだけ漏れだした欲望が勝手に願いを叶えていた
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