仮面ライダーウェポナ -6ページ目

仮面ライダーウェポナ

仮面ライダーの二次創作小説です。

正義、そして悪党である怪盗兼仮面ライダー『ウェポナ』は、過去の戦士の力を借りて悪を倒す!

「大いなる力ぁ、いただきにあがりやしたぁ!」
「お宝をいただいてください」








「さぁ、お前の罪を数えろ」


「1500億個です本当にごめんなさい!」


例の決めポーズ・決めゼリフを放つ俺に、愛菜は本気で頭を下げる。


朝から異様な光景である。


しかし、それも全て愛菜が悪い。


机の上には空になった無数のヤクルトの容器が転がっていた。


「別に飲むな…とはいってない。さすがにそこまで俺はケチじゃない。
だがな?買ってきた10本、寝てるうちに全部飲んじゃうのはどうかと思うぞ?」


「すみませんでしたぁ!」


「乳酸菌をこよなく愛する男から、150億×10の夢と希望を奪っていくことがどれ
ほど罪深き事か…
理解してるよな?」


「本当に!本当に申し訳ありませんでしたぁ!」


「いくらお前に謝られたところで、数多の俺の同胞達は帰ってこないんだぜ…?



ヤバい、なかなか楽しい。
普段冷たくされてる分、今日はたっぷり困らすぞー。


「そこまでいうのなら…」


顔をあげて、潤んだ瞳で上目遣い気味に俺を見つめてくる。

やばい。別の方向にやばい。襲われたいのかてめ。


「一つだけ…言うことを聞きますよ?」




………もちつけ俺。


さあ今から盛大に餅パーチーを開いてこの溢れでる性欲を押さえるんd


「んじゃデート行こっか。」


───ダメだった、少しだけ漏れだした欲望が勝手に願いを叶えていた



.




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三章.好遊[でーと]

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「幹也さん、あれ食べてみませんか!?」


「お前だんだんプライベートでも敬語抜けなくなってきてるな…」


愛菜に手を引かれ、並んだのは饅頭屋の行列。


さりげなく繋がれた手にウヒョっとか思いながらも、おもてに出さないようにす
る。俺マジクール。



実はちょっと前からここの饅頭マークしてたんです─と愛菜がいう。


ぶっちゃけ饅頭なんてどこで食べても変わらないという考えをもっている俺には
果てしなくどーでもいいが。


少しして無事に饅頭を二つ買うことができ、愛菜はそのうち一つにかじりつく。
かわいいなおい。


「さすが八尾饅頭…食感が、食感からしてちがう!」


……ハイハイ。


やっぱり興味ないので軽くスルーしとく。


やがて一個食べ終わった愛菜がまた喋り出す。


「いや~…にしても幹也さんとデートする日がくるなんておもわなかったなぁ…



二つ目の饅頭をかじりだす愛菜。あれ、それ俺の分じゃなかったの?


そう、俺たちは今隣街までデートに来ているのだ。


どうだ童貞諸君、うらやましい限りだろう!どやっ


まあ俺も童貞なので大したこと言えないが。



事の発端は、今朝にあった。



.




「さて…と。とりあえずこのままでいいかな?」


謎の球体に取りつかれていた人を、近くの塀にもたれかける様に座らせる。


まぁ近くに大量に警察がいるんだから、いずれ誰かに気付いてもらえるだろう。


変身を解き、事務所へ帰ろうと歩を進めようとした、まさにその時だった。



「おい、そこのお前ぇ!」


遠くから二人の人影が近づいてくる。


…ヤバイ!
さすがにこの銃撃音や爆発音じゃ気付かれるか!


とっさにメカレオンを装着し、昼に変装させてもらった蓮野さんに変装する。


そこでタイミングよく、一人の人影が持っていたライトの光が俺をとらえる。


と同時に、俺も相手の姿を確認する。



────ウガァァァ!

まさかの事態。


その二人は、一人は例の若い刑事さん。


もう一人は、蓮野さんであった。


「え!蓮野さんが二人!?」


「お前…ルパン三世か!?」


「そうそう、そういうことで!んじゃ、あ~ばよ~とっつぁーん!」


「待てー!ルパァーン!逮捕だぁ~!」



逃げ去る俺、走って追いかける刑事さん。



その場に立ち止まっていた蓮野さんは、ネガティブだった人を一目みて、呟いた
。



「まさか…ルパンが怪盗トランクで……



───『仮面ライダーウェポナ』………?」
.




「よっしゃ出た!」


クナイガンを適当にいじると、赤い光線がでる。


それをネガティブに合わせ…


「っらあ!」


全力で、連続でトリガーを引き続ける。


指のスピードが半端じゃないぜ。


「グララララ!?」


やっとこさで当たってくれた。

意外にダメージ入るようだな。

てか当たるのきもちー!このまま銃使いになろうかな?


「グ…グロ…」


そうこう浮かれているうちにフラフラになるネガティブ。


「そろそろだな…」


いやこのまま撃ち続けて勝つのもありだけど、それじゃヒーローっぽくないじゃ
ん?


一度撃つのをやめ、メロダーを抜き取る。


そして三日月を模したマークに設定し、ボタンを押す。


変身するときとは違う音楽が流れだす。


メロダーをバックルに差し込み、身構える。



「ラスト…エクスキューション」


相変わらず片言を並べるベルト。


そして俺は思いっきり空へと跳ぶ。


ネガティブに左足を向け、その足の周りには槍状の形を模したオーラが現れる。


そのままネガティブに向けて落下してゆき───



「ダアァァァァーーーッ!」


───ネガティブにキックを食らわした。


「グラロロロロロ!!」


倒れ込み、爆発するネガティブを背に。




「ばあちゃんに教わらなかったか?
『人のものを盗む奴は、もっと大事なものをなくす』
……とな。」


まぁ俺のばあちゃんはそんな名言残してくれなかったが───と、付け加えてや
った。



.




貴様…今俺を笑ったな…?


悔しさを糧に再度射撃する──が、やはり弾は虚空の彼方へと消えていく。


「……」


「………」


「………ブロロ♪」


「やめろぉ!俺を笑うなぁ!矢車の兄貴と違って耐えられねえ!」


残念ながら、昔から飛び道具系の武器が苦手だったりする。じゃあなぜクナイガ
ンを選んだ俺。



「グルロロロ!」


「あっいや待て!3分間!3分間だけまってくれ大佐!」


当然俺の言うことなんかサラサラないネガティブは距離を詰め、殴りかかる。


「痛っ!待てもできないなんて犬以下かてアタタタタごめん冗談!」


まさにタコ殴り。俺惨め。


「ちょまっ…俺怒るぞ!?」


クナイガンを斧のように持ちかえ、きりつける。


「グラロ!」


やっと痛みを覚えたのか、怯む敵。
あれ、何気に本日初ダメージ?こいつ強くね?


「うっらぁ!」


再三斬りつけ、ネガティブはゆらっと後退していく。


せっかく距離とれたのに、銃あたらない…どうする!どうする俺!?


「───あ。」


大事な事忘れてた。


この武器光線で照準合わせる機能なかったっけ?
.