「………一応聞いとこう。それなに?」 「どうみてもガイアメモリでしょ?」 ですよね~。じゃなくて。 「なんでガイアメモリ?俺の仕事を増やす気?」 「安心してください、ただのオモチャです。」 「なおさら不可解なんだけれども。なんでオモチャもらってんの?んでその『K 』はなんの頭文字?」 「ふっふっふ~…聞いて腰を抜かさないでくださいよ?」 愛菜はガイアメモリを顔の横まで持っていき、ボタンを押す。 『ハッピバアアァスデエエェエ!!』 聞き覚えのあるセリフ。そして他のガイアメモリとは違う声優。 …『K』は『鴻上さん』の『K』でした。だから本当にありがとうございません 。 「どうですか?すごいでしょう!これで毎年誕生日を鴻上さんに祝ってもらえま すよ!」 ここにきて最高のどや顔。ここまでこいつをうざいと思った日はなかっただろう 。 「……一年に一回しか活躍しないじゃないか……」 「ところがどっこい、これにはまだ他の機能が隠されているんですよ!」 今度はボタンを長押しする。 『ヒジョォー…に素晴らしいっ!』 あくまでも鴻上さん。 無言で二度目のどや顔を決める愛菜。なんで?なんでそんなに誇らしげなの? 「…メモリブレイクされたいのか?」 実の野郎、なんてもの作ってんだ。 宝の持ち腐れとはこのことかチキショー。
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