仮面ライダーウェポナ -4ページ目

仮面ライダーウェポナ

仮面ライダーの二次創作小説です。

正義、そして悪党である怪盗兼仮面ライダー『ウェポナ』は、過去の戦士の力を借りて悪を倒す!

「大いなる力ぁ、いただきにあがりやしたぁ!」
「お宝をいただいてください」




「ちっ…らぁ!うらぁ!」


物は試し。

俺に当たる前にそのオーラの様なものを切り捨てていく。


それがいい方向に転がったのか…どうやらこの攻撃は途中で衝撃を受けると不発
するらしく、斬ったオーラはなにもおこらなかった。


しかし何度も切り捨てていくが、これじゃキリがない。


なんとか攻撃出来ないものか…


「幹也さん、これ使えますか!?」


「あぁ!?」


横に視線をやると、さっき玩具屋に姿を消した愛菜が手を振っていた。


「映司、これを使え!」


突如愛菜から投げ渡される四個の何かをなんとかキャッチ。


………オモチャのセルメダル。


「サイ(×2)・ウナギ・バッタって…アンクこれ適当に投げたでしょ!?」


「パロってる場合ですか!?」


「最初に吹っ掛けてきたのお前だろぉぉぉ!?」


ちゃっかりな組み合わせだし乗るしかないだろ!


てかこれオモチャ!使えるわけないだろ!


「物は試しです、やっちゃってください!」


「他人事だと思って…クソッタレぇ!」


最早やけくそ。


残った一本のオーラを斬り、メダジャリバーにメダルを一枚投入しメロダーを上
に通過させる。



『スキャニングチャージ!!』


「できちまったよぉ!」



.




「ギェギェェェ!」


───カィン!


「ぬぉ!?」


さすがに調子に乗りすぎたか。


続けてもう一度斬りつけようと振るったメダジャリバーを片手で弾かれ、蹴り飛
ばされる。


さらに距離を空けじと詰めよって来、おもいっきり激突される。


「ぐぁっ!クソッ…男からのアプローチ受けたって嬉しくなんかねーってのに!



「ギェギェェェ!リア充爆発(ボソッ)ギエェェ!ギェェェェ!」


「だからもう反応しねぇよ!?」


一度斬りつけ、距離を置くために後方へ跳ねる。


こっから体制を建て直して…!


「ギャギャエェ!」


「!?」


やつの手から俺を結ぶ一筋の空間が突如爆発する。


予想外の攻撃を俺はモロに喰らった。


「が…いっつぅ!なんだってんだ、こんな攻撃初めてだ!」


今まで戦ってきたネガティブ達は、勿論こんな意味不明な攻撃方法は持ち合わせ
ていなかった。


こいつ…何か秘密があるのか?


「爆発…爆発…ギャエェ!」


なにやら呟き出したネガティブが俺に向かって幾度も掌をつきだす。


さっきは咄嗟のことで気づかなかったが、やつが掌をつきだす度に俺に向かって
白いオーラの様なものが見えた。



.




「変…身っ!」


『チェンジ…“コモン”スタイル』


距離が離れている間に変身する。


身体のあちこちに装甲が装着され、最後に首元からマフラーが垂れる。


「俺いますっごく怒ってると思う。そういう顔、してるだろ?」


「仮面で顔隠れてます!」


遠くからでも的確なツッコミ。愛菜、さすがだ。


「言っておくが、今日ばかりは最初っからクライマックスでいくぜぇ…!」


早速バックルからメロダーを抜き取り、「O」が3つ並んだアプリに照準を合わせ
て再度バックルに差し込む。


『チェンジ…“オーズ”スタイル』


右手にメダジャリバーを構え、ネガティブに向かって走る。


「ありがたく思え。絶滅タイムだ!」


ありったけの力を込めて叫びながら斬りつける。


俺の楽しいデートを中断してくれた報いは受けてもらわねば。


「おい愛菜!助手なら助手らしくバースバスターで援護してくれないか!?」


「そんなん持ってるわけないでしょ!ちょっと手に入れてくる!」


言うなり愛菜は玩具屋へ。


「それオモチャぁぁぁぁ!役に立たねぇぇぇぇぇぇ!!」


愛菜に対する怒りも斬撃に加算する。


ネガティブ、ごめん。止めるつもりはないが。
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「ギェェェェ!」


「うわぉ!」


なぜか俺を狙って一発ぶちかましてくる。


なんとかかわしたけどスレスレ。ちびっちまうぞ。


「チッ、愛菜!少し離れてろ!」


「御意。」


気づくとすでに数十メートル後ろにいた。あいつクロックアップつかえるんじゃ
なかろうな?


「ギェェ!ギェギェェ!」


2、3発と執拗におればっかり狙ってくる。何か理由でも──


「ギェェェェリア充爆発(ボソッ)ギェェェェ!」


……聞こえなかった事にしよう。


「ギャェェェェ!」


「あ!」


ついにネガティブの拳が俺────のもっていた芋羊羮を捉えた。


へこむ箱。

地面に叩きつけられ、くずれだす羊羮。



………俺の中で何かがキレた。


「愛菜ぁっ!男にはやってはいけないことが2つあるぅ!女の子を泣かせること
とぉ!もう一つ言ってみろぉぉっ!」


「『食べ物を粗末にすることだ』です!」


遠くから愛菜の叫び声が聞こえた。


「そういうこと、だあぁっ!!」


「ギエェェ!?」


怒りに身を任せ、両足で力の限りネガティブを蹴り飛ばす。


変身してる状態でもダメージが入らなかったのに、食べ物の怨み恐るべし。



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相当機嫌を悪くしたのか、足早に店をでる愛菜。追いかける俺。


「なぁ悪かったって。そんなに怒るなよ。」


「おばあちゃんがいってたそうです。『男にはやってはいけないことが2つある
。女の子を泣かせることと食べ物を粗末にすることだ。』」


「いやお前泣いてない。」


「乙女心を踏みにじりましたよ?」


「そんなものが存在したら綺麗に磨いて大切にしまっておくのに。」


「失礼極まりないですね。」


はぁ…とため息つかれた。まぁ今回は俺に非があるかな?


「幹也さんはズルいよ。勝手にドキドキさせといて、そのくせ本人はおちゃらけ
て。」


「え、何そのセリフ。フラグ確立?」


「少なくともさっきの今で恋愛フラグはたちませんよね。」


なんか予想外なセリフ来たから、焦って照れ隠ししてしまった。自分情けないな



「でも…」


「?」


「それでも幹也さんと一緒にいると、私は───」



───ガシャアアンッ!



突如窓の割れる音。続けて人の悲鳴。



ですよねぇ………。


ギャグカテゴリだもんね。仮面ライダーだもんね。


そういう方向進むわけないよね。



振り返ると、そこには案の定ネガティブがいた。



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