やっぱり楽しい固定シングルスピードロードレーサー | クロモリロードで走ろうよ

クロモリロードで走ろうよ

10代の時にはじめて乗ったクロモリロードが、速く、遠くへ、そして楽しく走ることを教えてくれた。 25年以上のブランクのあと、再び愛車に選んだのはやっぱりクロモリロード、そしてロングテールバイクだった。

みなさんこんにちは。今回は昭和スタイルのロードレーサーとシングルスピードの楽しさをミックスしたシングルスピードロードレーサーのハナシをいくよ










昭和スタイルのロードレーサーの楽しさはすでにみなさんもご存じのはず
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今日はロードレーサーの原点、固定ギアのシングルスピードレーサーのハナシをしてみるよ





その昔のハナシ、ロードレーサーってのはシングルスピードで固定ギアだった。
より速く、より安全にレースを走るためにフリーホイール、多段ギアが採用されるようになって、それが現代のロードバイクに繋がっている。
長年かけて、より少ない労力でより速く走れるように改良されていったロードレーサー、確かに楽なんだけどそれじゃあなんか物足りない。時には原点回帰も必要なんだよね。












というわけで、ギアードのロードレーサーからディレイラー一式を取っ払い、固定ギアの後輪を入れたシングル固定レーサーで走りにいってきた
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52x17Tでほぼ3:1のギアレシオは平地はもちろん登り下りもそこそこ走れてしまうから最近のお気に入りだ











町田から厚木を抜けそのままR246を秦野方面に向かう。この道の適度なアップダウンはシングルで走ると意外と心地よいんだよ
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登り坂の手前でちょっと加速して、そのまま惰性で登り切るような走り方をするんだ









ヤビツ峠の入り口の名古木の手前の善波トンネルには旧道があって、ここを通る時はいつもこっちを使う
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車がほとんど通らないから安心してトンネルを抜けられるよ











トンネルを抜けるとすぐに目の前に富士山が見える
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景色のいいところで一休みできるのも車の通りが少ない旧道のいいところだ













R246に沿って旧道があるからなるべくそっちを走るようにした。その多くは細くてカーブや勾配が急だったりするんだけど、固定ロードに乗ってるとかえってそういう道を走りたくなる
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そして今日の目的地はここ。松田山ハーブガーデンだ。新松田の駅から山に向かって激坂の農道を登った先にある。菜の花と早咲きの河津桜が沢山あって一足先に春を感じられる場所なんだ











この見晴らしだ
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車でびゅーっと来てもいいけど、やっぱり自分の脚で来た方が感動も大きいよ











山を降りたらそのまま海に向かって走る
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シングルスピードだから登りはキツイし下りでは脚がクルクルだ













でもね、楽が出来ないからそこが楽しいんだよね
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シングルスピードの楽しさって何だろうかって考えたら、やっぱりバッサリといろんなものを切り捨てたところにあるんじゃないかと思う。速くない、楽じゃない。
でも不思議といつのまにか目的地についているんだよ。漕がないでもペダルが勝手に回ってくれるのが固定ギアのいいところ。疲れていても自然と脚は回ってくれている









シングルスピードで固定ギア。油断して乗っていると危険だし、決して楽では無い。でも平地をメインに走るんだったら別に変速はなくても平気。
速く走るためじゃなく楽しく走る事を考えたらコッチもありだよー