トークリップ&ストラップで昭和スタイル | クロモリロードで走ろうよ

クロモリロードで走ろうよ

10代の時にはじめて乗ったクロモリロードが、速く、遠くへ、そして楽しく走ることを教えてくれた。 25年以上のブランクのあと、再び愛車に選んだのはやっぱりクロモリロード、そしてロングテールバイクだった。

皆さんこんにちはー。今日は懐かしパーツのネタでいってみましょう










現代の「ロードバイク」で絶滅してしまったパーツの筆頭といえばコレ
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トウクリップとストラップ


















80年代前半に当時の最強レーサーだったベルナール イノーがヨーロッパのプロロードレースで使い始めてから一気に流行したビンディングペダル。これが現代の主流だけど
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その前はこんな感じでトークリップとストラップでシューズをペダルに固定していた














現代でも競輪などのトラックレーサーには使われているけど
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ロードの世界ではほぼ完全に絶滅状態。なぜならビンディングの方が快適で便利だから













ビンディングべダルなら足をひねればすぐにペダルから足をリリースできるけどストラップ式はそうはいかない。いちいち手を使ってストラップを緩めてやらないと足が外れない。ストラップ式はがっちりと固定される反面簡単には外れてくれないのだ。















さらにクリップが自分の足にきちんとフイットしていないと走っている間につま先が痛くなる。
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とにかくクリップの位置の調節が非常に手間がかかるんだ。時には足に合わせてクリップを曲げ直したりしてね。















このペダルはシマノPD7400だからクリップ式としては最終期の物。シマノからはこのすぐ後にLOOKタイプのビンディングペダルPD7401が発売された
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このタイプはペダル底面がフラットだからタイトコーナーでも地面にペダルを擦ってしまうことも少なくなった。よくそれで落車することもあったからね。













シューズの裏面にはペダルのプレートにフィットするように溝の入ったシュープレートが固定されている
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ペダルのプレートとこの溝がフィットしてさらにストラップで締める事でがっちりと固定される














ビンディングべダルよりもしっかり固定される反面、簡単には外れないので信号待ちでもペダルから足を外さない事が多い
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だから昔のロード乗りはスタンディングスティルが自然と上手くなった













ストラップはアルフレッドビンダを使うのがお約束。しっかり締めてもストラップが伸びる事がないし変に足が締め付けられて痛くなる事もない
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そして使い古したストラップはスペアのチューブラータイヤを吊ったり輪行の時に使ったりいろいろ便利に使える












久しぶりにクリップペダルを使ってみて、あらためてビンディングペダルってのは便利だと実感したんだけど、昭和の雰囲気がムンムンするクリップペダルも悪くないと思ったよ。不便でめんどくさいんだけど、でもそれがいいってのがあるじゃない。












こんな昭和スタイルの鉄チャリには
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やっぱり懐かしパーツが似合うんだよねー











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