シングルスピードファットバイク(パグスレー)で麦草峠スノーライド その3 | クロモリロードで走ろうよ

クロモリロードで走ろうよ

10代の時にはじめて乗ったクロモリロードが、速く、遠くへ、そして楽しく走ることを教えてくれた。 25年以上のブランクのあと、再び愛車に選んだのはやっぱりクロモリロード、そしてロングテールバイクだった。

その2

湿った雪と薄い空気に悩まされている三馬鹿達
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しかし悩んでるとはいいつつも何か楽しそう




















少しでも乗れる区間があればすぐにこの笑顔
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大変でも苦しくてもそれが楽しいからやってるんだ




















好きなことやってるから押している時間すら楽しめる
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前日の雨という天候のおかげでこの道にいるのは自分達だけ。雨は雪を最悪の状態にしてしまったけどその代わりに誰もいないという最高のシチュエーションを作ってくれた


















楽しい楽しいといいながらも200mも走ったら息が切れてすぐに休憩
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GPSで現在地を確認しながら峠までの距離をカウントダウンして元気を出す。























空気薄くてヘロヘロといいながらも今日の雪チャリはいつもの山チャリみたいな担ぎ上げが無いから楽といえば楽なんだよね。道はフラットだしガレ場とか階段とか無いしね
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まあ、楽とはいってもママチャリ級の重量のあるパグスレーを担いで山を登る事と比べてというレベルですけどね





















大変といいながらもすでに標高2100mに到達した。目指す峠まであとわずかだ
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この辺りからはほとんど勾配の無い路面が続くんだけど路面がグリップせずなかなか前に進まない。がんばって立ち漕ぎをしても逆に後輪のグリップを失ってしまって前に進まない。だからサドルを下げて座り、後輪に荷重をかけながら滑らないギリギリのトルクをかけて進む

















麦草峠の山小屋、麦草ヒュッテの看板が見えてきた。長かった登りもここで終わりだ。
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シングルスピードでのスノーライドは確かに大変かもしれないけど峠に到着した時の達成感だってそれだけ大きいんだよねー




















麦草峠で通年営業している山小屋、麦草ヒュッテに到着。ここは食事や宿泊も出来るので冬場はここをベースキャンプにして雪山登山をする人も多いそうだ
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なんだかんだでゲートからここまで4時間近くかかってしまった。2時間もあれば着くと思ったんだけど、湿った雪であまり乗車できなかった事と写真を撮ったり休憩ばかりしてたからね
















建物の中に入り、まずはノンアルコールビールで乾杯だ。次にジェットボイルでお湯を沸かしカップラーメンを食べる。あー最高の時間だよ
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今日のメンバー、こうやって三人で走るのは初めてなんだけど、なぜか三人ともシングルスピードのパグスレーとロングテールバイクに乗っているという変なところでの共通項。という事は大体の思考回路は一緒ということだね。だから永いこと一緒に走ってきた様な錯覚を受けるんだ。













「雪山に自転車で行く」行く前にみんなに話したらよく分からない様な顔をされた。そりゃそうだ、そんな事が出来るわけないとみんなは思っているからね。でもチャリ馬鹿達はそのはるか斜め上の思考回路を持っているんだ。地球上のどんな所でも走ってやろうというのが基本スタンス。馬鹿と言われればなおさらやる気になる、まさに火に油だ。なんでそんな事をやるのかって?









そりゃあ楽しいからに決まってるよ










次はいよいよ完結編。史上最高の気持ち良さ、茅野駅までの30kmの連続ダウンヒルだ。




完結編につづく