作る楽しみ、固定ロード用のホイールを手組みしよう | クロモリロードで走ろうよ

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10代の時にはじめて乗ったクロモリロードが、速く、遠くへ、そして楽しく走ることを教えてくれた。 25年以上のブランクのあと、再び愛車に選んだのはやっぱりクロモリロード、そしてロングテールバイクだった。




みなさんこんにちは、作る楽しみ満載の当ブログへようこそ。今日は世間では余り需要のない手組みホイールネタをいってみるぜー















最近の自転車業界で流行りなのが「完組みホイール」と呼ばれるパーツメーカーによって完成された状態で出荷されるホイールだ。リム、ハブ、スポークなどのパーツを専用設計出来るので少ないスポーク数で軽量化や空気抵抗軽減がしやすいとされていて、カーボン製のホイールは前後で50万円ぐらいするものまである。
ん?ちょっとまて、そりゃ技術の進歩は素晴らしい事だ、でもおれにはそんなものは必要ないよ。
だって自分で作ったほうが楽しいし愛着だってわくんだからさ






















で、用意するものがこれ
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リム、ハブ、スポーク、ニップル。工具としてはニップル廻し、ドライバー、あとは振れ取り台















リムはアラヤゴールド、本来はトラック用の軽量リムだから、段差もある一般道を走るには耐久性が問題になってくるんだけどスポーク数36本のリムの選択肢がほとんどない現在では仕方がない
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でもアルマイトのかかっていないバフ掛けしたアルミ地肌むきだしのピッカピカのリムは嫌いじゃない













まずはハブにスポークを一本づつ通していく。通す方向が決まっているから間違えないでね
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ハブは新品ではなく使えなくなったホイールからの再利用だ。リムやスポークは消耗品だけれどハブは定期的にグリースアップなどのメンテナンスをしっかりやっておけば長い期間使う事が出来る。


















36本のスポークを全部通し終わったところ。海の中の生き物でこんなのがいそう
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一本づつ互い違いに通してあるんだ




















それを今度はリムに通していく
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リムに通したあとにニップルというネジで抜けないように止める


















ほら、ホイールの形になった。スポークの通し方とか色んなやり方があるんたけど今回は説明省略
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形にはなったけどまだ走る事はできない。この後ニップルを締めていきながらホイールの歪みをとる「振れ取り」という作業が待っているのだ



















ホイールの歪みを調節する為の工具、振れ取り台にホイールをセットして
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上下と左右の歪みを調節していく















振れ取り台にはこうやってゲージがついているから
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すこしづつ調節をしていく
















と、今回はここまで。
新しくホイールを組む時はどんな組み合わせでいこうか考えるのが楽しい。
スポークの太さや本数、そしてテンション、リムの強さなどを選ぶ事で好みの乗り味のホイールを作る事が出来るんだ。そしてさらに作る楽しみもあるのさー








では続きは次回