リムセメント落としには丸刃の彫刻刀を使え | クロモリロードで走ろうよ

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10代の時にはじめて乗ったクロモリロードが、速く、遠くへ、そして楽しく走ることを教えてくれた。 25年以上のブランクのあと、再び愛車に選んだのはやっぱりクロモリロード、そしてロングテールバイクだった。

みなさんこんにちは、いつも主流から外れた事ばかりを扱う当ブログへようこそ

では今日は、チューブラーリムのセメント落としというあまり需要のないネタを








こちらはニジーのカウンタックとペリシェのハブで組んであるチューブラーホイール
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リムセメントはあらかじめ落としといたからそんなに残っていないんだけどもうちょっと綺麗にしたいね















セメント落としの定番商品はVIVAのリムセメントクリーナー
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有機溶剤が入っているから使うときは換気をしっかりしないとキモチよくなっちゃうので注意ね















蓋の裏についているハケで塗り塗りする
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サラッとした液体だから垂れないように注意しよ


















そしてここで彫刻刀が登場。歯の丸みとリムの丸みがジャストフィット
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クリーナーで柔らかくなったセメントが面白いように落ちるのだ













落ちる落ちる
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ぼろぼろぼろ



























真鍮のブラシを併用して残りのセメントを落とす
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真鍮ブラシはパーツの錆び取りにも使いやすいので、
いろいろなサイズを持っているといいね
















出来上がり。大好きな80年代のアルミリムのニジー カウンタック、スポークホールの間には軽量化の為の肉抜き加工がされている
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重量360gだから当時としては標準的な重さだったけど定期的に振れ取りをするのが当たり前だったし、道路のの段差には注意して走らないといけなかったね













現代のアルミやカーボンの完組ホイールは、リムの剛性も高くてホイール全体の強度がしっかりとしているから踏んだだけ前に進むし、多少ラフな乗り方をしても平気だけど残念ながらそのせいで固すぎるんだ
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リムやハブ、スポークの組み合わせがいくらでも選べて、自分好みの乗り味が作れる手組みホイールのほうがやっぱりいいんだよね