16歳の誕生日に原付の免許を取得、そして先輩に誘われるまま、毎週末は大垂水峠に通うという、いわゆるローリング族をやっていました
その後18歳で自動車も取得、興味のあるものは「女とクルマ」という、まあ1980年代当時の若者としては普通のライフスタイルを送っていました
時は流れ若者も立派なオヤジになり、お腹の出具合もちょっと気になりだしてきて、そんな時に書店で目にしたのが月刊誌「サイクルスポーツ」でした
ええ、もう夢中で当時のことを思い出しましたよ、チャリ小僧の頃は毎月20日の発売日がなんと待ち遠しかったことか
で、オヤジになった今、誌面をめくってみると、ああもう浦島太郎状態
なに?スプロケが10段? STIってなにそれ? カーボンパーツ? クリンチャータイヤってWOタイヤとなにが違うの?
はいもう疑問が山積みでしたよ
小学校6年生の時に親に買ってもらったドロップハンドルのサイクリング車がミヤタの黄色い「カリフォルニアロード」それにトークリップつけたりキャリアとドロヨケ外したりしてロード風にカスタムを楽しんでた
で中学3年の時に片倉シルクの白いロードレーサーを買ったんです
ミヤタも片倉も今はもう自転車作っていないね、他にも富士、山口、ツノダたくさんのメーカーがあったように思う、リムメーカーのアラヤまで自転車作ってた、そう当時の日本は今よりたくさん自転車を作っていたんですよ
片倉シルクのクロモリロードでどこでも行った、どこまでも行った、転んだ、雨に濡れた、雪の中走った、キャンプした、ヤビツに行った、そう何でもやったなぁ…
思い出に浸りながら「サイクルスポーツ」をめくっていると
フレームはアルミかカーボン製が主流でクロモリフレームはもう時代遅れ?
おいおい、おいらの青春を全否定かよ?
なんか心の底にむらむらと闘志のようなものが湧いてくるのを感じたんです。
つづく
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