ICUで彼の家族と一緒に居るのが
だんだん辛くなってきた。
先に待ち合い室に行きます
と言ってICUをあとにした。
私は待ち合い室に行かず
私の親友へ電話した。
誰かに話を聞いてほしかった。
誰かに泣きつきたかった。
彼の家族は私のせいだと思ってる
この病院では
私の味方は誰もいない。
孤独だった。
ひとりぼっちだった。
両親に電話すれば間違いなく
私の味方なのはわかってた。
だからいつも冷静に私が間違ってることは
間違ってるって言ってくれる親友に
話を聞いてほしかった。
いつもはなかなか電話に出ない私の親友。
電話をかけても2.3日して
あの日の電話はなんだったのー?
なんてのんきな大親友。
あ、そういえば彼が倒れてすぐにラインで
連絡してたな
そんなことを考えながら電話をかけた。
すぐに出てくれた。
親友の声聞いただけで
涙が止まらなかった。
私はずっと
うぅぅっ。。涙
って言ってた。
説明なんかろくにできなかった。
大丈夫?
親友の声もなんだか震えて聞こえた。
私はいつも強がってなかなか周りに弱いところを見せない。
泣くことなんて見せたこともなかった。
そんな私が泣きながら言いたいことも言えずにいたのを
親友は察してくれて
ゆっくり時間をかけて話を聞いてくれた。
一部始終を話終わって
少し落ち着いた。
親友には結婚式のスピーチをお願いしていた。
そのことを謝った。
結婚式するって言ったのにこんなことになってしまって本当にごめん。。
先が今なにも見えん。
スピーチお願いしたのに本当にごめん。。
今日起こったことは
夢じゃないんでなぁ。。
これって現実でなぁ。。
現実なんよなぁ。。
また涙が溢れてしまって喋れなかった。
親友は
何かあったらすぐ連絡して!
夜中でもいいけん!
○○(私)ちゃんが気をしっかりもつんで!
ごめん。
ありがとう。
また連絡する。
そう言って電話を切った。
待ち合い室へ戻ると
彼の家族が居た。
抱えきれないほどの重圧を感じた。
お母さんはそこでも
なんで○○(彼)がこんなことになったの。
その言葉をまた何十回も繰り返していた。
そしてまた私に
本当に前兆はなかったの?
なにかあったでしょう。
言いたくても言えてなかったんじゃないの?
もうやめてくれ。
そう言いたかった。
叫びたかった。
だってお母さんがそう思うように
私だってそう思ってたから。
彼が搬送されたのは
彼の実家から3時間。
彼は転勤して独り暮らし
病院から40分の場所に住んでいた。
私は自分の実家から病院だと2時間半かかる為、その日から彼の独り暮らしのアパートで生活することにした。
その病院は家族も宿泊できないため
彼の家族は3時間かけて帰っていった。
私も彼の家族が帰ってから病院をあとにした。
帰り道
真っ暗でどうやって彼のアパートについたかは
もう覚えていない。
まだ現実を受け入れきれず
魂をもっていかれた
気分だった。
アパートについて
彼が倒れ込んだベッドを見て
あの時の事が鮮明に甦ってくる。
頭をかかえ
泣きわめいた。
何時間たったかな。
朝だった。
私の職場には
彼の命が2週間もつかわからないから
2週間休みがほしいといってあったので
一睡もせず
お風呂にも入らず
病院へ向かった。
面会時間は14時~なのに
少しでも長く一緒に居たくて
11時に病院へ着いた。
待ち合い室にある電話からICUへ電話した。
ちょっと早いのですが○○と面会をしたいのですが。。
電話応対した看護師さんが言った。
○○さんとのご関係は?
そういはえば家族しか面会できなかった。。
えっと、
あのー、
婚約者です。
少々お待ちください。
。。。。。。。。。。。。。
どうぞお入りください。
良かった。。
そう思い彼のところへ。
ICUへ入るとベテランふうの看護師さんが
基本的にはご家族だけで、
職場関係の方々もお断りしてますが、
婚約者さんなのでいつでも大丈夫ですから
心配なさらないでくださいね。
その看護師さんの言葉に涙が出た。
14時~の面会で11時に来た
まだ籍にも入ってない私に
そんな優しい言葉をかけてくれるなんて。
私の気持ちをわかってくれているように感じた。
嬉しかった。
私は彼の頬をなでながらたくさん彼の名前を呼んだ。
本当は手をギュッと握りたかった。
でも腕にはたくさんの針が。
手を握って動かしたらきっと
痛がるだろう。
そう思った。
彼の顔はただ眠っているように見えた。
頭や腕にはたくさんの針とチューブがつながっている
痛いはずなのに
苦しい顔じゃなかった。
それだけ意識がないってこなんだな。
そう考えるだけで
私の胸は針が刺さったように痛かった。
でも私なんかより彼の方が何百倍も痛いんだろうな。
彼の名前を呼び
彼に何度も謝った。
私が○○(彼)をこんなふうにしてしまったんだね。
私はどうすればいい?
どうしたら許してくれる?
何か言ってよ。
ねぇ○○(彼)。。
ねぇ何かいってよ。
いつもみたいに笑いながら
○○(私)はなんも悪くないよって言ってよ。
今までの思いでが頭のなかでごちゃごちゃしてた。
彼と付き合うきっかけは
私の一目惚れ。
同じショッピングセンターの中で
隣のお店に彼はいた。
どうにか近づきたくて
私のお店と彼のお店の従業員全員で飲み会をしようと持ちかけた。
快くOKしてくれて
飲み会では私の気持ちを知っている従業員が
彼の連絡先を聞いてくれた。
そして帰る方面が一緒だったから
二人で一緒に帰った。
タクシーの中で
今度は二人で行きたいです!
って伝えた。
でも彼は私が酔っ払ってるから相手にしてくれなかった。
でもどうしても好きだったから
彼が仕事で残業の日は彼のお店の電気が消えるまで私も残業した。
彼のお店の電気が消えたら
私もそそくさ自分のお店の電気を消して
偶然を装おって
一緒に帰るキッカケをつくった。
それからは毎日一緒に私の車で帰った。
彼は当時免許をもっておらず電車通いだった。
交通機関が充実してたところに今まで居たから免許はいらないって言ってた。
免許を持ってなくても何も思わなかった。
だって毎日一緒に帰れるんだから。
そんな楽しかった日々を彼と過ごしてきた。
くも膜下出血④ |n@n@のブログ
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