例えば東京をはじめとする本島では誰かと話す時
「○○さん、ちょっと聞いてよ~」とか「××さん、この間ね…」とか
会社では「△△部長、書類作成終わりました」などなど…
日常会話ならさん付け、会社で働いていたら苗字+役職で呼ぶことが一般的だと思います。
が、神津島ではちょっと違っています。ではどう呼ぶか?
相手が男性なら名前+兄(にい)
相手が女性なら名前+姉(ねえ)で呼びます。
例えば「佐藤幸介(さとう こうすけ)」という名前の男性がいた場合
「佐藤さん」ではなく「こうすけ兄」「こうちゃん兄」という感じで呼ばれます
また女性で「田中春菜(たなか はるな)」という場合は「田中さん」ではなく
「はるな姉」「はーる姉」という呼ばれ方をします。
語呂がいい場合は上記の「はーる姉」のように
名前の最初の2文字、2文字の間を伸ばして呼ぶこともあります
あとは50代、60代くらいの方に「名前の頭の文字+坊+兄」で呼ぶことがあります。
例:まさし ⇒ まー坊兄
さらにこのような呼び方、会社や職場でもします。
本島では「佐々木 竜太」という部長について、新入社員が呼ぶ場合は
「佐々木部長」だと思いますが、神津島では「竜兄」と呼びます。
本島から来たはやはり名前+兄、名前+姉で呼ぶことに最初は違和感があるようですが
3か月もたてば島での呼び方をしている方がほとんどになります。