政府の秘密組織の手足として、武力を伴う特殊活動を行うエージェント xXx (トリプルX) が作戦中に死亡。長官(サミュエル・L・ジャクソン)は新エージェントのリクルートを開始。作戦行動中に隊長(ウィレム・デフォー)の不合理で非情な命令に背いたとして服役中の特殊部隊出身の男(アイス・キューブ)に白羽の矢が立つ。
当初は協力する意思を見せない男だったが、自分を窮地に追いやった元上官が政府上層組織に食い込んでおり、大統領暗殺後クーデーターにより政権転覆を狙っている事を知り、新XXXとして彼の野望を止める
ために暴れ始める…
エクストリーム・スポーツと火器アクションを組み合わせ、ヴィン・ディーゼルの魅力もあってスマッシュ・ヒットした前作「xXx」の続編(もっとも前作目玉のアクション・シーンはプロの手によるスタントにCGで顔挿げ替えですが)。ハリウッドでは、フランチャイズを狙える大型作品は、監督や出演者に続編契約への縛りを入れるのが常套(でないと、過去カート・ラッセルが「エスケープ」シリーズでやらかしたように、「だってみんな俺を見に来るわけだし」とかゴネて出演料を理不尽に吊り上げてくる)。この作品には第1作がそれほど売れると思ってなかったのか、主演は別の映画の方が面白いとプロジェクトを降り、監督も交代。作品コンセプトも変わった、設定だけ借りた別作品のようになってました。(コレって過去量産されたホラーの続編クソ映画のパターンだなぁ)
まずまずの作り込みに思える脚本も、アクションもそれなりにちゃんとはしているのですが、コレ、という突出した売りが見当たらないのが弱点かも?アイス・キューブによる新xXxも、凡庸なキャラ付けで、前作ディーゼルのような魅力は感じられず。途中、色仕掛けのトラップにハマり窮地に立つシークエンスなんかは、なかなか面白く見れました。一方サミュエル・L・ジャクソンは相変わらず自信満々で見ているだけで楽しい。
お金はかかってそうなアクションも、全体に「雑」「大雑把」という印象は払拭できず。(演出のリー・タマホリ監督、「007 」は巧さが光っていたのになぁ) それでも最近のハリウッド流に、それなりにちゃんとした出来に仕上がっている点は流石。観劇には大画面と大音量のアシストが欲しい所で、そういう意味では映画館で見る価値のある作品と言えるのかも?
個人的には嫌いじゃないので、なんだかんだと文句を言いつつ、しっかり楽しんできたのでした。
IMDb: xXx: State of the Union
Official Site: Sony Pictures









