私の生まれ育った1960年代は、決して物が豊富にある社会ではありませんでした。しかし、子ども心に自分が貧乏だとは思っていませんでした。周りも皆んな同じ生活水準だったので、物が無いことが寧ろ普通だったのです。
私が生まれた時、父親は既に他界していました。だから、母親が外に働きに出て、祖母が母親代わりをしてくれました。当時、私と同じ環境の子どもは何人かいましたが、片親ということで、いじめられたり、偏見を受けたりしたことはありませんでした(少なくとも、私の耳には…😅)。
今思えば…母親と祖母は日々の生活に追われていた事でしょうが、子どもの私にはすこぶる居心地の良い家でした(祖母と母には感謝の言葉しかありません)。祖母は既に天国に行きましたが、幸い母親は92歳の今も元気でいます。目も耳も鼻も…そして肝心な頭もしっかりしており、これも有り難い事だと思っています。スープの冷めない距離に住んでいますが、月に何度か、一人で電車に乗ってデパートに行く事を楽しみにしているようです。流石、昭和一桁生まれは凄いです。
当時、子どもの頃の私にとって、最も重要なことは、友達との遊びでした。今も昔も、子どもの生まれつきの本質は変わってないと思っています。寧ろ変わったのは大人の方で、もし、今の子どもが変わったとすれば、それは、大人が原因だと思っています。子どもは大人の鏡とはよく言ったものだと思います。
…と言うことで、次回は、子どもの頃の交友関係と当時の子ども社会のルールをご紹介します。