専修大学で講義 | 写真家・小澤太一の『logbook』

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小澤太一のなんでもない毎日の記録集

ダンボールの中から今から22年くらい前に作った『卒業制作』が発掘されました。

中身を見たいような、そっと箱に戻したいような…。

という投稿をFBに出したら、思いの外、『中身を見たい!』という反応があってびっくり!

しかしこういう時に中身を見せても、

『さすが!』となる可能性はほぼゼロなのを僕は知っています(笑)

 

ちなみにこの卒業制作に対して、なぜかこんな賞をもらいました。

今となってはニチゲーは当時、くじ引きとかで賞を決めていたのではないかと思ったりも…

そんな疑惑が出てくるほどの卒業制作の内容でした(涙)。

 

ということで過去の写真を探していたのは、じつは今日から専修大学で約2カ月、

計7コマの授業を担当することになっていたからなのでした。

 

写真学生ではなく、ジャーナリズムを志している学生さんに対しての講義です。

今日のお題は……

コザワ少年が写真を始めた頃のこと、高校生の時のこと、ニチゲーに行っていた時のこと、

そこから駆け出しのカメラマンをやりながら作品作りでいろいろ悩んでいた時のことなど、

もう気軽に延々と話をしました。

もちろんアシスタント経験のことなども含めて、就職の問題、写真で生きていくということ…

目の前に座っている大学生と近い年齢の時に何を思っていたのか…

そしてどういう話を聞いたら彼らにとって役に立つのか??

母校のニチゲーで話したり、また写真に興味をもっている高校生に話すのとは違い、

今日の学生さんは、写真を専門にする人たちではありません。

だから、講義の内容についてはかなり悩みました。

というか、いまだに答えが出ていません。

難しい授業です。

 

ただ、『写真』というツールを用いることによって、どういう視点が生じるか…など

まぁ、役に立ったのか立たなかったのかよくわかりませんが、とりあえずやっと1コマ終了…。

まだ6コマも残ってるので、これからしばらくは毎週CP+がある気分です。

今日1コマ終わっただけで、もはやヘトヘトですから…。

これが毎週続くのか、と思うと……というか、最後まで走りきれるかなぁ。

 

そういえばこの前の写真展の時に、ニチゲーの先生に授業の素材制作のことについて聞いたら、

『丸三日授業のネタを仕込んで、1コマ話したらあっという間に終わりだよ』って(汗)。

あぁ、これから二ヶ月間は一睡もできませんね(笑)

しかしうれしかったこともありました。

最後にリアクションペーパーっていう、学生さんに文字を書いてもらう課題を出したんですが、

これがたくさんのことが書かれてあり、役に立ったのかどうかはわかりませんが、

なんらかの熱量みたいのは伝わったのではないかな、と少し期待しています。

専修大学のみなさん、あと6回、どうぞよろしくお願いいたします。

 

そしてこんな講義、どこかのイベントで話す機会があったら聞いてみたいですか?

全然いい写真を撮るための役には立ちませんが(笑)。