『いつものみち』最終日 | 写真家・小澤太一の『logbook』

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小澤太一のなんでもない毎日の記録集

ついに写真展最終日!

昨日のギャラリートークの疲れもあるのか、モロッ子は会場に着くなり床で寝ちゃいました。

その様子をみんなで撮影したり、眺めたりして楽しんでいました。

 

時々は日本カメラを持ってきていただい人へ、サインも描いたりしました。

いつものサインではなく、今日のサインは大爆発しています。

 

それにしても、よくこの状態で寝られますねぇ〜。

日曜日とあって、オープンと同時にとても多くのお客様が来てくれて、

いつもこんな感じで途切れることもなくバタバタしていたので、

ゆっくりお話できない人もたくさんいらっしゃって…どうもすみませんでした。

写真集『いつものそら』は、常に誰かが見てくれている状態となっていました。

時にはハンカチ片手に涙を流しながら見てくれた人も何人かいらっしゃいました。

 

僕が今まで作った写真集の中で、間違いなくダントツ一番人気の本でしょう。

366ページ&3.6kgの写真集…

これだけ重いとこれから気軽にどこかに持っていくこともできないかもしれません。

今のところ、世界に1冊だけの写真集です

 

そして『いつものそら』はこれから3冊は印刷するつもりです。

●小澤家の保存用として1冊

●おじいちゃん家にプレゼントとして1冊

●モロッ子の嫁入り道具として1冊

 

でも、その後はどうするか、まだ決めていません。

ドリラボ業界としても今まで作ったことがないようなボリュームの写真集。

制作単価を考えても、販売するとしたら5万円を下回ることはないでしょう…

それでも『いくらでも買うのでゆずってほしいなぁ』とか

『販売することになったらまずは教えてください!』って言ってくれる人が

想像以上にたくさんいらっしゃったのは驚いております。

作家としてはみなさんが欲しい本を作ることができた…というのはうれしく思います。

 

また、『この本はコザワ家に1冊だけの方が、いろいろいいと思う…』と

話してくれる人もいて、それも間違いなく、理解できるご意見でもあります。

 

あの本を見てくれた人はわかるように、とても私的な写真集でもあるからです。

 

今後、この『いつものそら』の販売についてはどうするかはわかりません。

どちらかで結論を出すかもしれないし、

ひょっとしたら出さない…いや、出せないかもしれません。

 

でも、これを一緒に作ってくれた、盟友・三村漢さんにまずは感謝せずにはいられません。

販売するかどうかもわからない本に、多大な時間と労力を割いていただきました。

また今まで誰も作ったことがないようなボリュームな本を、

できるかどうかの検証から初めて、写真集もしっかり印刷&製本してくれた、

ジャパンクリエイト・星野さんにも感謝しています。

そして印刷関係、その他もろもろ、いろんな部分でサポート協力してくれた、

キヤノンの越山さんはじめドリラボチームのみなさんにも感謝です。

 

いろんな人の助けがあって、この1冊ができあがりました。

 

そして、会場であの本を見ていただいたみなさんにも、あらためて感謝です。

写真も写真集も、見てもらってこそのものです。

見てくれた全員のお名前をここに書きたいくらいです。

 

いつかモロッ子が大きくなったら、この2019年の夏、こんなことがあったんだよ…と

ゆっくり教えてあげたいな、と思います。

 

 

 

 

さて、最後のお客様がお帰りになられた後は、展示された49枚の額から写真を取り出して

ストレージボックスに収納していきます。

このストレージボックスを次に開けるのはいつになるのでしょうか?

今回の展示されたプリントを見て、どう思うかなぁ…。

モロッ子と一緒に、それを見るのが楽しみですね。

 

まるでタイムカプセルみたいです。

 

 

 

ということで、6日間の写真展でしたが、とても多くの人にご来場いただけました。

本当にありがとうございました!!

3ヶ月連続で写真展をやって、今は僕も真っ白となっています。

これからまた写真修行に励み、みなさんに見ていただける作品を作りたいと思います。

 

引き続き、小澤太一を…そして娘・小澤空のこともあわせて、

どうぞよろしくお願いいたします。