『山岸伸』という男 | 写真家・小澤太一の『logbook』

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小澤太一のなんでもない毎日の記録集

グラビアカメラマンの大巨匠、山岸伸さんとお会いしました。

伸さんとこうして直接お会いするのは、たぶんまだ10回も無かったと思いますが、
僕がまだ写真を始めたばかりの頃から、
『CAPAの表紙を撮ったりしているカメラマン』として
その名前だけは存じ上げておりました。

僕が写真を始めてからもう四半世紀が過ぎているのに・・・
その頃トップを走っていた人が、今でもトップを走っているこの凄さ・・・

僕は伸さんが写真が抜群にうまいから大巨匠だし、
今でも第一線でバリバリ撮ることができるんだろうと思っていました。

だけど、今日、お会いして写真の話やたわいのない話をいっぱいさせてもらって、
そしてお酒を御一緒させてもらっているうちに、
それはちょっと違うんじゃないかと思いました。

誤解を恐れずに、ブログにいろいろ書いちゃうと、
【山岸伸】という男は、いろいろ気持ちがいいなぁ~と
我ながら勝手に思ってしまったのでした。

話をしていても豪快で裏表がなく、
いえ、ホントはもっといっぱい裏もあるかもしれませんが(笑)、
とにかく上辺の話(?)だけじゃなくいろんな話をしてくれるし、
僕なんかのペェペェにも心配りが半端じゃなく、
飲みに行ったお店でも店員さんと気さくに話していて、
しかもちょっぴり繊細なところもあり、、、

なんというか、とても『人間くさい』!?

写真がうまいかどうか・・・なんて問題以前に、
すでに『【山岸伸】と一緒に仕事したいな』・・・
そう思わせるなにかをお持ちでした。

その上、あの写真の上手さですからね。
そりゃ、今でも、そしてこれからも第一線を走っていて当然だなぁ、と感じました。

写真界に『上司にしたい写真家』というアンケートがあったら・・・と考えると、
上司にしたい人と、絶対に上司じゃ嫌な人の(?)半々にスパっと分かれそうですが、
間違いなく伸さんは上司にしたい・・・いや、部下でいろいろ学ばせてもらいたい・・・

10年ちょっと前、アシスタントをやっていた身としては
当時のことをいろいろ思い出した夜でした。

僕よりふた周り以上の大巨匠・・・

今日は『ごっつぉ~さんでしたっ!!』