御破算 | 写真家・小澤太一の『logbook』

写真家・小澤太一の『logbook』

小澤太一のなんでもない毎日の記録集

年に数度、いろんなことを御破算にして、
ゼロからスタートしたくなる気分になります・・・

ちょうど今、その時期の真っ只中。

あっ、これは『人生』ではなく、『カメラまわり』のことについてなので、
特に深い意味は無いですよ。非ぬ詮索は不要ですにひひ


家の防湿庫や仕事部屋の隅を見ると、使わないカメラやブツがゴロゴロ・・・
ひょっとしたらいつか使うかも、なんてアクセサリーもゴロゴロ・・・
いつか見るかもしれない資料や本もゴロゴロ・・・
まったく開ける機会がない引き出しも・・・(汗)

きっとこれらは全部、無くてもいいもののはずだ。

それをバァ~ンと燃えないゴミの日やフジヤカメラなどで処分してしまいたいぐらいです。



そんな話を、写真家の大先輩である、森谷修さんと話してきました。

森谷さんは先輩らしく、この御破算問題についての
思い切りの良さには今までも目を見張るものがありました。
小澤太一の『ホントはUNHAPPY DAYS 』
一時期は10台持っていたライカを、今では2台までに数を減らしたそうです。

『新しいものを吸収しようと思ったら、古いものは捨てなければならない』的なたとえを
よく見聞きしますが、それにしても森谷さんのカメラの出入りは僕の理想です。

僕も森谷さん並に機材を買ったり処分したりできたら、
どれだけ気分がいいことでしょう。

『機材が揃えば揃うほど、写真の腕が上がる』とは大間違いですが、
なかなかそれに気がつかない・・・のか、
はたまた機材に頼ってしまう・・・のか。

御破算問題については、僕自身、もう少しじっくり考えてみる必要がありそうです。


ちなみに森谷さんは現在、目黒にあるギャラリーコスモスで開催されている
グループ展『SABADO』に写真を展示されています。
詳しくは【ココ】をクリック。
31日までなので、ぜひ見に行って、御破算問題について聞いてみてもいいでしょう。

運がいいと、ライカを売ったお金で買った(かもしれない?)日本酒を飲んでいる
森谷さんにお会いできるかもしれませんよ~にひひ

そうでなくとも、会場で写真を見てもらえば、
良質のモノクロプリントがどういうものかを感じられるはずです。

今日は写真学生時代の、ライカM5と35mmレンズだけしか持っていなくて、
それにモノクロフィルムを詰めてどこでも撮っては自分でプリントしていた時代を思い返して
『あの頃はよかったなぁ~』とオッサンくさい気分を満喫しました。


【今日見た写真展】
425:『SABADO the 4th Branch “花木の還暦祝い”に写真展!!』<ギャラリーコスモス>
426:『猫を数える』<PGI>
427:『中世光影』鎌田康二<オリンパスギャラリー>
428:『水と緑と太陽のまち』山崎弘義<アイデムフォトギャラリーシリウス>
429:『揺々木』もりやしんいち<HCLフォトギャラリー>
430:『晩會』平松伸吾<蒼穹舍>
431:『富士 悦びとの出会い』戸塚綾子<フォトギャラリーキタムラ>
432:『COSPLAY』鴛渕仁俊<プレイスM>
433:『平行線』小池麻実×西村彩華<プレイスM>
434:『あわせ鏡』<Roonee247>
数字は4月から見た写真展の数です。