時々訪れる公園の道沿いに
アジサイが
花を咲かせています。
ずっと昔から日本に自生している
「ガクアジサイ」です。
これはよく見かける
「ホンアジサイ」
ガクアジサイを品種改良したもので
花は中に隠れて見えません。
ガクアジサイはいつも
美しい飾り花を
空に向かって広げていますね。
飾り花をよく見ると
小さな花が咲いていますが
雌しべが退化して
生殖機能を持たないそうです。
ではなぜ
この飾り花があるのでしょう?
それは
受粉させる虫を
呼び寄せるため
なんです。
きれいな花がここにあるよ
と、虫たちを誘い込む
言わば花の看板のようなものです。
それに釣られてやって来た
マメコガネ。
ハンゲショウ(半夏生)の花は
白くて細長く
地味であまり目立ちません。
さてどうする?
そうね、
花の咲いている下の葉に
白くお化粧を施して
花をもっと
際立たせてみようかしら?
それに惹かれて
小さなハエやハチたちが
やって来ました。
「まだウラがあるだろ?」
実は葉が白くなるのは
虫に受粉をしてもらう必要のある
開花時期のみ。
花が終わると葉は
元の色に戻ってしまうのです。
まるで
用が済めば
虫との関係もこれまでよ
と言わんばかりの冷ややかさ(^^)