【東京都写真美術館】
「野口里佳 不思議な力」

開催中~2023.1.22(日)までの展覧会

 

長い期間の展覧会でしたが、閉幕まで1ヶ月をきりました。ぐるっとパスで入場できました。

 

水中や高地、宇宙などの未知の領域と人間との関わりをテーマにしてきた"写真家 野口里佳" の展覧会。近年では、日常や周囲で起こる現象や光景が描かれ、写真や映像のもつ”不思議な力”とは?

 

※チラシやパンプレットからの画像

 

下矢印《潜る人 #1》 1995年 作家蔵

⇧写真家として広く認められるきっかけとなる1995年撮影のシリーズ。

 

ある日たまたま潜水服を着て海へ向かう人の姿を見て興味を覚える。「初めてダイバーに出会ったのは冬の日。その姿は月へゆく人のようで不思議だった」。

〈潜る人〉は日常の延長に未知への扉が開かれている。「月へゆく人」に付いていった野口が、その時にたどりついたのはダイビング・ プールの底。

 

その20年後〈海底〉で野口は初めて夜の海に潜る。

 

下矢印《海底 #1》 2017年 大林コレクション

⇧夜の海底に降り立って「〈潜る人〉の時には、たどりつけなかった海の底にようやく到着した」と野口は感じたと。人工の光がまるで太陽か月のように、暗い海底を静かに照らす。

 

一つの長い旅の入り口と到達点のように、〈潜る人〉シリーズと〈海底〉シリーズからの1点を並べて展示されていました。

 

こちらの展覧会では、一部作品のみ撮影OK

 

下矢印《不思議な力 #8》 2014年 アマナコレクション

〈不思議な力〉シリーズは野口の父が愛用していたオリンパスペンFで撮影📸

スプーンを握る手は娘さんの手うさぎのぬいぐるみ とても神秘的乙女のトキメキ

 

 

 

その他、亡くなった野口の父が遺したネガをプリントした家族写真が展示されていました。〈父のアルバム〉 2014年/2022年

カメラを通して子供に向けた父の目。愛情を感じますラブラブ

 

最新作

下矢印《ヤシの木 #3》 2022年 作家蔵

 ※ チラシ写真

(2022/10 撮影)

↓公式サイト