先日、マナビオカフェで臼井頼子さんの子育て講座を受けてきました
私は子育てというのはほぼ終わりかけてるけど、
なんか自分の子育てを振り返りたかったのよねー
で、講座後のランチ会で
中学受験の話になりました
臼井さんのお話では、
中学受験というのは、子どもからやりたいというのは少なくて、
親がさせたいと思う動機が多いそう。
自分からやりたいというパターンは
「友達が受けるから自分も」というのがほとんどらしい
それを聞いて、
「あー、ここでも私は変わり者だった」
と思いました
以下、興味のある方のみお読みください。
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【私が中学受験をした動機】
私は、祖父が読んでいた本をたまたま拾い読みした。
その中に中学受験の話が出てきて、そこにかかれていた
志望校受かるぞー!おー!というような
ハチマキして勉強するというのに、とても魅かれた。
でも、私が最も心惹かれたのは、
そこではなく、
昭和の時代に、灘中にたくさんの合格者を輩出した塾のことを書いた
入江塾の秘密
という本に書かれていた↓↓ のことだった。
その塾では、
スランプに陥った生徒に必ずさせることがあった。
それは
「トイレ掃除」
入江塾では、それを「便掃」と言った。
来る日も来る日も勉強は一切させず、トイレ掃除だけをする。
便器も床も素手でピカピカに磨く。
「なんでこんなことしなくちゃいけないんだろう?」
と思いながらしぶしぶやっていた生徒たちも、
何日か経ったころから、夢中で便掃をするようになる。
その変化が見られた時に、勉強に復帰させると、完全にスランプから脱し、
飛躍的に成績が伸びるのだそうだ。
私は、その本のこの部分にわくわくして、
私もやりた~いと思ったのだった。
・・・・・・・・と、ここまで書いて、私ってほんとに変わり者だよなぁ~と改めて思う。
だけど、それと同時に「わたしらしいな」とも思っている。
わたしは、あのころから、精神性を求めていたのだった。
何か物事に取り組むとき、
その背後にあるもの。
それをすることの意味だとか、そのことの価値だとか、その行為のその先にあるもの。
そういったものを知りたいと思っていたのだ。
何かを一生懸命やることでしか見えない世界をしりたかったのだ。
でも、残念なことに、塾に通うことは親の許可が下りず、私は自力で勉強して中学受験をした。
まあ、それはそれでよかったと思っている。
私が求めた「受験の精神性」は、たぶん入江塾に入らなかったら、経験できなかったかもしれないから。
そして、独学での勉強も、けっこう楽しかったから。
でも、そんなことを他の人にはいえないから、
第2の理由の
「電車通学がしたかった」
と
「セーラー服が着たかった」
という説明をしてたけどね。