昔、寒中には「寒餅」と呼んで、必ずお餅や粟餅をついていたと両親が話してくれました。
この時は、餅として食べるのではなく、乾燥させてカキモチにして食べるんです。
昔、母がカキモチを作っていたのを覚えています。
過日、寒の入り。
粟を炊き、カキモチ…ではなく
「粟ぜんざい」にしていただきました。
なめらかなこし餡に、
黄金色の粟。
もぉ大好きなんです!
うちの粟餅は、餅米なども混ぜず、
粟のみで炊きますから、風味も豊かでね。
本当に美味しい。
身体も温まります。
粟餅の作り方は、とても簡単。
水加減など結構アバウトでもなんとかなってしまいます
粟を1カップを洗い、塩を加え
2カップ弱の水に浸水します。
強火で沸騰させ、その後弱火で13~15分。
ふっくらと炊き上がったら、一度底から混ぜそのまま蒸らします。
もし水分が多いようでしたら、水分を飛ばすようにしゃもじで、底から混ぜながら火にかけてください。
好みの加減で火を止め、
蒸らして出来上がりです。
熱々の漉し餡をとろりとかけていただきます。
※漉し餡のお砂糖の分量は、
乾燥時の小豆の重さの80%ぐらいが、私のオススメです。
今朝の京都の寒さは、幾分やわらいでるように感じました。
寒の明けを指折り数える毎日。
暖かくして、穏やかな一日を…。
寂綾-jakuryou-