サルベージ・マイス | ダイス・クエイドのブログ

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書きたいことを、書きたい時に書いていく予定です。

広島を舞台にしたヒロインアクションといえば、神宮寺真琴三部作を筆頭にしたイチエンポッポさんの作品群が真っ先に思い浮かびます。


が、同じように広島を舞台にしたヒロインアクションがあります。それがこれ!

『サルベージ・マイス』

注目はしていたのですが、なかなか観る機会がなく、先日ようやくDVDを入手して鑑賞しました。


話の展開は、細かく観ていくと少し無理があると感じる部分がないわけではありませんが、整合性がとれていると思います。

 

呉で撮影したと思われる瀬戸内の海。市電の中や広島のテレビ局を舞台にしたアクション等々地域特性もバッチリ生かしていて好感が持てます。


これ以上あらすじと概要は敢えて細々と書きませんが、気になる点をいくつか書いてみたいと思いますが……。

 

以下個人的強い思いを書いています。サルベージ・マイスを視聴予定の方や、私の個人的思いに付き合いきれない方は、これから先を読まないことを勧めておきます。

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1. アクション
これは申し分なしですね!

主演扱いとなっている谷村美月さんのアクション。吹き替えがあったかどうか微妙ですが、仮にあったとしても、さっと見てわからなかったので、合格点と言えるでしょう。
彼女のアクションシーンは基本的にマスクで目元を隠していますから、吹き替えはやりやすい設定ですから、吹き替えがあった可能性は充分にあります。


一方、ほぼ主演扱いと言っていい、長野じゅりあさんのアクション。
こちらは空手をされている方だけあって、素晴らしかったです。
キレのある動きもそうですが、闘う時の鋭い目つきが最高でした。とにかくカッコイイ! この一言に尽きます。


ただ残念だったのはクライマックスで闘う長野じゅりあさんの衣装です。

いくら何でもジャージは無いでしょう!  

サルベージ・マイスとして闘うなら谷村美月さんと衣装を揃えるべきでした。

 

そんな都合よく衣装を揃えられるわけがない!?

そりゃそうです。でもね、あのマスクを揃えているわけですよ。ほら!

マスクを揃える位なら、いっそ荒唐無稽と割り切って衣装も揃えましょうよ!

 

アンパン派の視点ならば、あのジャージなら空港でのシーン同様空手の道着の方がずっと良いと思うことでしょう。

道着以外で動きやすさを考えてるなら、ジーンズのようなパンツスタイルでも良かったと思います。

ジャージはね、安っぽく見えてしまうので、

“魅せる格闘アクション”としては不向き

だというのが個人的な強い思いです。あくまでアクションの練習用にしてください!

 

スカートを翻して闘うのが好き! という方の視点ならば制服姿もありだったと思いますが、クライマックスの激しい動きでは難しかったかもしれません。

 

 

 

2.悪役の設定ミス


悪役のとなる国際窃盗団。


あのね~、ボスが白人男性で手下が全部日本人。これのどこが国際窃盗団なんですか!?

キャストの都合上、手下が日本人になったのは仕方ないのかもしれません。ただ

 

ボスが白人男性。この考え方が古すぎるんですよ!!

太平洋戦争終結の爪痕が色濃く残っていたであろう昭和30~40年代ならいいですよ。


力道山が白人レスラーを倒す様子を見て、当時の日本人は戦争に負けた悔しさを晴らしていた

なんて話も聞いたことありますから。

でも今の時代に白人を悪者にしてそれが倒されることに快感を覚える日本人なんて少ないはず。


国際政治の社会では白人が正しいみたいな面が目立つこともないわけではないですが、外国からの観光客とかを見てどうですか?

 

中国人・韓国人観光客とアメリカ・ヨーロッパからの観光客。どちらが好ましく思えますか?

 

ちなみに広島市内を走る、広島電鉄の特徴的な連接車である5000形電車。

愛称・GREEN MOVER(グリーンムーバー)

この電車は日本製ではありません。

 

ドイツのシーメンス社製です。広島に住む方々や訪れる観光客になじみある車両がヨーロッパ製なんです。もっと西欧に親しみを持ちましょうよ!

 

・・・だから悪役のボスは、中国人・朝鮮系(韓国・北朝鮮)。

これしかないでしょう!


何より国としてもアメリカ・ヨーロッパより勢いがありますし、南シナ海の埋め立てやら、拉致問題やら、不可逆的合意を踏みにじり、いつまでも過去のことを蒸し返して、いつまでも日本国民の税金を賠償という口実で巻き上げて、ある度に日本を貶めたり、技術や仏像を盗んだり、悪いことし放題! …まぁこれらに関しては政治的なことだから、色々な考え方もあるでしょうから自主規制しましょう。

 

ただね、鉄道好きの身としてはね、

 

日本人が試行錯誤や苦労を重ねて培った新幹線技術を技術移転の名目で盗んで、いかにも中国で開発しましたみたいな顔をして海外に高速鉄道を売りまくる中国のやり方。

れだけは本当に許せん!! 本当、腹が立つんです! 


ボスを中国or朝鮮系にすれば後は簡単! 手下は中国・朝鮮系プラスアジア系外国人に日本人のキャストが扮すればそれらしく見えます。

日本が舞台ですから彼らを手引きしたり、地元人員補充としてスカウトされて集まったガラの悪い日本人も混ざっているでしょう。そこは日本人キャストがそのまま日本人として演じる。これで

 

泣く子も黙るアジア系国際窃盗団の完成!

 

どうです。悪役としてピッタリだし、強そう、凶悪そう、何よりリアリティがありますよ!

 

で、この国際窃盗団を長野じゅりあさんが、

日本の空手でぶちのめす! こいつは爽快だぜ!!


というわけで、一部アクションのコスチュームと国際窃盗団の設定。
この2点は大きな失敗だったと思います。


後はやはり昭和のヒロインアクションの持つ雰囲気が感じられないこと。
これに尽きますね。

 

テレビにかじりついて夢中になった、あのヒロインアクションを!

メジャー作品では多分無理だろうから、

インディーズや、アクションに特化した特異なレーベル等々に期待したいのです。


長文失礼しました。