恐らくこういう本の需要は限られていると思いますが。
- 秘瀑 台高山脈 珠玉の渓/川崎 実
- ￥2,625
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紀伊半島の渓谷を渡り歩いた著者が、一般の目に触れることがほとんどない滝の写真を
解説文と共に、これでもか、これでもか、と掲載しています。
その量はとにかく圧巻です。
滝写真に留まらず、川の流域ごとに、沢登り時のエピソードなども掲載しており、読み応えも
ある本です。
しかし、これを見て沢登りを始めようという気にはなりません。
というのも、危険な場所も多々あり、簡単にお目にかかることができない滝が多いからです。
著者は、沢登りのエキスパートでありながら、昨年、沢で亡くなられました。
沢は癒しを与えてくれる存在であると同時に、死の危険と隣り合わせであることを
再認識させられます。
著者のご冥福を心から祈るばかりです。
滝に興味があれば、非常に興味深い本ですので、是非一度目を通してみてください。
それほど部数が出る類の本でもないので、早めに押さえておかないと手に入らなくなる
可能性大と思います。
では、また。