必読ですぞ。
評価も実際高いです。
- 資本主義は嫌いですか―それでもマネーは世界を動かす/竹森 俊平
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サブプライム問題とはそもそも何なのか。
その問題を紐解くことで見えてくる、
・自由経済主義の制御なき拡大が生み出すバブル(≒錬金術)の構造、
・金融主義そのものが内包する「危険」及びその「統制」の方向性及びその難しさ、
などが語られていきます。
圧巻は第Ⅱ部です。
ある経済シンポジウム(2005年)に参加した経済学者が、既にサブプライム問題(2007年)を予見
していたことを述べていきます。
著者は、経済自由主義の立場と、ケインズ主義的経済政策を推進する立場の双方を紹介しつつ、
何とか中庸の道がないものか、模索していきます。
知的興奮間違いなし。
では、また。