長男のお話の続きです。

前回の記事はこちら。

 

 

 

 

 

「IQは、ある意味、異常値。これだけ高いと小学校では生きづらいでしょう」

「わかりにくいかもしれませんが、このお子さんは、言われたことをすべて理解できていますよ。」

 

医師からのこの言葉を受けて、

私はこれまでよくわからなかった

長男の理解力について、

衝撃を受けるとともに

「君は全部、わかっていたんだね」

と、反省もたくさんしました。

 

 

長男が年長の頃、

とある幼児教室に夏の期間だけ通ったことがあります。

先生はとても気さくで、

その先生から、

 

「ぼーっとしてるくせに、質問にはしっかり答えるのよね」

 

と言われたことがありました。

 

保育園時代、

お友達とふざけて遊んでいて

先生に怒られた時に長男が

 

「今、何で怒られているのかを考えている」

と、答えたことがあり、

 

「考えているわけないでしょ。言い訳しないの!」

と、怒られたこともありました。

 

どちらも先生ご自身から

私との雑談の中で

笑い話で言われたことです。

 

長男は、考えているときに

とにかくぼーっとしているように見えるのです。

けれど、口頭での説明が得意という

アンバランスさがある。

結果として、

言葉だけが達者な生意気な子と

思われがちに。

 

また、スローペースなので、

本人が頭の中で考えて

納得してから行動しているとは

誰も予想できないと思います。

 

以前の小学校では、

そういった長男の特徴が

先生にもお友達にも理解されず

ひどく怒られたり

からかわれたり

本当に悲しい出来事の連続でした。

 

転校した今の小学校では、

理解ある先生方の中で

すっかり自分らしさを取り戻している長男。

お友達とも

少しずつ良好な関係を築き、

自分自身のことについて

理解してもらう努力を

本人がしているように見えます。

 


 

 

検査結果で

言語理解と論理的思考力が

高いとわかった長男ですが、

専門医からの観察で

長男の特徴として、

もう1つあげられるのが

内省的知能だそう。

(ガードナーの8つの知能)

長所短所に関わらず、自分自身について正確に把握し、その上で行動を起こせる知能
自分を尊重したり、律したり、大切にすることで、自分の行動スタイルをつくることができる。


・自分の関心を追究する
・自分のペースで行動する


・周りのことに気をとられずに、自分の活動を続けることがよくあります。興味や関心がわけば、自分から積極的に活動を進めることもあります。

 

https://www.nichinoken.co.jp/pdf/seed/neco/manabi_17.pdf 

出典:日能研 子どもの学びファイル⑰

 

 

上記リンクは、

お子さんの特徴を知るのにとても役立ちます飛び出すハート

 

 

 

 

たしかに

長男は、自分を客観的に

分析することが得意です。

また、感情が比較的安定していて、

自分をコントロールする力に長けています。

これは、夫にそっくりな部分。

とにかく、一定のペースで

持続することが得意。


 

そんな長男には夢があり、

今は、その夢に向かって努力中です。

 

小1で不登校を克服できた彼は、

 

 

「もう学校は大丈夫。あとは、夢に向かって進むだけだよ」

 

 

と私に言いました。

この言葉を聞いたときは

胸がいっぱいで

泣きそうになりました。

 

 

夢に必要なことを一緒に話し合い

日々の学習については、

長男の意見を尊重し、算数と英語のみ。

(国語は長期休みの時だけ)

 

 

算数は、

公文と私が用意した問題集など。

公文算数は、母の希望は1日10枚。

それを伝えた上で、

あとは本人に決めてもらいます。

(マイペースすぎて先取りにならず、年齢相当の勉強となっています)

 

 

さぼることはしない長男ですが

学校から出された宿題は

やったりやらなかったり。

(これは必要ないから、まあ、いっか、と言ってやらないことも多々驚き

本人は、先生に聞かれたら

自分の考えを伝えているようです。

 

 

「あなたを信頼しているから、自分で決めていいんだよ」

これが、夫婦で決めた長男への接し方。

 

一緒に考え、悩み、

時に長男にひっぱってもらいながら

子育てをしていると感じますにっこり

 

 

 

 

そんな長男との日常の一コマ。

(ここから少し汚い内容が出てくるため、苦手な方はここでそっと閉じてください)

 

 

小学校1年生の時の出来事。

 

 

長男が神妙な面持ちで私の横にきて、

 

 

「お母さん、聞いても驚かないでほしいんだ。あと、怒らないでも欲しい。大丈夫。全部自分でやるから」

 

 

と、前置きしてきました。(この前置きで母を落ち着かせる長男。さすがです)

 

 

「うん。わかった。どうしたの?」

 

 

と聞くと、

 

 

「ちょっとだけなんだけど。本当にちょっとだけなんだけど…。アニメを見ながら集中してしまって、う〇ち漏らしちゃったみたい。」

 

 

 

真顔真顔真顔真顔真顔真顔母、固まる。

 

 

 

 

(長男の前置きのおかげで母の動揺も半減)

「えっと。それはどうして?」

 

 

「お父さんが、う〇ちは我慢するなって言ったんだ。でも、アニメに集中しすぎて、我慢するなって言われたことを守りたい気持ちと、アニメを見たい気持ちがどっちもあって。」

 

 

「どっちも実行したと?凝視

 

 

 

「そういうことになるね」

 

 

 

(母、深呼吸)

「事情はわかった。まず、前置きがすごく良かった。お母さんを落ち着かせてくれてありがとう。おかげでこの事件は、笑いに変わったよ。」

 

「・・・・これからやることを伝えます。量が多ければまずトイレで流してください。かすり傷程度なら、そのまま下着を洗っていただければと。その後は、関係各所が汚れていないかチェックをお願いしたいです。手伝うことがあればヘルプを出して。」

 

 

「わかった。かすり傷程度だよ。じゃあ洗っておくね!何も問題ないから」(長男のさわやかな笑顔)

 

 

 

 

こんな感じで

母の感情を

上手くコントロールしてくれる

言葉巧みな長男と、

飽きることのない毎日を

現在過ごしています。

 

 

 

 

長男のことを書くと

つい長くなってしまうのでえーん

申し訳ありません。

 

学習や日々の出来事など

また機会があるときに

書かせていただきます。

 

 

 

ここまでお読みいただきありがとうございます。