210517-23 nippou
友達よ、これが私の一週間のしごとです。
フラッシュバック。
17、ディセット、ディモーシュ。
「これは植木屋の日報じゃないな」
キッチンで誰かの声を聞く。
私はにやりと微笑む。
朝。
ジンゴはタケダと駅へ向かう途中にすれ違う。
並木道にて。
試合は中止、フランス代表のユニフォーム、昼寝、雨の中、東京ヴェルディがPK戦で勝利、掃除、ホットプレートのコンセントと三年振りに再会、冷蔵庫を物色、もののけ姫、お好み焼き。
夜。
アースタジオにはオートバイで行く。
エスエフアー、秘密結社。
通りから街道へ、街道から国道、空軍のある町を通過し、山を越える。
22時発、25時着。
外気温25度にも関わらず、膝が震える。
アースタジオ、マリコの暮らす古民家では、ナオミ、タカコさん、カエちゃんがすやすやと夢の中。
タケダはマリコと話す、ライヴトーク、製作技法について、カエちゃんの作ったカレーについて、ピクチャアについて、流転について。
合間合間で乾杯。
頭の中が屋久島、マリコは笑う。
光が滲む。
タケダは三階のハンモックで寝る。
18、ディズュイット、ランディ。
マリコ、8時起床。
午前中、カエちゃんを駅まで送る。
カエちゃんは来週からブータンへ行く、国営放送の職員にファイナルカットプロでの映像編集を教えに行くのだ。
「スゴいじゃん」
「楽しみだよ」
タカコさんのオートバイを借りる。
タカコさんは翌日から北海道へ撮影旅行に行く、ハイビジョンの旅番組の撮影、2週間くらいって言ってた気がする。
31歳ディレクターとの二人旅、無駄話はしない。
彼の撮った映画がおもしろそう、『煩悩三部作』
やっぱ、三部作だな、絶対に三部作。
カエちゃん帰り、四人でテントを洗ってそばを食べる。
テントはバーニングマン使用、コロンビアの8人用テント、室内で煮炊き可能、ユーエスダラーで二百か三百って聞く。
井戸水の水圧は弱い、ホースは台所の蛇口に接続すべし。
マリコは水道代にはそれほどこだわらない、というか、背中と腹をきっちり分けている。
そば食ってタカコさんはトーキョーへ戻る。
オートバイはヤマハのセロー。
畑を見る、野菜が沢山。
「、、、でも見てるだけ」
「観賞用だからね」
ノザワナ、ウド、タラノメ、トウモロコシ、ダイコン、、、
「どうせ間引かないんでしょ」
「観賞用だからね」
趣味の野菜作り、いや、実験。
ちょいちょい庭木も見て回る。
ちょいちょいの使い方間違ってる。
サルスベリ、ヒイラギ、シキミ、ボケ、ツツジ、カキ。
施主さんと今後の方向性を話し合う。
「庭師さんが楽しめたならそれは良い庭になるに違いありません」
マリコは笑う。
ジャッキと通話しながら『ダースベイダーの脳』という題名のオブジェを洗う。
ジョッキが思わず朝っぱらからツーリングしちゃうくらい良い天気。
太陽ビッカー、だけど風は爽やか。
ナオミの作った音を聴く。
頭の中に竹林が広がる。
ミニマル、テクニク、清々しくて頭の芯がピンとする。
川の向こうに生えてるタケが目に止まる。
「マリコ、竹垣作ろうよ」
ジョッキがどんなオートバイで登場するかマリコと想像して楽しむ。
ジョッキ登場。
おやつの時間、マリコの焼いたパン、ベイクドハム、チョコレートペースト、ナッツ、ジョッキの持ってきたピクルスとナッツ。
カメラをいじくる。
ブルーナさんからメール届く、パーティのお知らせ。
晩ご飯はパスタ、美味。
プラヤの最新版を鑑賞。
23時、Aスタ発。25時半、帰宅。
温かい風呂に入って、中華そばすする。
27時就寝。
19、ディズヌフ、マルディ。
タケダ、6時起床。
一日、ポスティング。
なんとなく勝手を掴む、無理せず872枚配る。
夜、迷った末にブルーナさんに返信。
パーティではそこにいない人間のことなんて誰も考えないのだ。
大丈夫、これでいいのだ。
想像する。
ダニエルの情報を収集したい欲求に駆られる。
行かないパーティのことを考えるのは精神衛生上良くない、寂しい。
20、ヴァン、メルクルディ。
親方の兄弟子、シローさんの現場。杉頭のスギモト邸。
昼飯、チキンのトマトソース煮を御馳走になる。
大盛り。
瞬間を経験に変えることが出来れば、日日、時時、分単位、秒単位の進化も可能なのでは?
女王は五月、一人で城を作りはじめる。
あっという間に彼女の巣は若い雄で膨れ上がる。
女王マリーの場合、若い家来は次々に彼女と同じ仕事をし始める。
作業効率は瞬く間に数十倍、数百倍にアップする。
女王の生態。
秒単位の進化との類似性についてもう少しで何かを閃きそうだ。
ジンゴ、朝、五時半に起きる。
キャノンデールのタイヤ交換、先週の金曜にリアのタイヤがバーストした。
気合いを入れる。
二十分前に現場到着、足袋を履きながら前回の記憶を辿りイメージトレーニング。
同じ現場に呼んでもらえるのは嬉しい、有り難い。
前日の下準備を手伝えなかった分、隙を盗んで道具をチェック。
何を用意してきてんのか。
目で追いきれない、
無駄の無い動き。
道具の扱い方を三つ盗む。
21、ヴァンテアン、ジュディ。
親方の兄弟子、シローさんの現場。杉頭のスギモト邸。
昼飯、ソースカツ丼を御馳走になる。
人の現場は定期試験のようなもの。
毎日の修行では感じ難い自分自身の成長がはっきりと分かる。
足りない部分もハッキリ分かる。
半年前の自分、今の自分、その先に未来の自分を置く。
イメージが強固になる。
未来の自分を想像するためには、過去の一点と現在の距離を計ることが重要。
庭師の醍醐味、現場毎の時間軸、現場毎に分類された記憶のフォルダ。
前回の記憶が不意に甦る。
何を見、何を聞いていたか、何をしていたか、何を考えていたか。
言葉、感覚、匂い、鮮やかに。
光が眩しい。
ジンゴ、六時に起きる。
体が若干悲鳴、鞭を入れる。
庭師のマゾヒスティックな快感。
22、ヴァントドゥー、ヴォントルディ。
ヨシムラ邸。
草取りとツツジ。
一人で現場を任される。
体が絶叫。
作業監督の無力さを体が訴える。
自分という選手にはあまり無理をさせてもいけない。
無駄な動きは多いにしても、もっとコントロール出来るはず。
自己の客体化、言葉に出来ているのだから、なんとなくという現象に頼ってはいけない。
憎むべき怠惰。
時間の浪費。
どうだろ、サリーはそういう言葉を嫌う。
彼女は緩やかで優しい法の中にいる。
サークル。
全体を緩慢に捉えない、詰めるということは小さな部品に全体を分割していくこと。
ポインテッド、ワールド、ピース。
必死になる。
結果を出したい。
全て自己責任というのは気持良い。
自由。
もっと自由を楽しまなければ、そのためには歯を喰いしばって静観し、目と頭を最大限に活用しなければ。
ジンゴは作業中、屋号について考える。
坂内造園について。
坂内社長は言う。
「うちは世界一の植木屋を目指してます」
世界一?
意味不明、じゃあ、世界一の屋号について考えよう。
23、ヴァントトロワ、サメディ。
午前中、消毒二件、川辺で手入れ。
午後、黒眼鏡で掃除。
その後、下見二件、小学校の先生宅と洋服屋の社長宅。
道具、基本セットプラス消毒道具。
「ヘイ、ジンゴ、ミーティングフォー、ネクストマンデイ」
親方は仰る。
朝イチで消毒一件の後、コノテガシワの伐採と草取り。
草の好きなカツ邸、公園そば、上手い菓子と上等な紅茶を出して頂ける。
草花の図鑑必須。
道具はチビ脚立、手入れ道具、シート多め。
朝は十五分早く行って自転車の修理。
出発は七時四十分。
ブラックアウト。
★
マリコの家、マリコは押し入れの中で寝ている、ドラえもん風の所作。
ナオミはクンデラの小説に夢中、
「マウスというのは敵、同士、同業者、仲間、愛すべき存在、他者の象徴」
誰かの声。
ジョッキが何してたかは思い出せない。
タケダはインターネットラジオから流れるダンスミュージックに合わせて宙空を蹴り上げる。
身長175センチの相手のこめかみを水平に叩く。
フラッシュバック。
17、ディセット、ディモーシュ。
「これは植木屋の日報じゃないな」
キッチンで誰かの声を聞く。
私はにやりと微笑む。
朝。
ジンゴはタケダと駅へ向かう途中にすれ違う。
並木道にて。
試合は中止、フランス代表のユニフォーム、昼寝、雨の中、東京ヴェルディがPK戦で勝利、掃除、ホットプレートのコンセントと三年振りに再会、冷蔵庫を物色、もののけ姫、お好み焼き。
夜。
アースタジオにはオートバイで行く。
エスエフアー、秘密結社。
通りから街道へ、街道から国道、空軍のある町を通過し、山を越える。
22時発、25時着。
外気温25度にも関わらず、膝が震える。
アースタジオ、マリコの暮らす古民家では、ナオミ、タカコさん、カエちゃんがすやすやと夢の中。
タケダはマリコと話す、ライヴトーク、製作技法について、カエちゃんの作ったカレーについて、ピクチャアについて、流転について。
合間合間で乾杯。
頭の中が屋久島、マリコは笑う。
光が滲む。
タケダは三階のハンモックで寝る。
18、ディズュイット、ランディ。
マリコ、8時起床。
午前中、カエちゃんを駅まで送る。
カエちゃんは来週からブータンへ行く、国営放送の職員にファイナルカットプロでの映像編集を教えに行くのだ。
「スゴいじゃん」
「楽しみだよ」
タカコさんのオートバイを借りる。
タカコさんは翌日から北海道へ撮影旅行に行く、ハイビジョンの旅番組の撮影、2週間くらいって言ってた気がする。
31歳ディレクターとの二人旅、無駄話はしない。
彼の撮った映画がおもしろそう、『煩悩三部作』
やっぱ、三部作だな、絶対に三部作。
カエちゃん帰り、四人でテントを洗ってそばを食べる。
テントはバーニングマン使用、コロンビアの8人用テント、室内で煮炊き可能、ユーエスダラーで二百か三百って聞く。
井戸水の水圧は弱い、ホースは台所の蛇口に接続すべし。
マリコは水道代にはそれほどこだわらない、というか、背中と腹をきっちり分けている。
そば食ってタカコさんはトーキョーへ戻る。
オートバイはヤマハのセロー。
畑を見る、野菜が沢山。
「、、、でも見てるだけ」
「観賞用だからね」
ノザワナ、ウド、タラノメ、トウモロコシ、ダイコン、、、
「どうせ間引かないんでしょ」
「観賞用だからね」
趣味の野菜作り、いや、実験。
ちょいちょい庭木も見て回る。
ちょいちょいの使い方間違ってる。
サルスベリ、ヒイラギ、シキミ、ボケ、ツツジ、カキ。
施主さんと今後の方向性を話し合う。
「庭師さんが楽しめたならそれは良い庭になるに違いありません」
マリコは笑う。
ジャッキと通話しながら『ダースベイダーの脳』という題名のオブジェを洗う。
ジョッキが思わず朝っぱらからツーリングしちゃうくらい良い天気。
太陽ビッカー、だけど風は爽やか。
ナオミの作った音を聴く。
頭の中に竹林が広がる。
ミニマル、テクニク、清々しくて頭の芯がピンとする。
川の向こうに生えてるタケが目に止まる。
「マリコ、竹垣作ろうよ」
ジョッキがどんなオートバイで登場するかマリコと想像して楽しむ。
ジョッキ登場。
おやつの時間、マリコの焼いたパン、ベイクドハム、チョコレートペースト、ナッツ、ジョッキの持ってきたピクルスとナッツ。
カメラをいじくる。
ブルーナさんからメール届く、パーティのお知らせ。
晩ご飯はパスタ、美味。
プラヤの最新版を鑑賞。
23時、Aスタ発。25時半、帰宅。
温かい風呂に入って、中華そばすする。
27時就寝。
19、ディズヌフ、マルディ。
タケダ、6時起床。
一日、ポスティング。
なんとなく勝手を掴む、無理せず872枚配る。
夜、迷った末にブルーナさんに返信。
パーティではそこにいない人間のことなんて誰も考えないのだ。
大丈夫、これでいいのだ。
想像する。
ダニエルの情報を収集したい欲求に駆られる。
行かないパーティのことを考えるのは精神衛生上良くない、寂しい。
20、ヴァン、メルクルディ。
親方の兄弟子、シローさんの現場。杉頭のスギモト邸。
昼飯、チキンのトマトソース煮を御馳走になる。
大盛り。
瞬間を経験に変えることが出来れば、日日、時時、分単位、秒単位の進化も可能なのでは?
女王は五月、一人で城を作りはじめる。
あっという間に彼女の巣は若い雄で膨れ上がる。
女王マリーの場合、若い家来は次々に彼女と同じ仕事をし始める。
作業効率は瞬く間に数十倍、数百倍にアップする。
女王の生態。
秒単位の進化との類似性についてもう少しで何かを閃きそうだ。
ジンゴ、朝、五時半に起きる。
キャノンデールのタイヤ交換、先週の金曜にリアのタイヤがバーストした。
気合いを入れる。
二十分前に現場到着、足袋を履きながら前回の記憶を辿りイメージトレーニング。
同じ現場に呼んでもらえるのは嬉しい、有り難い。
前日の下準備を手伝えなかった分、隙を盗んで道具をチェック。
何を用意してきてんのか。
目で追いきれない、
無駄の無い動き。
道具の扱い方を三つ盗む。
21、ヴァンテアン、ジュディ。
親方の兄弟子、シローさんの現場。杉頭のスギモト邸。
昼飯、ソースカツ丼を御馳走になる。
人の現場は定期試験のようなもの。
毎日の修行では感じ難い自分自身の成長がはっきりと分かる。
足りない部分もハッキリ分かる。
半年前の自分、今の自分、その先に未来の自分を置く。
イメージが強固になる。
未来の自分を想像するためには、過去の一点と現在の距離を計ることが重要。
庭師の醍醐味、現場毎の時間軸、現場毎に分類された記憶のフォルダ。
前回の記憶が不意に甦る。
何を見、何を聞いていたか、何をしていたか、何を考えていたか。
言葉、感覚、匂い、鮮やかに。
光が眩しい。
ジンゴ、六時に起きる。
体が若干悲鳴、鞭を入れる。
庭師のマゾヒスティックな快感。
22、ヴァントドゥー、ヴォントルディ。
ヨシムラ邸。
草取りとツツジ。
一人で現場を任される。
体が絶叫。
作業監督の無力さを体が訴える。
自分という選手にはあまり無理をさせてもいけない。
無駄な動きは多いにしても、もっとコントロール出来るはず。
自己の客体化、言葉に出来ているのだから、なんとなくという現象に頼ってはいけない。
憎むべき怠惰。
時間の浪費。
どうだろ、サリーはそういう言葉を嫌う。
彼女は緩やかで優しい法の中にいる。
サークル。
全体を緩慢に捉えない、詰めるということは小さな部品に全体を分割していくこと。
ポインテッド、ワールド、ピース。
必死になる。
結果を出したい。
全て自己責任というのは気持良い。
自由。
もっと自由を楽しまなければ、そのためには歯を喰いしばって静観し、目と頭を最大限に活用しなければ。
ジンゴは作業中、屋号について考える。
坂内造園について。
坂内社長は言う。
「うちは世界一の植木屋を目指してます」
世界一?
意味不明、じゃあ、世界一の屋号について考えよう。
23、ヴァントトロワ、サメディ。
午前中、消毒二件、川辺で手入れ。
午後、黒眼鏡で掃除。
その後、下見二件、小学校の先生宅と洋服屋の社長宅。
道具、基本セットプラス消毒道具。
「ヘイ、ジンゴ、ミーティングフォー、ネクストマンデイ」
親方は仰る。
朝イチで消毒一件の後、コノテガシワの伐採と草取り。
草の好きなカツ邸、公園そば、上手い菓子と上等な紅茶を出して頂ける。
草花の図鑑必須。
道具はチビ脚立、手入れ道具、シート多め。
朝は十五分早く行って自転車の修理。
出発は七時四十分。
ブラックアウト。
★
マリコの家、マリコは押し入れの中で寝ている、ドラえもん風の所作。
ナオミはクンデラの小説に夢中、
「マウスというのは敵、同士、同業者、仲間、愛すべき存在、他者の象徴」
誰かの声。
ジョッキが何してたかは思い出せない。
タケダはインターネットラジオから流れるダンスミュージックに合わせて宙空を蹴り上げる。
身長175センチの相手のこめかみを水平に叩く。
210516nippou
リブート。
午前中、ポスティング。
午後、消毒一件、ホームセンターで買い物、親方んとこの自転車のタイヤ交換。
「常に注意深く行動しろ、音をきくんだよ、いろんなことを感じるんだよ、な」親方はそう仰る。
考えることで、単純作業に奥行きと深みが加わる。
全ての瞬間がただ流れていくだけの時間から遊離し、何かしらの意味を持って目の前に立ち上がってくる。
経験が知恵に。
意識的に楽しそうにチラシを配る、家の人がいたら挨拶する。
請け負ったものじゃない、飯の種、説明も出来る。
植木屋のウケは良い、明るい表情を向けられるとアガル。
身ぎれいにして、明るい顔して、努めて元気に歩いている。
空の上から自分の姿を眺めたりして、気持ちを鼓舞する。
鼓舞でもないな、客観性だ。
「土日は家の人がいてめんどくさいですね、話しかけられるじゃないですか、挨拶すると」
「挨拶なんかしねーだろ」
トラックの中、消毒に向かう。
ハンドルを握りながら、一番遠くと視界の際に注意を払う。
環状線の外、首都高の向こう、際だな、二十区の際。
マツ、ツバキ、サザンカ、ヒメシャラ、シャラ、ツバキ、ハマヒサカキ、マキ、サルスベリ、ツツジ、キャラ、サカキ、サツキ、コデマリ、クチナシ、
フクヤ邸。
八月に
バンコックから旦那さんが帰ってくる。
奥さんと話す親方。
関西弁? 大阪弁じゃない、関西弁ですらないのかも、不思議な訛り。
アンドレブルトンについて。
ガラス張りの家、革命と亡命、存在との無条件の一致。
ホームセンターに寄る。
「自転車のタイヤなんて売ってるのかよ」
という親方の言葉に驚く。
高校生の頃、前世紀の高度経済成長期っぽいチャリに乗ってた。
深夜の団地で壊れた放置チャリからパーツを集める。
自治会のおっさんと仲良くなったり。
道具は治して使うのが基本。
オヤジは何でも自分で治してた。
ペンキも塗ってた。
バイクも治してた。
うちだ庭苑のガレージで自転車をバラしながら、ばあちゃんの言葉を思い出す。
technique, j'ai la bonne technique.
午前中、ポスティング。
午後、消毒一件、ホームセンターで買い物、親方んとこの自転車のタイヤ交換。
「常に注意深く行動しろ、音をきくんだよ、いろんなことを感じるんだよ、な」親方はそう仰る。
考えることで、単純作業に奥行きと深みが加わる。
全ての瞬間がただ流れていくだけの時間から遊離し、何かしらの意味を持って目の前に立ち上がってくる。
経験が知恵に。
意識的に楽しそうにチラシを配る、家の人がいたら挨拶する。
請け負ったものじゃない、飯の種、説明も出来る。
植木屋のウケは良い、明るい表情を向けられるとアガル。
身ぎれいにして、明るい顔して、努めて元気に歩いている。
空の上から自分の姿を眺めたりして、気持ちを鼓舞する。
鼓舞でもないな、客観性だ。
「土日は家の人がいてめんどくさいですね、話しかけられるじゃないですか、挨拶すると」
「挨拶なんかしねーだろ」
トラックの中、消毒に向かう。
ハンドルを握りながら、一番遠くと視界の際に注意を払う。
環状線の外、首都高の向こう、際だな、二十区の際。
マツ、ツバキ、サザンカ、ヒメシャラ、シャラ、ツバキ、ハマヒサカキ、マキ、サルスベリ、ツツジ、キャラ、サカキ、サツキ、コデマリ、クチナシ、
フクヤ邸。
八月に
バンコックから旦那さんが帰ってくる。
奥さんと話す親方。
関西弁? 大阪弁じゃない、関西弁ですらないのかも、不思議な訛り。
アンドレブルトンについて。
ガラス張りの家、革命と亡命、存在との無条件の一致。
ホームセンターに寄る。
「自転車のタイヤなんて売ってるのかよ」
という親方の言葉に驚く。
高校生の頃、前世紀の高度経済成長期っぽいチャリに乗ってた。
深夜の団地で壊れた放置チャリからパーツを集める。
自治会のおっさんと仲良くなったり。
道具は治して使うのが基本。
オヤジは何でも自分で治してた。
ペンキも塗ってた。
バイクも治してた。
うちだ庭苑のガレージで自転車をバラしながら、ばあちゃんの言葉を思い出す。
technique, j'ai la bonne technique.
210515nippou
午前中、キンモクセイの剪定、お客さん不在のため親方と一緒に樹に登り剪定指導を受ける。
午後、ポスティング。
親方は寒いと言う。
涼しくて気持ち良いが、そうだな夕方は肌寒かったな。
午前中は神宮坂1丁目、午後は黒眼鏡1丁目。
「ふつうの植木屋の若いのが現場を任せられないのはなんでか分かるか?」
帰宅、サリーはボルさんの店の手伝い。
レイラは今日も大ハッスル。
ライオンとウイイレ、チェルシー対レアル。
満員のサイタマスタジアム、夏の夜の夢。
ファンニステルローイの2ゴールでレアルが前半を3-2で折り返す。
も、後半チェルシーがバラックの技ありループ、ドログバの立て続けの得点により3-5でチェルシーの勝利。
「自分が左利きって忘れてたよ」
カシージャス苦笑い。
五点目は右足でクリアしようとしてカシージャスがもたついたところをドログバに詰められて奪われた。
1試合したところで睡魔に襲われライオンより先に寝てしまう。
ちょうど21時過ぎくらいで意識を失う。
ベッドの上でライオンの声を聞く。
「レアンドロ作ってる」
レアンドロは髪を白くしてから調子いい。
夢の中でライオンの歌声を聞く。
おーヴェールディあいしてーるー
午後、ポスティング。
親方は寒いと言う。
涼しくて気持ち良いが、そうだな夕方は肌寒かったな。
午前中は神宮坂1丁目、午後は黒眼鏡1丁目。
「ふつうの植木屋の若いのが現場を任せられないのはなんでか分かるか?」
帰宅、サリーはボルさんの店の手伝い。
レイラは今日も大ハッスル。
ライオンとウイイレ、チェルシー対レアル。
満員のサイタマスタジアム、夏の夜の夢。
ファンニステルローイの2ゴールでレアルが前半を3-2で折り返す。
も、後半チェルシーがバラックの技ありループ、ドログバの立て続けの得点により3-5でチェルシーの勝利。
「自分が左利きって忘れてたよ」
カシージャス苦笑い。
五点目は右足でクリアしようとしてカシージャスがもたついたところをドログバに詰められて奪われた。
1試合したところで睡魔に襲われライオンより先に寝てしまう。
ちょうど21時過ぎくらいで意識を失う。
ベッドの上でライオンの声を聞く。
「レアンドロ作ってる」
レアンドロは髪を白くしてから調子いい。
夢の中でライオンの歌声を聞く。
おーヴェールディあいしてーるー