榊、調和、文学 -14ページ目

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トモチんち








榊、調和、文学


榊、調和、文学


榊、調和、文学













1>真っ暗な三階、開放された窓、まるで額の中の絵







2>サヤカの視線が画面の右上に向かって気持ち良く伸びる。息子の視線は足元に。オレンジ色のサッカーボールには“如佳”と書いてある、私が書いた。







3>ヒイラギモクセイ、シキミ、ボケ、水鉢、銀のジムニー、井戸







kvs

deximo−syu、、、judexi(pa−to1)

記号の集積。

レイヤー2。









或る日曜。




長女は次女の世話をする。




その行為は独占欲から起こる。




それは幼い妹への、ではなく両親に対するもの。




両者の間に己が立つことにより、次女にとっての第三の他者となる。




「マミー」




宙を彷徨う次女の視線を長女が遮る。









炎のように思えた独占欲はいつしか対象を変え、己の姿をも変容させ、やがては海のような愛に転じる。









他者、世界。




存在とは世界との遊離、乖離、我々は他者を介して世界との距離を量る。




その視点は神のもの。









すなわち愛。




人を人足らしめる意識の根源にあるもの。

そう、それ。









或る日曜日、ジンゴは快速で自転車を飛ばす。




日曜日の朝の空気はいつもよりものんびりとしている、清々しいのにまったり。




そうそう、田舎風の新しい空気。




dans le vent

j'ai le vent arrièr




ピアノの音が聞こえる。




ジンゴは歌う。




「シンダフリーイー、フリーイー、ナーラーシネヨー」

死んだフリーいー、フリー良ーい、なーらー死ねよー。




法。




人は死とは一つになれない、言葉、一つとして欠けることは無い。




禅に触れる、感触としての栄光、小鳥のさえずり、若葉を通して感じる目覚め。




愛しさ。




ラップし尽くす。

生活は繰り返すだけでなく発展を目指すから朝は目出度い、変化する善悪、揺れながら心の平安を願う。


朝、人々の営み、生命の力、行間と言霊、沈黙と詩。


女の声は羽ばたく翼から落ちる羽毛の如し、彼の声は風を貫く陽の光。


歴史は夜作られ、朝に生まれる。






両者の間に己が立つことにより、第三の他者となる。











設定はいつでも変更することが出来る。



日付から一週間を解放することに決める。





ただの言葉。







物語の骨組みは単純なものの方が厚みを増す。



太くどっしりとした主幹。



枝葉は通りにも折り重なり積み重なることが出来る。







ディモーシュ。




ニコラ、『いいとも!』に出演、いっきに人気者。



ジンゴはタケシと共にニコラ邸を訪ねる。



サリーとライオンは前日から泊まっていた。



ジンゴ、腰道具持参。



ビワ、ゲッケイジュ、カナメモチ、サルスベリ、ツバキ、アジサイ、




ゲッケイジュの剪定。




次女と長女。




皆既日食のしおり。




ブランチはトーストとエッグ、昼のパスタ2種とサラダとビーツとスープ(ビール付き)、メレンゲのデザート。




『セントチヒロ、ノ、カミカクシ』DVD鑑賞。




フランス語について、子供、アイワナボーイ、三人目も女の子な気がする、セカイの音、クティマンすげえ。




クティマンというのはマイスペース上のアーティスト。



サリー、両親に施術、というかプラクティス。








ランディ。

イノウエ邸、コノテガシワの伐採と除草、ツバキの消毒。




コノテガシワ、キンモクセイ、ユズ、ウメ、ツバキ、ツツジ、タラノメ、バラ、アジサイ、ザクロ、




ユキノシタ、シャガ、リュウノヒゲ、ノウゼンカズラ、フタリシズカ、シバザクラ、シバ、ユリ、




「その草も、ひいちゃって下さい」




クサ、ヒイチャッテクダサイ、にやりとする。








マルディ。

ナス邸、シダレモミジの移植。




シイ、モミジ、シダレモミジ、プラタナス、ツツジ、アジサイ、ザクロ、




緑の紙、抜き打ちテスト。




「移植に必要な道具を書き出せ」

シローさん到着、七時四十分。




こも、




トウガネブンブン、トンボのヤゴ、




親方買い出し。




仕事中に大川さんから着信あり。

電話に出られず。




夜、マジメくんから着信あり。




電話で話す。




泥警パーティの案内。




真夜中の美術館内にて。






メルクルディ。

ヒロヤマ邸、ヨコハマ市




昼飯、麻婆豆腐定食大盛り、




シローさんの現場、三時一服、カズさんに電話。




草むしり、掃除。

シローさんの要求に三割程応える。カズさんを十とした時の計算。




例えば、




「表、決めちゃおう」




言われて表に走る。




表に出ながら通路を熊手でざっと掃く、枝ゴミを片付けながら考えて、迷いながら動く、道具をトラックの荷台の後ろに寄せて、熊手で粗屑をざっと掃く、デカ馬を荷台に載せて再び熊手を持ったところで川隅さんが家の裏をブロアで決めて出てくる。




カズさんは言う。




「オレはようやく七、八割出来るようになってきた」




七、八割というのはシローさんの要求に全て応えること、それ以上をやるにはシローさんの予想を上回らなければならない。




昼休み、大川さんに折り返す。




六月四日にジェノバから荷物が届くとのこと。

ショーンの電話番号を教える。











ジュディ。

ジンゴ、三時半起床、CL決勝をTV観戦。




二人分の弁当を詰める。




雨合羽の用意、荷物を雨使用に修正。




七時、親方に電話。




雨天のため、休み。

タケダ、雨天のため休業、マリコに電話。

ジンゴの朝。




ボスの声がちっぽけなマックのスピーカーから流れる。




「この時が、ずっと続けば良いのにな」




その言葉がきらきらと魔法をかける。




今がきらきらと泣く、一生で一番美しい景色。




曲は続く。




メモ帳に今日やるべきことを書く。




メモはノートには書かない。




今日書いたメモの寿命は今日一日だけ。




「メモを大切にすることは今日をすること」




白紙のメモ帳が語る。




区役所で婚姻制度について確認する。




年金の免除申請。




水道の口座引き落とし。




ナボコフは二人の子供の将来を作品に書いた。

小説の中で生きる、鬼だな。

歴史の中を生きる。

そうそう、そんな感じ。

親方は仰る。




「壁を越えろ、突き抜けろ、オレになれ、鬼になれ、自分を律しろ」




鬼、親方、まーくん、まーしげ、マサ、マサさん、マサシゲ。









ライオンは入団二年目で最初の子供を授かる。




リヨン、という名はジンゴの命名。




ジンゴは四十二で爺さんになる。ゴッドファーザー。




「や、ベッカムがさ、最初の子供にブルックリンてつけたじゃん、そのアイデアを頂いた。ライオンは確か移籍先候補のグランドを回ってたんだわ、オレと一緒に。リヨンの駅前」









ジンゴは拙いフランス語で女に言う。


子供にも分かるような台詞。


淫らに誘導されながらサリーは酷く後ろめたい、何か犯罪者めいた気分になっていた、軽い目眩、目の後ろに、耳の奥、後頭部とつむじの真ん中、百会に光が瞬きするのを感じる。


「私のものを口に入れて下さい、お願いします」









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ヴァンテアンドゥヘイセイ、アヴリル、ヴァントセット

メイウェンティ。
ウォンアイニイ。

ブリジットフォンテーヌを聴く。

アズサちゃんに連絡を取って、画像を公開させて貰えるようにお願いする。

スハビヤンコトン、アサントミニュイット、アセットミニュイット、エルヌバパ、サボワール、モアバンサンク、エルジュトーント、イブルモア、スフォングリー、デュトラバイユ、イルフェフォア、イルフェフォア

サンクモンセンススソグァ、パデュイメ、ルバコンス、トラバイユ、

ジンゴは、、、、

こんなのどうだろ。


スピナ!


ヨーイチさんから電話がかかってくる。
空間演出デザイン学科卒の熱い庭師。
「29日の祝日って空いてる? や、ナイターの植栽なんだけどさ、今の時間ウチダさんもう寝てると思ってさ、直接電話してみたよ」
ジンゴは一旦、話を断る。
遅い晩ご飯を食べながらサリーに相談。
「ほんとにジンゴの体力は半端無い、悩まないよ普通、」

『新しい嘘(仮題)』第二十二回

ジンゴはうちだ庭苑で修行中。
親方はさるすべり造園での修行話をいつも語る。

屋号か、ジンゴは思う。

ニフォンテイエンてどうだろ? ガラスの城。
nifone-teien、nifoneteien、、、半角だろうな、基本はカタカナde。

サリーはそれを聴いて失笑。
「ニホンテイエン、何それ」

違うよ、にふぉんだよ。


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