中学受験 家庭学習の優先順位(夏が終わるまで) | 中学受験  算数苦手・12月模試20%からの『逆転合格ナビ』

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こんにちは。

中学受験

母のための成功プロデューサー

上原うた子です。

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前の記事

『決定版!驚きの

得意不得意科目/分野

「見える化」大作戦』

では、

得意不得意の科目/分野の

洗い出し方の例をあげました。




今回は、洗い出したあと、

家庭学習(塾の宿題を除く)で、

どこから手をつければ良いか、

優先順位についてお話しします。





● ①基礎レベルができていない

基本問題に集中し、

基本問題レベルの 正答率 90%

をめざします!


漢字・暗記ものは、

ダラダラと時間をかけないこと。

そして、

終わったあとに、

短時間でいいので、

ランダムに抜き出して、

プチ確認テスト をすると、

定着が良くなります(^^)


記憶ものは、復習回数がポイントなので、

その後も定期的にテストをすると、

さらに定着率が良くなりますよ~ !(^^)!


基本問題を解くときも、
だんだんと時間を短くするように
意識しましょう!






● ②やる気はあるが、点数が良くない

「勉強方法があっていない」 のが原因です。

ですから、まずは、

「なぜ、間違えたのか」 を 分析します。


ポカミスか、

短時間だと解けないのか、

問われ方が想定外で、

わからなかったのか、

どの解法を使うか、

思いつかなかったのか、


ただ漫然と
問題を解き直すのではなく、

それぞれに応じた
勉強方法を
工夫しましょう。






● ②やる気がなく、点数も悪い

一単元を 一気に(2,3日で?)

やってしまうのが、効果的です。

その時に大事なのは、

最初から細かくやって、

一回ですまそうとしないことです。


たとえば・・・


1回目は、
ざっと骨組みを理解し、

大事なポイントを、3つくらいにまとめて、

書き出してみます。

2回目は、
それぞれにつき、

さらにポイントを書き出してみたり、

覚えるべき用語・公式などをチェックします。

3回目は、
例外やひねり、

応用問題に変化するときの

パターンなどを探します。



難しくて、一人でできなかったら、

上記のことを、

塾の先生に尋ねてみればいいでしょう。



やる気がないのは、

その子にとって、
理解が難しいか、面倒くさい分野なので、

一気に、しかも体系的に

全体像をつかむのが大切です。





● ③取り扱い注意!

  やる気があって、点数も良いもの

実は、この類の科目/分野は、

どんどん解けて楽しく、
やっていて気持ちがいいので、

子どもはやりたがります。

しかし、少なくとも
夏が終わるまでは、

基礎を固め、

なるべく底上げすることが大事

です!


時間をとりすぎないよう、

注意しましょう。


また、

ゴールデンタイムにさせないで、

ほかの科目で疲れたあと、

気分転換や、最後にするなど、

工夫しましょう。




・・・実は、
応用問題や発展問題は、

「基礎レベルの定着度」
が、ある一定以上になった時、


一気に解けるようになります。


それは、
ただ「解ける」レベルではなく、

見た瞬間に、パッと
答えや解法が「浮かぶ」くらい


のレベルです。


ですから、夏が終わるまでは、

「バケツの穴を埋めていく感覚」
で、

欲張りすぎず、
確実に底上げすることを

意識しましょう!



【参考記事】

● 『「攻めの姿勢」でやっていますか?』

● 『得意不得意科目/分野「見える化」大作戦』