4月12日~14日は日吉大社 山王祭に奉仕してまいりました!
場所は滋賀県は琵琶湖の畔、比叡山の麓に鎮座しております。日吉大社は全国3800余の日吉・日枝・山王神社の総本宮です。東京近郊でも山王祭を行っている神社は日吉大社より勧請受けた神社です。
→その1(午の神事)へ
→その2(宵宮落とし神事)へ
14日は“神輿渡御”です!
西本宮ご祭神の大己貴神は天智天皇が大津京遷都の祭に奈良からお招きした神様ですが、お越しの際には琵琶湖を渡ってこられたそうです。そのことを再現するために、14日お昼から7基の神輿は神社を出て町内を巡り、琵琶湖上へと進みます。琵琶湖上では粟津御供(あわづのごく)と呼ばれるお供え物が膳所の5つの神社によりお供えされます。壮大な7基の神輿が琵琶湖を渡る様子は歴史絵巻を見るかのように華やかです。
この日も“若宮神社”に集合し、各種説明&注意事項から…
この日は御祝いということで赤い手拭いをみんな身に着けます!!
この日は若手の方々が腕を組みながら…
右へ~左へ~と引っ張りながら進んでいきます!
…で、神輿のある“西本宮”に到着!!
拝殿には7基の神輿が安置されております。ここから色々と“拝殿出し神事”が行われるので、ちょっち休憩です…
雅楽やら何やらな方々が西本宮に進んでいきます…
甲冑の方々も西本宮に進んでいきます…
…で、14時過ぎに拝殿から神輿を出します!
神輿を拝殿から出した後は西本宮の参道まで運び…
一気に飾り付け&白木棒を取り付けます!
気が付けば参道には神輿が並んでおりました!!
甲冑の方の扇子の合図で神輿を上げます!
こちらでいう馬に当たる“搨(しぎ)”の関係でこんなに低い位置から肩を入れて神輿を上げます!これがなかなか足腰にきますよぉ(汗)
日吉大社独特の山王鳥居を抜けて~
山王鳥居の特徴は通常の鳥居の上部に三角形の破風(屋根)が乗った形をしていて、仏教の胎臓界・金剛界と神道の合一を表しているとされます。
緩やかな下り坂を一気に担いできました!!
ここからは七本柳乗船所近くまで移動します。
神輿はトラックで、駕与丁はバスで移動です!
…乗車率が高すぎるバス(汗)
トラック輸送を終えて神輿を担ぎながら進んでいくと…
琵琶湖が見えてまいりました!!
ここで7基の神輿が揃うと式典が行われ…
写真には写っておりませんが、この左右に3基ずつ、計7基の神輿が琵琶湖の湖畔におりますよ~。式典が終わると1基ずつ台船に載せていきます!!
ここは動画でどうぞ!!
山王祭の神輿の担ぎ方は「よーいこら!よーいこら!!」の掛け声で足を上げる感じで神輿を上下に揉んでいきます。テンポは江戸前と似ているので…江戸前ステップとドッコイ担ぎを軽くアレンジするとちょうどいい感じになりました(笑)
無事に台船に1基目の神輿を乗船させました!!
私がお世話になっている下阪本は一番最初に神輿を台船に載せたので、ここから船渡御終了まではお昼休憩になります。弁当を食べて一服して…しばらくしてもう一度乗船所に行くと、ちょうど船渡御が開始されて神輿が岸から離れていくところでした…
船の上でも神事を行うようですが…見えません(涙)
この間に再びバスに乗って上陸地点である若宮神社裏手の桟橋に移動です…
17:00過ぎに神輿7基が桟橋に到着!!
順番に神輿を台船から下ろしていきます。
ここで7基の神輿を紹介!!
一番前から…
≪西本宮≫
ここから日吉大社まではこの西本宮の神輿のみを4方面の駕与丁が交替で担いで行きます。他の6基の神輿はトラックで輸送となります。
≪東本宮≫
≪宇佐宮≫
≪牛尾宮≫
≪白山宮≫
≪樹下宮≫
≪三ノ宮≫
…以上、日吉大社の7基の神輿です!
ちなみに“嘉応の強訴(1169年)”で比叡山の僧侶が洛中内裏に押し掛けた際、担いで行った神輿が日吉大社の神輿です!
甲冑の方の扇子の合図で担ぎだし、一路日吉大社に向けて進んでいきます!
氏子の皆様は各町の伴天で担いでおります!!
日吉大社に向けて進んでいく神輿と山々…
ここで私たちはタイムリミットの為、途中離脱…申し訳ありません!!
最後になりましたが、3日間お世話になりました下阪本の皆様をはじめ日吉大社氏子の方々、お隣京都からご奉仕に駆け付けた皆様、お疲れ様でした&ありがとうございました!“THE日本の祭り”と呼ぶに相応しい勇壮な祭禮にご奉仕させて頂き貴重な体験を出来ました、感謝感謝です!!本当にありがとうございました!またこれからもよろしくお願い致します!!
青年部々長