4月12日~14日は日吉大社 山王祭に奉仕してまいりました!
場所は滋賀県は琵琶湖の畔、比叡山の麓に鎮座しております。日吉大社は全国3800余の日吉・日枝・山王神社の総本宮です。東京近郊でも山王祭を行っている神社は日吉大社より勧請受けた神社です。
12日は“午の神事”です!
東本宮“大山咋神(おおやまくいのかみ)”と妃神“鴨玉依姫神(かもたまひめよりのかみ)”の結婚を再現する儀式で、3月上旬に奥宮に上げられた神輿に神様がお遷りになり、山麓の東本宮へお渡り頂く神事です。一説には見合いを済まされたご夫婦の神様の結婚式を再現する神事ともいわれています。暗闇の中、松明の火だけを頼りに急坂を下る様子は大変勇壮で、駕輿丁(かよちょう)と呼ばれる担ぎ手の命をかけて神輿を担ぐ様子は参拝の皆様を魅了します。 13日に行われる宵宮落とし神事と並んで山王祭を代表する神事です。
…簡単に言うと神輿を担いで夜の山道を下ります!!
私は午後から京都駅経由で滋賀県に入ります…初めて乗った湖西線!そして初めて降りる“比叡山坂本駅”でございます。日吉大社社外108社の一つ“若宮神社”に集合し駕与丁(かよちょう)を迎えます!
本日の“鼻”の方を先頭に後ろには大きな松明が!“鼻松明”というそうです!!何でも“鼻”を務める方は、地元から選出され一生で一度しかできないそうです…
甲冑をまとった実行委員長サン!
ふと駕与丁の足元を見ると草鞋が独特でした!!
底はこちらと同じで藁なのですが、足と絡ませる紐が別途晒なんですねぇ~
そして各種説明&注意事項があり…
ここから鼻松明を担いで移動していきます。
写真では分かりにくいですが…道を真っ直ぐ行った山の上の方に見える明りの場所が奥宮になります。移動中は“伊勢音頭”を歌いながら進んでいきます♪
歌いながらの祭りは良いですなぁ~…初めて聞くので最初は全くリズムが分かりませんでしたが(汗)場所によっては走って移動の箇所もあり…楽しいですなぁ♪
日が暮れてくると松明の火がより一層目立ちますねぇ~
消防団の方(?)が火が強くなり過ぎないように水をかけながら鼻松明は進んでいきます…この鼻松明は竹を束ねて作られております。太くてうまく肩に載らないので担ぐのコツがいりますねぇ(汗)
鼻松明の後ろはこんな感じに…
二つの鼻松明が力強く燃えております!!
そして「生源寺」にて読み上げ式が行われます!
…簡単に言うと点呼になるんでしょうか?
松明に囲まれて勇ましい駕与丁の皆様!
まさに“THE日本の祭”という言葉がふさわしい光景です!!
呼ばれた方の返事は「よっしゃー!」でした!
読み上げが終わるや否や、走って移動します!!
神輿が安置されている八王子山の奥宮へ向かいます…
こんなに急な夜の山道を…
フラッシュを使ってもこんなに暗い山道を…
これから神輿を担ぎながら下ってきます(汗)
…聖火ランナーではありませんよ(笑)
奥宮に到着!
険しい山の中にこんな立派な建物が…向かって右が「牛尾宮」、左が「三ノ宮」になります。
すでに神輿は3月3日の“神輿上神事”にて奥宮に上げられております。
“鼻”を務める方はインタビューを受けておりました。
何となくチーム京都の方々と記念撮影!
20:30になり“鈴振り”役が合図の鈴を鳴らすと…
いよいよ開始です!!
曲がりくねった約1km、高低差約180mの山道を一気に下りますよ~!!
普通に下っても急で厳しい坂道を…神輿を運びながら下っていきます!!
動画もどうぞ!
片側は壁の様な山肌、片側は崖と…挟まれるのか落ちるのかと危険な行事です!神輿にとっついてたので事なきを得ましたが…私も1度崖から落ちそうになりました(汗)…三社は人災的危険度がありますが、こちらは天災的危険度ですねぇ(汗)
約30分ほどで“東本宮”に到着!
拝殿に神輿を納めて終了です!
いや~、凄い神事ですね!鼻松明を担いで移動から読み上げから山を下るのまで…何をとっても江戸では類を見ない神事に感動&興奮です!そして命がけの山下りは楽しく素晴らしいです!!この素晴らしさを江戸は浅草に伝えるのも私の役目かな(笑)
終了後は下阪本の皆さんと直会を…
…その2(宵宮落とし神事)に続く...
青年部々長