NO.3048 「エアライナー・APU線」だけじゃない!今回撮影、大分交通別府営業所路線・貸切車 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 現在当ブログでは、大分交通別府営業所に訪問した画像を使用しまして、「APU線」や「エアライナー」車両などに関しました話題をご紹介しておりますが、ここまでご紹介しました画像でもわかりますように、今回大分県別府市の大分交通別府営業所には昨年11月以来7ヶ月ぶりの訪問でありました。

 

 ただ、撮影許可をいただいての構内撮影に関しましては実に10年ぶりに行っておりまして、この10年の間にも様々な車の変化が見られていたのではないかと思っております。

 

 さて、この大分交通別府営業所は、別府市の北側に当たります関の江地区にありまして、営業所沿いには「APU」こと立命館アジア太平洋大学への通り道にもなっておりまして、多くの「APU」へ向かう路線バス、逆に別府市内に向かいます路線バスがこの別府営業所の横を通過しております。

 

 (大分200か・866、三菱KL-MP35JM)

 

 また、この営業所沿いにはJR日豊線の線路もありまして、画像のように日豊線の列車が通過している姿も見る事ができまして、さらにタイミングよければこの画像以上にバスと列車との絡みも可能でもあります。

 

 (平成26年撮影)~415系電車鋼製車が健在の頃です
イメージ 3

 

 (今回撮影)~885系電車「ソニック」と絡めています

 

 

 さて、この大分交通別府営業所、現在の営業所の建物は上の画像1の建物であります。しかし、かつては以下画像のような建物が存在しておりましたが(平成21年訪問時撮影)、その後画像1の場所に移転しまして、現在は解体されまして、跡地は車庫に活用されております。尚、現在の営業所の建物は元はバスガイドの寮(関の江寮)でありましたが、現在は改装されまして営業所の建物として活用されております。
イメージ 4

 

 その旧営業所建物があった所には、「APU線」の車両を中心に駐車する姿が見られております。かつては三菱エアロバススタンダードデッカー(いずれもU-MS815S)が駐車する姿が見られておりましたが、現在は「APU線」でも西工E型架装車や低床車両が駐車しておりまして、10年の間に様変わりしている事も伺える所ではありましょうか。

 

 (平成26年訪問時撮影、大分22か19-91(左)&大分22か19-73(右))
イメージ 5

 

 (令和5年11月訪問時撮影、大分200か・296、日産デPKG-RA274TAN)~敷地外より

 

 (今回同場所撮影、大分200か10-77、日野PJ-KV234N1)~元阪急バス

 

 

 さて、今回で大分交通別府営業所撮影の話題も最終回にはなりますが、タイトルにもありますように「APU線」や「エアライナー」だけではなく、それ以外の別府地区の路線バスの車両や、貸切車なども所属しております。今回は、今回訪問時におけるこれら車に関しまして、皆様にご紹介してまいります。

 

 

 まずご紹介しますのは、西日本車体(西工)B型架装の日野レインボー(KK-RJ1JJHK)であります。これら車は平成16年式のワンステップバスでありまして、このタイプよりLED行先を導入時より採用しております。そんなこの車も今年でもう20年になる訳ですが、別府市内や別府~大分間の「別大線」で見られておりまして、まだまだ活躍の場がある事が伺わせております。

 

 (大分200か・192)

 

 (大分200か・194)

 

 また、この中には平成28年に創業120周年を記念しまして、「別大線」の前身であります鉄道線に使用されておりました電車をイメージしたラッピングバスも現在も見られておりまして、大分200か・193におきまして見られております。

 

 このラッピングは、「110」からもわかるのではないかと思いますが、別大線において活躍しておりました100形電車110号をモデルにしましたものでありまして、画像からはわかりにくいと思いますが、黄色のツートンカラーとなっているのが特徴でもあります。また、よく見ますと台車までラッピングで再現しておりまして、かつての姿が偲ばされます。

 

 ちなみに、平成26年撮影時にも別のラッピングが見られておりまして、以下のような姿も見られておりました。
イメージ 10

 

 尚、同じく500形電車505号のラッピングでありましたいすゞエルガミオ(大分200か・・60)は現在はラッピングを解除しまして、グループ会社の国東観光バスに移籍しております(後日ご紹介します)。

 

 

 ここからは、いすゞエルガミオの紹介です。まずご紹介しますのは大分200か・・12(KK-LR233J1改)です。この車が、平成11年に大分交通が導入しました最初のエルガミオでありまして、当初は大分営業所所属で大分市内線で運行されておりましたが、後に別府営業所に転属しております。しかも、初導入車でありますこの車はノンステップバスでの導入となっておりましたが、後の導入は一旦ワンステップバスでの導入となります。

 

 

 ここからは、平成21年以降に導入されましたエルガミオノンステップバスであります。先述のように、一旦ワンステップバスでの導入が見られておりましたが、平成20年に開催されました大分国体開催前より、バリアフリー面から中型導入車はノンステップでの導入となっておりまして、こちらの5台もいずれもノンステップバスでの導入となっております。

 

 (平成21年導入、大分200か・418、PDG-LR234J2)

 

 (平成22年導入、大分200か・466、PDG-LR234J2)

 

 (同、大分200か・492、PDG-LR234J2)

 

 (平成26年導入、大分200か・648、SKG-LR290J1)

 

 (平成27年導入、大分200か・709、SKG-LR290J1)

 

 

 さらに、画像は現行スタイルのエルガミオであります。大分交通では、平成28年より導入されております現行スタイルでありますが、もちろんノンステップバスでの導入でもあります。今回はその最初に導入されました大分200か・771(SKG-LR290J2)を収める事ができておりましたが、この車は新製導入が国東営業所でありましたが、新たなエルガミオ新車の導入に伴いまして別府営業所に転属しております。

 

 

 また、別府営業所にはいすゞエルガミオの訓練車(大分200は・251、PDG-LR234J2)も在籍しておりまして、この車は既存の路線車を改造したものでありますが、画像からもわかりますように黄色の塗装に赤ラインと従来とは違った所が見られているのがわかります。車内に関しましては従来のワンマンの装備も見られておりまして、新人さんを中心とした教育に役立っているようであります。

 

 (白ナンバーではありますが、公式でもナンバーを出しておりますので、当ブログでもナンバーを掲出しております)

 

 

 ここまで路線バスをご紹介しましたが、ここからは今回撮影する事ができておりました貸切バスもご紹介します。

 

 大分交通の貸切バスも、かつてはAPU線の車両からもわかりますように、西工架装車(C-Iボディ)の姿も多く見られておりましたが、最近は西工なきあと純正車の姿も多く見られております。そんな純正車も、現在はグループ会社に移籍した車も見られておりまして、西工架装車とともに変化が見られております。

 

 画像は西工92MCC-I(大分200か・・88、日野KL-RU4FSEA)であります。この車に関しましては、数少ない日野セレガRシャーシの車でありまして、同じ大分県内の大分バスでも92MC・02MC各架装車の高速車両で見られておりましたが、いずれも全廃となっておりますので、この車は貴重な車でもあります。

 

 (ハブ部分)~日野のマークがあるのがわかります

 

 そんなこの車は、昨年3月訪問時には以下画像のように大分営業所でも収めておりました。その後別府営業所に転属しておりますが、公式「Twitter(現・「X」)」では引退とも報じておりましたが、後に転属と訂正されております。私自身も当初引退と聞いた時は驚きましたが、転属と聞いて安心しましたし、そして今回収める事ができた事も良かったでしょうか。

 

 

 こちらは、「セレガーラ」こと、ジェイバス架装の日野セレガ・いすゞガーラ貸切車であります。今回は各1台計2台の貸切車の姿を見る事ができておりましたが、それだけ車両の変化があっている事が伺える所ではあります。ちなみに、日野セレガはLEDオーナメントランプがついていない事からリミテッドエディションでの登録である事がお分かりいただけます。

 

 (いすゞガーラ、大分200か・623、QRG-RU1ASCJ)

 

 (日野セレガ、大分200か・744、QTG-RU1ASCA)

 

 

 そして、こちらは大分交通では数少ない小型車でありますが、この車は一見トヨタコースターのようにも見えますが、実は日野リエッセIIであります。この車自体は平成24年に導入されておりますが、車体を見ましても新しさが漂ってくるような印象でもあります。

 

 (大分200あ・134)

 

 

 今回は、大分交通別府営業所で撮影しました中型路線車・貸切車に関しましてご紹介しましたが、やはり「APU線」や「エアライナー」専用車のイメージが強い中ではありますが、それでもそうした車の存在・必要性はあるのではないかとは思います。やはり中型に関しましては「別大線」や別府市内の路線、そして貸切車も九州内外各地で拝見する事ができている分わかる部分ではありましょうか。そんな私自身も、10年ぶりに訪れた所ではありますが、その10年の間も廃車になったり転属したりしておりますので、それだけ変化があるのは致し方ないですが、これからも引き続きの活躍を願いたい所ではあります。

 

 (注)今回までご紹介しました、大分交通別府営業所の画像は許可を受けて撮影しております。