NO.3020 高速道路上には合計16箇所も存在、長崎自動車道内の現存及び休廃止高速バス停全紹介 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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鉄道・バスを中心としました記事を毎日更新しています。
(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)
令和6年10月記事より更新は夜間から朝に変更しています。

 

 九州にあります高速道路上にあります高速バス停は、九州自動車道・長崎自動車道・宮崎自動車道・東九州自動車道などにバス停が存在しておりまして、近隣にお住いの方々が利用されている姿を見る事ができております。

 

 高速道路上のバス停と言いますと、道路上郊外の所にバス停が設けられている場合が多く見られておりますが、中には住宅地にありますバス停(北九州都市高速道路・高速千代ニュータウンバス停など)がありましたり、駅に隣接するバス停(大分自動車道・高速小郡大板井バス停)もありまして、交通の便や近隣利用者の足となるバス停もありまして、高速道路上でも様々な姿が見られております。

 

 また、九州で代表する高速道路上のバス停と言いますと、上の画像・以下画像にもあります九州自動車道基山パーキングエリアの所にあります高速基山バス停でありまして、ここでは九州内の高速路線バスの乗り継ぎバス停としての拠点となっているバス停となっておりまして、高速路線バスから高速路線バスに乗り換えられる姿も見られております。

 

 (上り福岡方面)

 

 (下り熊本・長崎・佐世保・大分他方面)

 

 

 けれども、そんな利用者が多い姿が見られるバス停がある一方で、立地面もありまして残念ながら利用者が少なく、最終的には廃止となったバス停も見られているのが現状でありまして、以下画像の大分自動車道の高速天間バス停(大分県別府市)や九州自動車道鮎帰・小鶴各バス停などがその一例として挙げられております。特に、画像の高速天間バス停に関しましてはバス停の導線から見まして、利用者が非常に少ない事も伺わせていた所もあったなど、正直廃止となってもおかしくないような印象であった事を覚えております。

 

 (現在)~待合室は撤去されています

 

 

 そして、これからご紹介します長崎自動車道上の高速バス停に関しましても、タイトルにもありますようにこれまで16箇所存在しておりましたが、うち7箇所のバス停で休止・廃止となっておりまして、それらバス停では残念ながらその機能を伺う事ができなくなっております。今回は、長崎自動車道上にありますバス停に関しましてご紹介するとともに、休止・廃止となりましたバス停に関しましても一部バス停で画像はありませんが皆様にご紹介してまいります。

 

 

 長崎自動車道上にあります(ありました)バス停は以下の通りであります。尚、このうち【 】で記載しておりますのが休止・廃止となっておりますバス停、が施設(インター・サービスエリア・パーキングエリア)と併設されているバス停でありまして、そのほとんどが佐賀県内に集中している事が以下からも伺わせております。

 

 (鳥栖ジャンクション)~高速神辺高速中原高速神埼~◎高速金立佐賀大和インター】高速小城】多久インター】【多久聖廟】武雄北方インター】高速川登】~◎嬉野インター東そのぎインター】高速松原~◎大村インター~◎高速大村木場~◎諫早インター~(長崎多良見インター)~(長崎芒塚インター)~(長崎インター)

 

 

 実際に、長崎自動車道上にありますバス停であります。このうち、上の表にもありますようにインターの所にバス停が設けられている所もありますので、その姿を高速路線バス乗車時にお見掛けされた方もいらっしゃるのではないかとも思います。このうち、嬉野インター・諫早インターバス停に関しましてはインターを降りた所にバス停が設けられておりまして、両方面とも、一旦料金所を抜けましてバス停に入る形となっております。

 

 (佐賀県神埼市、高速神埼バス停(上り))

 

 (佐賀県みやき町、高速中原バス停(下り))

 

 (佐賀県佐賀市、高速金立バス停(上り))

 

 (佐賀県嬉野市、嬉野インターバス停)

 

 (長崎県大村市、大村インターバス停)

 

 (長崎県大村市、大村木場バス停(下り))

 

 (長崎県大村市、大村木場バス停(上り))

 

 (長崎県諫早市、諫早インターバス停)

 

 

 そして、ここからは休止・廃止されましたバス停に関しましてご紹介します。

 

 長崎自動車道には、長崎自動車道のほとんどを走行します、九州急行バス運行の福岡~長崎線「九州号」の各停便や、西鉄高速バス(←西鉄バス)・昭和自動車(昭和バス)運行の福岡~伊万里線「いまり号(九州自動車道経由時代)現在は特急列車の愛称にもなっております祐徳自動車(祐徳バス)運行の福岡~嬉野・鹿島線「かささぎ号」、また昭和バス・祐徳バス・西肥自動車が運行しておりました、佐賀発着の県内運行の高速バス(唐津・伊万里・嬉野など)も現在廃止されておりますこれらバス停にも停車を行っておりました。

 

 

 画像は、平成13年に発行されておりました、西鉄高速バス時刻表より、「九州号」各停便、及び「かささぎ号」のページでありますが、当時「九州号」各停便は7往復(うち嬉野温泉(当時は現在の「ホームセンターユートク」付近にある体育館前バス停がその名称でした)に停車が6往復)存在しておりましたが、赤囲いの現在は休止・廃止となっているバス停に停車していた事がわかります。

 

 

 一方、こちらは平成12年に発行されておりました「いまり号」の時刻表でありますが、こちらでも高速小城・佐賀大和インターにも停車を行っておりまして、「九州号」とも重複していた事がお分かりいただけますが、実際に重複する区間では、乗車する選択も3路線でできていた事も伺えるのではないかとも思います。

 

 尚、当時は福岡~佐賀線「わかくす号」はノンストップ便しか存在しておらず、それ以外は佐賀~福岡空港線が存在していたほどでした。したがって、天神方面へは高速神辺~高速神埼間におきましてはこれら路線を利用して行く事しかできませんでした。

 

 

 しかし、「九州号」各停便は平成14年に、「いまり号」は平成15年にそれぞれ廃止・区間変更が行われましたし、平成16年には「九州号」の系統の変化に伴い東そのぎインターに停車する便はなくなりまして、それらバス停に停車する事はなくなっております。

 

 (佐賀大和インターバス停跡)~横の道路は保寸車両専用

 

 また、「わかくす号」も平成16年には高速神埼・高速中原・高速基山各バス停に停車するようになりましたし、平成23年には高速神辺バス停にも停車するようになっております。

 

 (西鉄バス「わかくす号」、8314・日野2TG-RU1ASDA)

 

 

 また、上記の路線が停車していない多久インターバス停に関しましては、先述の佐賀県内の高速バス路線が停車を行っておりましたが、その後路線廃止に伴いまして一度バス停自体は休止されておりましたが、平成18年の昭和バスのレインボー壱岐号」の長崎県営バス撤退に伴う単独運行となりました際に、厳木多久有料道路経由に伴う多久発着所停車廃止に伴い、停車を再び行っておりまして、平成24年の路線廃止まで停車を行っておりました。尚、現在は待合室は撤去されております。

 

 (「レインボー壱岐号」、佐賀200か・524、三菱KK-MS86MM)~現在は貸切に転用

 

 

 こちらの画像は、廃止後の高速小城バス停(上り線、平成22年撮影)であります。高速道路上のバス停では、廃止後もしばらくはバス待合所が残されている所が見られておりまして、画像のこの旧バス停も残されておりました。しかし、その後この上り線バス待合所に衝突する事故が発生しまして、この待合所も残念な結末に至っておりますし、それ以外の旧バス停でも、待合室が撤去されておりまして、一部は「NEXCO西日本」の管理用施設として残されている所も見られております。

 

 

 一方、こちらのバス停は、東そのぎインターバス停であります(平成20年撮影)。先述のように、平成16年にこのバス停に「九州号」の停車が廃止されまして、以降このバス停に停車する事はありませんでした。しかし、平成26年から平成28年3月末までの間に、熊本~長崎線「りんどう号」の熊本行きの1本(九州産交バス便)が臨時停車を行っておりまして、ハウステンボスツアー利用者向けに停車しておりました。しかし、それ以降の設定はなく、現在再びこのバス停での停車はなくなっておりますが、現在も待合室は残されております

 

 (九州産交バス「りんどう号」、熊本22か31-56、日野KC-RU3FSCB)~当時運行されていた車として紹介、現在廃車

 

 

 今回は、長崎自動車道上に存在します(しました)全16箇所のバス停に関しましてご紹介しましたが、調べましてもかつては長崎自動車道上だけでもそれだけ存在しておりまして、そのうち休止・廃止となりましたバス停が7箇所にも至っておりますので、それらバス停の利用者もあまりいらっしゃらなかった事が伺えるようでます。やはり、冒頭述べましたように、住宅地にありまして本数が多い所ならばそう言った事がなかったようですが、元から本数が少ないとなりますとわからない所ではないでしょうか。とにかく、それだけあった事を存じていない方は、これで存じていただければと思っております。