番外 かつて存在も、スポンサーの撤退に伴い姿を消しています、西鉄バス佐賀「サガン鳥栖」ラッピング | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 
 西鉄バス佐賀佐賀本社では、直営の一般路線バスの中心路線としまして「神埼線」が存在しておりまして、西鉄バス久留米御井町支社との共同運行として運行されております。
 
 使用車両には、福岡地区に所属していました車が転属の上で運行されておりまして、中には画像1のように「スマートループ塗装」に塗り替えられました車も存在しておりまして、画像の車(9276・日産デKL-UA452MAN)がそれに該当しております。
 
 また、それ以外に関しましても「赤バス塗装」で転属している車もありまして、画像2の車(9269・日産デKL-UA452MAN)がそれに該当しております。これら車は新製導入(9269・新製土井営業所、9276・新製柏原営業所)よりLED行先ではありましたが、一部の車では幕式の行先で転属・塗り替えられた車も存在しておりましたが、久留米市内で系統番号が変わると言う事もありまして、その後それら車もLED行先に改造されております。
 
 そして、「神埼線」に運行されております車には、以前佐賀県警察神埼警察署が作成しました「前を34」ステッカーが貼り付けられていた車もありました。こう言ったユニークなステッカーが貼り付けられているのもこの佐賀本社所属車ならではではなかったかとも思う所でしょうか(現在は見られないようです)
 
 
 また、同じく西鉄バス佐賀の鳥栖支社では2系統に及びます鳥栖~久留米間の路線や、鳥栖~目達原・神埼間、鳥栖~鳥栖プレミアムアウトレット・小郡駅間、またそれ以外のローカル路線も運行されておりまして、使用車両はほとんどの車両が画像の中型車両による運行となっております。この中には、以下画像にありますようにいすゞエルガミオの純正車両も見られておりまして、それぞれの路線で活躍する姿も見られております。
 
 (2508・いすゞPDG-LR234J2)
 
 (2119・いすゞPA-LR234J2改)
 

 さて、西鉄バス佐賀では、佐賀本社・鳥栖支社とともに、現在はラッピングが解除されておりますが、サッカーJ1リーグサガン鳥栖ラッピングの車が多く存在しておりました。今回は、平成31年早々まで存在しておりました「サガン鳥栖」ラッピング車に関しまして皆様にご紹介してまいります。
 
 
 Jリーグ「サガン鳥栖」と言いますと、Jリーグの最高峰でもありますJ1リーグに位置付けまして今年で13年目となるほど、九州を代表するサッカークラブチームである事ははご覧の皆様もご存知の通りではないかと思います。本拠地は以下画像にもあります「駅前不動産スタジアム(駅スタ)」でありましてJR鳥栖駅ホーム(特に6番ホーム)からも拝見する事ができる事はご存知ではないかと思います。
 

 さて、西鉄バス佐賀の「サガン鳥栖」ラッピングは、このアメブロの運営会社でありますサイバーエージェントの子会社でありまして、社長が佐賀県伊万里市出身の渡邊氏でもあります、ゲーム会社サイゲームスからも支援を受けておりまして、その結果ラッピングが施されるに至っておりまして、これら車には、マスコットキャラクターウィントスを中心としまして、それぞれ特徴がありますラッピングによって運行されておりました。尚、この撤退は別のJリーグチームであります町田セルビアが親会社サイバーエージェントの傘下となった事から、それに伴いまして「サガン鳥栖」からスポンサー撤退へと至っております。
 
 
 そんな「サガン鳥栖」のラッピングは、本拠地があります鳥栖市の鳥栖支社には6台がラッピングを施しておりまして、鳥栖支社の担当路線において運行されておりました。その担当路線では、鳥栖~(久留米大橋・綾部)~久留米間や鳥栖~目達原・神埼間などと言った路線などで運行されておりまして、実際に各地で見る事もできていたようであります。
 
 (2120・いすゞPA-LR234J1)
 

 一方、佐賀本社では9500・9502(いずれも日産デPKG-RA274MAN)の2台で施されておりまして、これら2台はいずれも平成18年に那珂川営業所に新製配置、その後平成26年頃に佐賀営業所に転属しておりまして、平成30年に西鉄本体から西鉄バス佐賀に所有先が変わった後も、もっぱら「神埼線」で運行されておりましたが、その後このラッピングを施すに至っておりました。
 
 まずは9502からご紹介します。
 
 デザインは、他の鳥栖支社所属車と同様サガンブルーサガンピンクをあしらったデザインとなっているのが特徴でありまして、この9502の場合はマスコットキャラクターウイントスも窓いっぱいにラッピングが施されていた事がわかります。本当に、見ましてもカラーと車体とがうまくマッチしていた事が伺えるのではないかとも思います。
 

 そして、9500をご紹介します。
 
 こちらのデザインも、「サガンブルー」と「サガンピンク」をあしらったデザインとなっているのが特徴でありまして、この9500の場合は9502とは違いまして、「ウイントス」が窓下に見られていた事がお分かりいただけるのではないかと思います。
 
 そんな9500と言いますと、平成27年に前面を大破する事故を起こしておりまして、復活もどうかと言う所まで来ておりましたが、翌年奇跡的な復活を果たした車でもありました。本当に、このラッピングを採用する事は、過去の事を払しょくする意味を思えばよかったようにも思います。
 
 (アップ)
 

 これらラッピングは、ご紹介しておりますように「サイゲームス」からの支援を受けまして、このラッピングが施されるに至っておりましたが、そのスポンサーが撤退となった事で、このラッピングも解除されないといけなかった事は正直残念であったように思います。現在佐賀地区では佐賀市営バス・祐徳自動車でも別のデザインで見られておりますので(祐徳自動車は受諾している選手バスとしてです)、3社で見られていた訳でありましたが、一番目立っていたと思いますこのラッピングが見られなくなっておりますので、スポンサーの撤退の影響は大きかったのかなと思ってならない所であります。
 
 (9502)~ラッピング解除後
 
 
 今回は、西鉄バス佐賀の路線バスに存在しておりました「サガン鳥栖」ラッピングに関しましてご紹介しましたが、このラッピング自体サポーターらにとりましても好評であったそうでしたが、スポンサーサイゲームスの撤退によりまして見られなくなってしまった事は本当に残念に思います。それだけ支援額も多かった事は伺えますが、企業は違えども関係会社であるがゆえに撤退を余儀なくされてしまった事もやはり残念にならないでしょうか。先述のように、チームは10数年にわたりましてJ1に居座る事ができておりますが、この存在あったからこそ今につながっているでしょうから、この姿は忘れてはならない事には間違いないでしょうか。