番外 現在は姿を消しています、西鉄バス京町営業所所属車の最後のB高車3台とこれまで所属した車たち | コウさんのコウ通大百科 PART3

コウさんのコウ通大百科 PART3

在住する九州を中心に、鉄道・バスを中心としました記事を毎日更新しております。
(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 
 JR久留米駅に近い繩手バス停が最寄りバス停であります、西鉄バス京町営業所(西鉄バス久留米京町支社管理委託)は、現在担当の高速路線バスが久留米~福岡空港線1路線のみではありますが、16往復の本数で運行されております。
 
 この路線に関しましては、「コロナ禍」前は27往復で運行されていた路線でありましたが、この「コロナ禍」そして乗務員不足も重なりまして運休便が多く出ておりまして、その結果現在の本数にまで減便されておりまして、そして使用車両も減便に伴いまして転属した車も見られている事もありまして、現在は7台がこの京町営業所に所属しておりまして、うち6台が「ハーモニー塗装」の車でもあります。
 
 これら車に関しましては、運行距離が短いですので、もちろんトイレなしの車でもありますが、コンセントまたはUSBポート、そしてWi-Fiは全車装備してあります。
 
 これら車に関しましての内訳は、「新高速色」が平成29年導入のいすゞガーラ1126、「ハーモニー塗装」が平成31年導入の上の画像のいすゞガーラであります1332・1333(ともに2TG-RU1ASDJ)、及び1331、そして令和2年導入の日野セレガであります8436・8437・8438(ともに2TG-RU1ASDA)が運行されておりまして、それだけ若返りが図られている事が伺わせております。
 
 (8437)
 
 (行先)
 
 (京町営業所)~縄手バス停より撮影
 
 尚、これらはいずれも日野セレガ・いすゞガーラの通称「セレガーラ」の高速車で構成されておりまして、そう言った事からより若返りが見られているのが伺えるのではないかと思います。
 
 
 さて、今回ここからご紹介しますのは、かつてこの京町営業所にも西日本車体(西工)B型高速車(B高車)がは全廃となっております。今回ここからは、京町営業所に最後まで残りました3台とともに、これまで所属しておりましたB高車を厳選しまして数台皆様にご紹介してまいります。
 
 
 その前に、現在久留米地区でのB高車の姿は、画像のように、佐賀市にあります中高一貫校であります「弘学館」のスクールバスにおきまして、西鉄バス佐賀運行で見る事ができておりまして、路線としてでは見られなくなっておりますが、このようにスクールバスとしては見る事ができております。尚、画像の車は鳥栖支社所属ではありますが、佐賀本社所属でも「弘学館」のスクールバス専用車を見る事ができております。
 
 (西鉄バス佐賀、9703・日産デPKG-RA274TAN)
 
 (幕表示)~他にも見られます
 
 
 ここからは、過去画像をご紹介してまいります。以下画像は、平成25年に撮影しておりました京町営業所であります。当時これまでJR久留米駅前にありました同営業所の車庫(現在は西鉄系のマンションに変わっています)から平成23年に移転しておりまして、この車庫の前身が西鉄観光バス久留米支社、さらにその前が西鉄バス縄手営業所でありましたが、この撮影当時は西工S型架装車の多くが廃車となっていた事もありまして、画像のようにB高車も見る割合も多かったですし、58MCB型架装車の姿も多く見られていた頃でありまして、上の画像・その下の画像の現在の姿と比べましても車両の姿が大きく違っているのがわかります。
 
 (現在)~画像5のアップ画像もご覧ください
 
 
 最初の画像は、京町営業所に最初に所属しておりました平成13年式の2台(いずれも三菱KL-MP35JP改)であります。この2台は、平成12年に導入されましたB高車の次の代にあたる車でありまして、そう言った事から床下のトランクが低くなっているのがわかります。尚、この2台はその後画像のように筑豊地区に転属しておりましたが、平成31年までに廃車となっております。
 
 (3614)~平成30年撮影、飯塚営業所所属時
 
 (3615)~平成29年撮影、飯塚営業所所属時
 
 
 こちらは、いずれも日産ディーゼルスペースランナー(PKG-RA274TAN)であります。京町営業所では、平成30年より日産ディーゼルスペースランナーの所属はなくなっておりましたが、当時は画像のように所属車両も見られておりまして、久留米~福岡空港線以外にも当時運行されておりました北九州~久留米線でもその姿が見られておりました。現在これら車は、他の営業所に所属しまして運行されておりましたが、残念ながら廃車となった車も見られております。
 
 (9526)~飯塚第二営業所→廃車
 
 (6111)~西鉄バス大牟田→現在西鉄バス北九州行橋営業所所属
 
 (西鉄バス大牟田所有時)
 
 (6112)~西鉄バス大牟田→現在西鉄バス北九州行橋営業所所属
 
 (6113)~西鉄バス大牟田→現在西鉄バス筑豊直方支社所属
 
 
 ここからご紹介しますのは、京町営業所に最後まで所属しておりましたB高車でありまして、いずれも三菱ふそう車(KL-MP35JP改)でありました。
 
 (3702)~令和元年撮影、ヤフオクドーム(当時)~久留米間臨時運行時(上から撮影しておりますので、見にくい所はご了承ください)
 
 (3726)~平成19年撮影、北九州~久留米線時
 
 (3727)
 
 京町営業所のB高車は、令和2年の運用離脱までは平成14年式の3702・3726・3727の3台が所属しておりましたが、3702に関しましては新製時より京町営業所、3726・3727に関しましては北九州高速営業所からの転属でありまして、この2台に関しましては当初は福岡~北九州線「福北ライン」で使用されていた車でもありました。
 
 これら車は、いずれも西鉄高速バスで導入を進めておりましたコンセントは装備されておりませんでした。そう言った事もありまして、末期は上の画像の3702のように臨時バスをメインとして運行されておりまして、コンセントを導入していた車両との違いが見られておりました。
 
 
 しかし、先述の新たな「ハーモニー塗装」であります日野セレガであります8436・8437・8438の導入に伴いまして、これら3台は運用を離脱・廃車となっておりまして、離脱直後はいずれも西鉄バス久留米大川支社に疎開留置しまして、その後正式廃車へと至っております。これら3台の運用離脱に伴い京町営業所所属車は全車携帯電話・スマートフォンが充電できますコンセント・USBポート付きの車となりまして、かつこの路線では100%充電できる車両による運行へと至っております。
 
 (いずれも敷地外からの撮影です)~その下の画像左から2番目は5630
 
 
 今回は、令和2年に姿を消しました、西鉄バス京町営業所に所属していたB高車に関しましてご紹介しましたが、当時でもこれら3台はB高車では古参の車両にもあたる車でもありましたので、正直あとどのくらいかなと言う域ではありました。そんな中での離脱は正直ついに来たと言う思いが強かったですが、そんな三菱ふそうの車も現在は全廃となっておりますし、日産ディーゼル車に関しましても徐々に台数を減らしてきております。私自身もそう言った動きもある事からB高車も減ってきているなと言う印象を感じさせられますが、それほどB高車の終焉も迫って来ている事には間違いないようでもあります。