番外 バスでも「ロマサガ」見られます、「SaGa風呂バス」昭和バス・佐賀市営バス・JR九州バス版 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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在住する九州を中心に、鉄道・バスを中心としました記事を毎日更新しております。
(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 当ブログでもこれまでもご紹介しておりますように、令和4年10月より、JR九州唐津線・筑肥線(山本~伊万里間)向けに、「ロマンシングサガ」のラッピング列車が運行されております。

 

 このラッピング列車は、スクウェア・エニックス(←スクウェア)がゲームソフトとして存在しております「ロマンシングサガ」と佐賀県とのコラボレーションで運行されているものでありまして、令和4年に「ロマンシングサガ」自体が30周年となっておりますし、佐賀県とのコラボレーションも平成26年から始まっておりまして、現在まで多くの方々の来訪も見られております。

 

 さて、ラッピング列車に関しましてはこの後の記事でもご紹介しますが、このラッピング列車の中には温泉に関しましたラッピングもありまして、実際に見る事ができております。特にキハ47 8051に関しましては「SaGa風呂号(16号車)と言う愛称まで付けられておりまして、県内3箇所にあります温泉(嬉野・武雄・古湯)のデザインまで見られております。

 

 (キハ125-7「古湯温泉号(7号車)」)

 

 (キハ47 8051「SaGa風呂号(16号車)」)

 

 

 そんな「SaGa風呂」の各温泉へは各地から路線バスも運行されておりますが、その各地へ向けて「SaGa風呂バス」と呼ばれるラッピングを施したバスが存在しております。今回はこのうち佐賀市内から古湯温泉間を運行します昭和自動車(昭和バス)、九州佐賀国際空港(佐賀空港)から佐賀駅バスセンター間を運行しております佐賀市交通局、そして武雄温泉から嬉野温泉間を運行しますJR九州バスのラッピングバスを収めておりましたので、皆様にご紹介してまいります。

 

 

 「SaGa風呂バス」は、「ロマンシングサガ2022」企画の一環として、武雄・嬉野・古湯を訪れる路線バスに、オリジナルデザインのラッピングバスが運行されておりまして、「サガ」シリーズのイラストレーター小林智美氏のキャラクターイラスト、「サガ」シリーズのドットキャラクター、佐賀県出身の書道家・江島史織氏の題字、佐賀県内名所のイラスト、
佐賀県の名産物のドット画像などが融合したデザインになっております。

 

 運行区間は、先述のように武雄~嬉野間(JR九州バス運行)、佐賀~古湯間(昭和バス運行)、有明佐賀空港~佐賀駅バスセンター間(佐賀市営バス運行)、そして武雄~鹿島・佐賀間(祐徳自動車(祐徳バス)運行)でそれぞれ運行されております。

 

 

 まずは、昭和バスにおきまして見られております「SaGa風呂バス」(佐賀200か・830、日野SKG-KR290J1)の車からご紹介します。

 

 今回ラッピングバスとして使用されておりますこの車でありますが、導入当初は佐賀営業所に所属しながら現在は廃止されております三瀬村までの路線で主に運行されておりまして、実際に三瀬車庫にも駐在しておりました。しかし、令和2年の再編で廃止されまして、現在は佐賀~古湯間佐賀~イオンモール佐賀大和~佐賀営業所間などの路線におきまして運行されております。

 

 (三瀬車庫駐在時代)~令和2年撮影

 

 

 さて、この時は古湯温泉行きでありまして、画像の非公式側ではドット画像のキャラクターが主に見られているのがわかります。それでもバック絵では古湯温泉での姿も見られておりまして、特に赤い橋であります「宮の渕橋」はより古湯温泉にある橋である証としての姿も見られているのではないかとも思います。

 

 この後、「SaGa風呂バス」は古湯温泉へ向けて発って行きました。撮影当時はこの後「堀江通り」を経由するため、右折しておりましたが、令和5年10月改正でその「堀江通り」経由は廃止されておりまして、現在は左折~「SAGAサンライズパーク」方面へ運行されておりまして、それからイオンモール佐賀大和~尼寺(にいじ)などを経由しまして古湯温泉(佐賀市富士支所)へと向かう形となっております。

 

 

 次は、同じく「SaGa風呂バス」として運行されております、佐賀市営バス(850号・三菱QRG-MS96VP)であります。

 

 この車は、画像からもわかりますように三菱エアロエースでありまして、本来の姿でしたら、以下画像のかつては「貸切塗装」でもありました「リムジンカラー」でもありますが、今回唯一ハイデッカー車としてこの車が「SaGa風呂バス」としてラッピングされるに至っております。

 

 

 さて、この車に関しましては温泉とは違っておりますが、佐賀県の空の玄関口へ結ぶバスとして使用されているだけありまして、県内の名所などが描かれてもいまして、画像の「SAGAサンライズパーク(佐賀市)」・「清水の滝(小城市)」・「多久聖廟(多久市)」・「七ツ釜(唐津市)」の姿が非公式側では見る事ができております。

 

 一方、公式側では「吉野ケ里歴史公園(神埼市・吉野ケ里町)」・「大川内山(伊万里市)」・「唐津城(唐津市)」・「ドンバイ塀(有田町)の姿が見られておりまして、キャラクターとともに名所がそれぞれ描かれている事がお分かりいただけるのではないかと思います。

 

 そして、リアでは唐津市の「唐津くんち」も見られております。本当に1台にこう言ったものが見られている事がわかりますが、それも佐賀県と「ロマンシングサガ」とのタイアップならではではないかとも思う所でもありましょうか。

 

 こうして、撮影時佐賀空港行きが発って行きました。この便は準急便として運行されておりますので、必ず「準急」の表示も見られておりますが、途中乗り降りも可能でもありますので、正直乗り得な路線バスとしての姿も見られている事はこうした車を使っている分ありがたい所でもありましょうか・・・。

 

 

 そして、画像はJR九州バス「嬉野線」に使用されておりますいすゞエルガミオ(321-12615、SKG-LR290J1)であります。

 

 この車には、公式側・非公式側、そしてリアとも嬉野温泉に関しますラッピングが見られておりまして、こちらも温泉に関する部分が見られている事がお分かりいただけます。それにしても、正直武雄温泉~嬉野温泉間と温泉間を結ぶ路線でもありますので、武雄温泉もあればと個人的にも思う所ではありますが、それでもアピールしている分まだましではないかとも思う所でしょうか。

 

 

 今回は、「ロマンシングサガ」の企画の一環でもあります「SaGa風呂バス」に関しましてご紹介しましたが、冒頭・この後ご紹介します列車に次いでバスにもラッピングの姿が見られておりますので、ファンにとりましては喜ばしい所ではないかとも思う所です。やはり、観光地へつないでいる事が言える所ではありますが、正直佐賀県側も列車・バスにも見せている訳でもありますのでまさに粋な計らいを見せている事には間違いないのではないかとも思います。ご覧の皆様も、実際にこのようにこうしたラッピングバスを見る事ができておりますので、ご覧になりたい方はお越しになりましてご覧いただければと思っております。

 

 【参考】

 ロマンシング佐賀 2022|SQUARE ENIX (romasaga.jp)

 SaGa風呂|SQUARE ENIX (romasaga.jp)