NO.2985 佐賀県内バス無料の日、昭和バス唐津市内循環線・呼子線乗車&唐津営業所車両撮影記録 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 1月の毎週水曜日と日曜日、佐賀県では佐賀県内の一般路線バス・コミュニティバスが無料となります路線バス無料デーが実施されておりまして、ご覧の皆様の中にも利用された方がいらっしゃるのではないかと思います。

 

 この路線バス無料デーは、佐賀県内の路線バス・コミュニティバス事業者が運行します路線におきまして無料で利用する事ができていたものでありましたが、昨年は1月とこの2月まで無料で利用する事ができておりましたが、今年は1月のみの無料デーでもありました。

 

 私自身も、正直何度か利用したかったのですが、結局は日曜日でありました21日のみしか利用できませんでした・・・。正直、2月まであるならばまだよかったのですが、今年はそうとはいかなかったのは残念でもありましたでしょうか。

 

 

 さて、今回ご紹介しますのは、その1月21日に利用しました際の模様を今回と次回ご紹介しますが、今回は唐津市内のバス利用時の模様、そして昭和自動車(昭和バス)唐津営業所で撮影していた模様も合わせて皆様にご紹介してまいります。

 

 

 今回バス無料のスタートは、唐津駅前バス停からでありました。本来でしたら自宅の最寄りバス停からと言う所でもありましたが、残念ながら時間帯に合わなかった事から、私の妻から唐津駅まで送ってもらいまして、そこからスタートと言う事になりました。

 

 

 今回最初は、8年前の平成28年に新設されております、唐津市内線循環バスの「南コース」を利用しておりまして、この時には画像の三菱エアロミディMJ(佐賀200か・906、KK-MJ23HE)に乗車しておりました。

 

 今回乗車しました「南コース」は、他の2コース(「東コース」「西コース」)よりも遅くに運行を開始しておりまして、大手口→唐津駅→アルピノ前と経まして、町田(ちょうだ)地区から唐津赤十字病院を経まして和多田地区へ運行されているものでありまして、運賃は他の2コースと同様200円均一でもあります。

 

 大手口バスセンター→唐津駅→アルピノ前→町田三丁目→和多田新道→長谷団地→唐津赤十字病院→丸宗→文化体育館前→天満町→丸宗→用尺南→栄町東→大手口→唐津駅

 

 (町田四丁目表示時)

 

 (運賃は200円均一です)~町田三丁目表示時

 

 

 こちらは、運行区間内にあります唐津赤十字病院であります。この病院は唐津地区の中核の病院として存在しておりまして、循環バスが運行を開始しました平成28年に現在の場所に移転しておりますが、その病院の足として市内循環バスも停車しております。尚、唐津赤十字病院へは大手口バスセンターからも平日のみ直行バスも運行されておりまして、こちらは中型バスによって運行されております。

 

 また、町田三丁目~長谷団地の区間は、以前も運行されていた区間でもありましたが、平成初頭に廃止されておりました。それを循環バスとして復活しておりますので、まさにこの病院が来た事だからと言ってもいいかとも思います。

 

 

 さて、唐津赤十字病院を経まして和多田地区へと進んでおりましたが、やはり無料であった事もありまして10数名の利用者があっておりました。また、この中には親子の姿もありまして、普段バス利用されない方もこの無料の日を機に利用されていたようでもありました。

 

 この運行区間の中の文化体育館前~丸宗間の区間です。このコースで最も道幅が狭い区間を通っておりますが、この区間には2箇所バス停も設けられておりまして、この時はうち1箇所で2名の乗車もあっておりました。

 

 (後方より撮影)

 

 

 所で、この車は元は京浜急行バスからの移籍車でありまして、平成14年式であります。この年式は2台(E6231・B6232)ありましたが、うち1台を昭和バスが購入しまして、市内循環バスとして運行されております。尚、もう1台は同じ九州事業者の日田バスに移籍しておりまして、こちらは610号として現在も運行されております。

 

 この車の特徴は、ステップはワンステップ、ミッションはAT車となっておりまして、前事業者らしい所を見せております。やはり、エアロミディでも小型タイプと言う事もありましてコンパクトさが伺えていいのではないかとも思います。

 

 

 こうして、私は千代田町バス停にて下車、この後は昭和バス唐津営業所方面へと向かいました。

 

 

 こちらが、昭和自動車本社、そして唐津営業所であります(ストリートビューより)。この建物も、画像からわかりますように古い建物でもありますが、そんな建物とともに様々なバスも見て来た事が伺えるのではないかと思います。

 

 そして、こちらは唐津営業所から見られます唐津城であります。やはり城下と言う事もありまして詳しく見る事ができておりますが、この城からもやはり様々なバスを望んできていたのではないかと思ってならない所ではありましょうか。

 

 

 さて、今回ここに来たのはこの営業所内にあります宝当桟橋バス停より、呼子行きのバスに乗車するためでありましたが、まだ時間がありましたので様々な車も収めておりました。

 

 最初の画像は、福岡へと向かいます「からつ号(佐賀200か・729)」でありますが、この車はヒュンダイ(ヒョンデ)ユニバース(LDG-RD00)であります。このユニバースと言いますと、昨年4台の廃車があっておりまして、唐津営業所所属車でありました佐賀200か・730も廃車となりましたが、これだけ一気に廃車が見られた事で、残された2台(この車と福岡200か25-61(伊都営業所所属))もあとどのくらいの活躍かと言う域である事には間違いないでしょうか・・・。

 

 こちらは、いすゞガーラ(佐賀200か・992、QTG-RU1ASCJ)であります。このいすゞガーラ、そして日野セレガのいわゆる「セレガーラ」が昭和バスでは主力車両に位置付けておりますが、こちらは昨年計6台の「セレガーラ」の導入もあっているだけに、今年もどうなるかと言う所でしょうか。それにしても、この整形外科のラッピングと昭和バスの「緑高速塗装」のカラーがよく合っている事がわかるのではないでしょうか。

 

 

 他にも、路線車両も収めておりましたが、まずは三菱エアロミディ(佐賀200か・250、KK-MK25HJ)でありますが、この車は唯一の唐津営業所所属の三菱エアロミディ中乗り中型路線車でありまして、平成16年式であります。以前は、唐津~佐賀間や唐津~伊万里間と言った幹線で使用されてもいましたが、現在は予備車として東松浦半島路線などでも活躍の場が見られております。 

 

 

 次は、唐津~佐賀線として運行されておりました、佐賀営業所所属の日野レインボーII(佐賀200か・829、SKG-KR290J1)であります。この車は平成27年式、佐賀営業所では初めてのノンステップ車両・角目1灯でもあるのが特徴でもありまして、相方には「ロマンシングサガ」「SaGa風呂バス」となっております佐賀200か・830も佐賀営業所に所属しております。

 

 

 こちらは、ノンステップバスの日野レインボーHR(佐賀200か・850、PB-HR7JHAE)であります。唐津営業所には、川崎鶴見臨港バスからの移籍車に、岐阜バスからの移籍車が存在しますが、こちらはその岐阜バスからの移籍車であります。ちなみに、この岐阜バスからの移籍車には九州には大分交通にも存在しますが、この車と同時期に廃車となっていた車が大分交通(大分200か・704)に移籍されております。

 

 

 次の3台は、いすゞエルガミオ・日野レインボーであります。このタイプも平成28年に導入されて以来多く導入を続けておりまして、佐賀県内でも30台以上も見られる存在となっております。これらは令和3年導入車まではAMT車、以降はAT(オートマチック・トランスミッション)となっておりまして、今回撮影画像では佐賀200か12-53が該当します。

 

 (佐賀200か11-74、いすゞ2KG-LR290J4)

 

 (佐賀200か11-78、日野2KG-KR290J4) 

 

 (佐賀200か12-53、いすゞ2KG-LR290J4)

 

 

 さらに、こちらの3台は日野ポンチョであります。唐津営業所には7台導入、このうち唐津市内線向けには4台が使用されておりまして、これら3台がその唐津市内線向けの車でもあります。これらは、1*ー**の車は5速AT車、それ以外は5速MT車となっております。

 

 【左より】

 (佐賀200か10-85、2DG-HX9JLCE)

 (佐賀200か11-41、2DG-HX9JLCE)

 (佐賀200か・931、SKG-HX9JLBE)

 

 

 そして、富士重工8E架装の日産ディーゼルRM(佐賀200か・154、KK-RM252GAN)であります。この車は平成14年式でありまして、同時に西日本車体工業(西工)架装車も導入されておりました。これまでもご紹介しておりますように、富士重工架装車は台数を大きく減らしているだけに、この車もいつまでの活躍が保証できるかと言う所でしょうか。

 

 

 次は、九州電力玄海発電所送迎に使用されますいすゞガーラ貸切車であります。これらは、特定貸切として使用されている事から「特定」として運行されておりますが、以前のように古参の貸切車が使用されていたのとは違いまして新車導入からの特定貸切での運用ですので、かなりの若返りも伺えるのではないでしょうか。

 

 (佐賀200か・857、QRG-RU1ESBJ)

 

 (佐賀200か・858、QRG-RU1ESBJ)

 

 (佐賀200か・923、QRG-RU1ESBJ)

 

 (佐賀200か・10-81、2RG-RU1ESDJ)

 

 

 次は、三菱エアロバスであります。これらはいずれも移籍車でありますが、先述のいすゞガーラと同様特定貸切として使用されておりまして、活躍する姿も見られております。この中では、佐賀200か11-95のように複数回の転属をした車も存在しております。

 

 (佐賀200か10-35、KL-MS86MP)

 

 【左から】

 (佐賀200か11-96、KC-MS829P)

 (佐賀200か11-95、KC-MS822P)

 

 

 こちらは、小型車両であります。これら小型車両も特定貸切として使用されておりまして、三菱ローザやトヨタコースターなどが使用されておりますが、本当にこの玄海発電所送迎用としての使用は大きな貢献である事も伺えるかもしれません(小型車両は日野レインボー以外の形式は控えます)

 

 (佐賀200あ・172)

 

 (佐賀200あ・189)

 

 (佐賀200あ・280)

 

 (佐賀200あ・351)~令和5年導入

 

 (佐賀200あ・192、日野KC-CH1JFAA)

 

 

 そして、初代日野セレガの貸切車であります。これまでもご紹介しておりますように、現在初代日野セレガ自体も画像の2台しかおらず、もう既に絶滅危惧種の域まで来ております。それでも、佐賀200か・722のように30年になりながらも活躍している姿も見られますので、まだまだ必要な存在である事には間違いないでしょうか。

 

 (佐賀200か・321、KC-RU3FPAB)

 

 (佐賀200か・722、U-RU1HHAB)~タクシー事業部所属

 

 

 さて、ここまで唐津営業所の車両に関しまして(一部を)ご紹介しましたが、ここからはその唐津営業所に隣接します宝当桟橋バス停より呼子へと向かいます。今回は、その下の画像にあります佐賀200か10-16(いすゞ2KG-LR290J3)に乗車しました。

 

 (時刻)

 

 この日の車内は画像のような姿が見られておりまして、10数名の乗車はあっておりました。ただ、中には無料である事を周知されていない方もいらっしゃいまして、ICカードを間違って読み込んだりする姿も見られていたほどでもありました。

 

 

 こうして、約30分少々で呼子発着所に到着しました。ただ、この日は天候が良くなかった事もありまして、画像はありませんが、観光船は欠航、朝市通りもまばらな姿も見られておりました・・・。

 

 

 この後、私は再び唐津へと戻りますが、この時発着所内には10数名ほどの待合の方がいらっしゃいまして、呼子フィーダー線や唐津方面へ利用される方も見られておりました。

 

 呼子フィーダー線に使用されますタクシー事業部のトヨタハイエース2台です。いずれもコミュータータイプとなっておりまして、8~9名の乗車は可能ではありますが、やはり白一色のタイプよりもツートンカラーのタイプの方が見た目からもいいのではないかとも思う所ではあります。尚、もちろんこれら系統もこの日は無料での運行でありました。

 

 (佐賀300あ・125)~この日は波戸岬方面

 

 (佐賀300あ・209)~この日は名護屋方面

 

 これらは、この後波戸岬・名護屋方面へそれぞれ発って行きました。それにしても、観光地向けでこれら車両になっていると言うのも、それだけバス需要が減ってしまっている証ではないかと思う所ではありましょうか。それでも、このような形で維持するだけでもまだいいのではないかとは思いますので。

 

 

 さて、私もこれから唐津へと戻ります。今回の利用はいすゞエルガミオ(佐賀200か・831、SKG-LR290J1)でありまして、もっぱら唐津~呼子方面へ運行されている車でもありまして、ノンステップバスでもあります。そのため、リアには呼子発着所前にあります薬局のラッピングが見られておりました(相方佐賀200か・832にも同様のラッピングあり)

 

 今回利用は、呼子~菖蒲~岩野経由でありましたが、それとともに打上経由も存在します。この経由便は、かつて運行されておりました呼子~唐津~福岡線「よぶこ号」の名残として運行されておりまして、本数は平日3往復・土日祝日2往復であります。今回時間が合えばその経由便も乗車したかったですが、残念ながらその時間帯に相当する便がありませんでしたので、致し方ない所ではありました・・・。

 

 

 この後、私は別の路線に乗車しまして、それから一度帰宅しまして、そして次回ご紹介します唐津~伊万里線に乗車するに至っておりました。

 

 

 今回は、1月のバス無料時に昭和バスの佐賀県唐津地区の路線に乗車した模様をご紹介しましたが、この路線も福岡地区とは違いまして中型・小型の車両がメインの路線が主であります。それほど需要が違う事が伺えますし、最盛期としますと各路線本数も少なくなっている事には間違いないですが、それでも各路線利用者の足として存在している事には間違いありません。とにかく行われました無料期間をきっかけに、また路線バスを利用してみようと言う気持ちになれればと思う所ではあります。次回は、先述のように唐津~伊万里線の無料乗車、そして直行「いまり号」の乗車の模様もご紹介しますので、次回もご覧になっていただきたいと思います。