NO.2947 国鉄塗装の103系の団体列車でした、筑肥線百周年特別列車撮影 in 西唐津・大入 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 今年令和5年は、筑肥線が開業して100年と言う節目の年でもありました。

 

 筑肥線は、今から100年前の大正12年(1923年)に前身の北九州鉄道によりまして福吉駅~浜崎駅が開業、以降東は博多駅まで、西は伊万里駅まで線路を延ばしまして、昭和10年に全線開通に至っておりました。当時は博多~東唐津(旧駅)間、そして東唐津駅で向きを変えまして、唐津線の山本駅を経まして、伊万里駅まで線路を延ばすに至っておりました。

 

 大きく変化するようになりましたのが、今から40年前の昭和58年でありまして、この年筑肥線の姪浜~唐津・西唐津間が電化開業(唐津~西唐津間は唐津線です)、これによりまして上の画像にもあります103系1500番台電車が導入に至っておりまして、姪浜~博多(仮)は福岡市交通局(福岡市地下鉄)1号線(現・空港線)に乗り入れるようになっておりました。

 

 しかし、それに伴い姪浜~博多間、虹ノ松原~東唐津~山本間が廃止となりまして、そういう事もありまして、現在のように唐津~姪浜間、山本~伊万里間と分離した形となっておりまして、それぞれ東線・西線とも称されるようになっておりますが、利用者は東線・西線と対照的な姿が見られております。

 

 

 そんな筑肥線100周年を記念した特別列車が、去る11月19日、スカイブルーの「国鉄塗装」に塗り替えられました103系1500番台電車E12編成(以下・E12編成で紹介)によりまして運行されました。今回は、西唐津駅・大入駅でその姿を収めてまいりましたので、皆様にご紹介してまいります。

 

 

 まずは西唐津駅での模様からご紹介してまいります。西唐津駅へは、自宅から直接来てもよかったのですが、一旦唐津駅を経ましてやってきておりました。この際は唐津線列車でもあります画像のキハ125形+キハ47形各気動車によります5827Dにて西唐津駅へとやってきておりました。

 

 

 5827Dは、西唐津駅ホームから唐津車両センター内の車庫に入区、この後、E12編成によります百周年記念の特別列車であります筑前前原駅からの団体臨時列車が西唐津駅に入ってまいります。本来は、この送り込み回送も唐津駅で収める予定でしたが、自宅を出るのが遅かった事もありまして残念ながら私が唐津駅に来た時には既に回送は出ておりまして、収める事はできませんでした(JR九州アプリにて確認)・・・。

 

 さて、団体臨時列車は西唐津駅に入ってまいりました。が、ホームには入らず、外側の2番線に入線してまいりました。その理由は後述の画像を見ればお分かりいただけるのではないかと思いますが、想定通りの事でもありましたので、そこまで気にはしませんでした。

 

 この電車が入線した際の幕は「団 体」幕でありました。私自身(103系1500番台電車のミニミニ方向幕を持っているので)この電車にその幕が入っている事は存じておりますが、普段止まる位置でもありませんので、まさにこの時ならではな姿でもありました。

 

 そして、姪浜方のクハ103-1512の所には、画像のようにヘッドマークが掲示されておりました。このヘッドマークに関しましては後述でご紹介しますが、遠くから見ましても色がよく合っているのがお分かりいただけるのではないかと思います。

 

 

 ちなみに、2番線入線の理由はホームに福岡空港行き1684Cが入線するためでありました。この時は305系電車W3編成での運行でありましたが、国鉄スタイルとJRスタイルとの並びは顔からも違っている事が伺わせるのではないかとも思います。それにしても、この305系電車は103系1500番台電車6両編成を置き換えた電車でありますが、今後40年になります103系1500番台電車も置き換えもそう遠くはないだけに、今後どんな後継車が登場する事になるのか気になる所ではあります・・・。

 

 (ホームに福岡空港行き入線)~E12編成も見えなくなりました

 

 1684C福岡空港行き電車車内から収めましたヘッドマークです。スカイブルークリーム色と、E12編成に合わせたヘッドマークである事もお分かりいただけます。本当に、筑肥線開業100周年・筑肥線電化40年と節目が重なったこの令和5年ではありますが、改めてこの編成の「国鉄塗装」化はうれしい所ではありましょうか。

 

 この後、1684Cが福岡空港駅へ向けて発って行きまして、その下の画像のように2番線にポツンと残りましたので、この間に編成を収めました。やはり、姪浜方にヘッドマークが掲示されている一方で、こちらは掲示はありませんでしたので、いつもの姿と言う印象さえも感じさせられるでしょうか。

 

 (1684C発車直後)

 

 所で、カメラをアップしますと「筑肥線100周年」の旗が見られておりました。これはどこで振られていたのかは存じませんが、こうした手製の旗が見られていた事がわかる姿でもあります。

 

 

 この後、E18編成の筑前前原行き340Cが唐津車両センター留置線よりホームに入ってまいりました。こちらは305系電車とは違いまして同じ103系1500番台電車ですので、西唐津・唐津~筑前前原間を運行する僚車でもありますので、スタイルも一緒である事がわかりますが、それでも塗装の違いだけでここまで変わる事もわかるのではないでしょうか。

 

 

 この後、場内信号機が上下点灯に変わりまして、E12編成は唐津車両センター構内にあります検修線に入線する事になります。今回の企画では、直接唐津車両センター内に入るようになっておりましたので、先述の2番線入線と言い、この企画だから体験できている事がお分かりいただけるのではないかと思います。

 

 (E12編成・唐津車両センター入線)

 

 ちなみに、この検修線はその下の画像の所であります。現在、建物内には3本レールが敷かれておりますが、このうちの2本は架線が入っておらず、架線があるのがその下の画像の部分のみでもあります。

 

 (検修線)~10月イベント時撮影、その下の画像は架線が設けられていない部分

 

 

 この後、西唐津駅で下車しまして、家族の迎えの車で自宅を経由しまして再び唐津駅へ、唐津駅で以下画像の342Cで筑前前原駅に移動しましてバス中心に撮影を行いました。

 

 所で、この電車内にありましたが、「ATC使用停止工事済」と書かれたシールが見られておりました。つまり、福岡市地下鉄線内にはもう入る事ができなくなっている事がお分かりいただけるのではないかと思います。本当にもう305系電車に代替わりしまして8年になりますが、こうした動きが見られるのもわからなくないでしょうか。

 

 

 そして、筑前前原駅から345Cに乗車しまして、その下の画像の大入駅へとやってまいりました。この大入駅と言いますと、これまでもご紹介しておりますように、上の画像2、その下の画像のように「筑肥線百周年記念」の幕の姿も見られておりまして、このお店自体がお祝いをしている事が伺わせているようにも思います。

 

 (画像2にも掲載しております「筑肥線百周年記念」幕)

 

 

 今回は、その「筑肥線百周年記念」幕と絡ませた形で収める事にしました。そんな今回の団体臨時列車では、隣の福吉駅近くでイベントがあっておりましたので、団体臨時列車の乗客もこの福吉駅で下車しましてイベントを楽しまれる行程でありました。その間、このE12編成は折り返し設備があります隣のこの大入駅へ回送、停車列車も少ない2番ホームに停車しまして、折り返し一旦唐津駅へ回送するまでの間しばらく停車します。

 

 (「筑肥線百周年」幕と絡めた画像)

 

 

 この後、後述の筑前前原行きがやってきます1番ホームより収めておりましたが、改めまして、クハ103-1512とヘッドマークであります。先述のように、カラーもスカイブルーの「国鉄塗装」でありますが、改めまして見ましてもカラーとよく合っている事がわかるのではないでしょうか。

 

 (「ヘッドマーク」)~よくつくられています

 

 

 西唐津方先頭車、クモハ103-1512であります。今回のイベントでは片側しかヘッドマーク掲示がなされておりませんでしたが、それでも「唐津くんち」前後には久しぶりのヘッドマーク掲示がなされておりましたので、そう思いますとまだましかなとも思う所でもありましょうか。

 

 ちょうど3両目の所に「筑肥線百周年」の幕が見られておりましたので、絡みながら収めてみました。尚、少々見にくい事に関しましては申し訳ありませんが、アップしますと絡んである事がお分かりいただけるのではないでしょうか。

 

 

 所で大入駅内の外では、この後E12編成に乗車しまして福吉駅近くのイベントに行かれる子供たちの姿がありました。よく見ますと先頭車のパネルの姿が見られておりましたが、恐らくはその子たちが作ったようですが、「JNR」ロゴと言いこの先頭部分がうまくできている事がお分かりいただけるのではないでしょうか。

 

 

 この後、348Cに乗車しまして、筑前前原駅へ、それから北九州方面へ向かう事になっておりましたので、さらに博多方面へと向かいました。この日は、本来E12編成が担当します運用に、305系電車W6編成が入っておりまして、西唐津・唐津~筑前前原間を代走する姿が見られておりましたが、ここでも西唐津駅と同様に「新旧の絡み」を収めておりました。

 

 

 今回は、筑肥線100周年イベントの団体臨時列車として運行されておりました、「国鉄塗装」103系1500番台電車E12編成の運行シーンを西唐津・大入各駅で収めていました画像から紹介しましたが、こうしたイベントが行われていた所からも筑肥線の100周年を祝っていた事がお分かりいただけます。しかも、「国鉄塗装」でありますE12編成の車両を使用していた所からもよりふさわしい所が出ていたのではないかとも思う所でもありましょうか。とにかく、開業100周年に加えまして電化開業も40周年を迎えている筑肥線でもありますので、ご覧の皆様も含め、これからも引き続きの利用を願いたい所でもあります。