番外 主に関東~九州間を中心としました全国各地で見られるコンテナです、「ランテック」コンテナ紹介 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 
 主に九州~関東間で輸送している姿を見る事ができますランテックRUNTEC)」コンテナは、「宅急便(ヤマト運輸)」福山通運佐川急便などと言ったコンテナに次いで見る事ができておりまして、白地に黄色のカラーが大変目立っているのも特徴でもあります。
 
 実際に、上の画像2のように1個単位で輸送されている場合あれば、後述のように複数個単位で見る事もできておりまして、複数個で運ばれている際にはカラーからもより目立った姿も見る事ができております。
 
 この「ランテック」のコンテナは、その名の通り福岡市に本社があります運送会社ランテックが所有しているコンテナでありまして、九州~関東間など長距離区間をコンテナ輸送に転換している事もありまして、先述のように1個単位で運んでいる列車あれば、複数個単位で運んでいる列車も見られているなど、それほどその区間におきましての需要が事も伺わせております。尚、製作されたコンテナのほとんどが地元福岡で車体製造を行っております矢野特殊自動車が行っているのも特徴でもあります。
 
 以下画像が、1列車に複数個積載している例でありますが、画像からもわかりますように1列車に2個あれば5~7個ほど積載している例もあるなど、これらからもわかりますように、それら区間におきましての需要が高い事が伺えるのではないかとも思います。
 
 (2個時)
 
 (3個(別々に積載)時)
 
 (6個時)
 

 さて、今回はそんな九州~関西~関東~東北~北海道間の全国各地で見る事ができます「ランテック」コンテナに関しまして皆様にご紹介してまいりますが、近年では若干の小変更を行っている所もありますのでご紹介してまいります。
 
 
 現在保有しております、「ランテック」コンテナの形式であります。現在は以下のように冷凍コンテナ5形式が存在しておりまして、いずれも31フィートによるサイズのコンテナでもあります。尚、このうち2形式に関しましては表にもありますようにランテックの前身の旧九州牛乳輸送時代から保有しているコンテナでもありますし、3形式に関しましては青函トンネル通過非対応となっております。

 UF42A 2591×9410 青函通過対応
 UF43A 2530×9410 青函通過対応(九州牛乳輸送時代から形式は存在)
 UF45A 2760×9410 青函通過非対応
 UF46A 2600×9410 青函通過非対応
 UF47A 2710×9610 青函通過非対応
(九州牛乳輸送時代より形式は存在)
 

 最も個数が多い、UF46Aコンテナであります。青函トンネル通過非対応のコンテナでもありますので、後述の青函トンネル通過対応型と比べますと高さが高いのも特徴でもあります。尚、コンテナによっては区間専用となっているコンテナも見られておりまして、基本的にその区間を中心に使用されているようであります。
 
 (トラック輸送時)
 
 
 そんな「ランテック」コンテナでありますが、このほどタイトルにもありますように細かな変更がなされておりまして、そうなのかと言うような形となっております。
 

 それが以下画像のようにセンコーグループと書かれた表記でありまして、このランテックがセンコーグループなのかと言う事が伺えさせております。
 
 
 ランテックは、既に平成26年にセンコーがランテックとの資本業務提携・子会社化を行っておりましたが、恐らくはそれを強調するかのようにセンコーグループの表記を付け加える事になっているようであります。尚、この表記はこのコンテナの他、大型から小型までの一般の配送・輸送トラックにも表記が設けられておりまして、その割合は多くなっているのも現状でもあります。
 

 こちらの画像は、「センコーグループ」の表記、青函トンネル通過対応型のUF42Aコンテナであります。上の表からもわかりますように高さが低いのが特徴ではありますが、やはり真近で撮りますとそういった事はあまりわかりません。それでも、もしも他の通過非対応型の形式と比べて(並べて)見ましたら、高さが低い事が実感できるコンテナであるのが特徴でもあります。
 

 今回は、各地で見られますコンテナでもあります「ランテック」コンテナに関しましてご紹介しましたが、鉄道区間、そして道路区間でも「ランテック」コンテナを拝見する機会がご覧の皆様の中でも見られるのではないかと思います。特に道路区間では貨物列車が運行されていない区間を走りますので、ご覧の皆様の中でも拝見する機会が多い方もいらっしゃるのではないでしょうか。それほど工場などと言った施設へ駅から走っている訳でもありますのでなおさらではないかとも思う所ではありましょうか。ご覧の皆様も、今回の件で存じていただければと思いますし、存じていなかった方もこれで拝見していただければとも思います。