NO.2822 大型・中型様々な車が見られました、大分交通5号地~大分駅間他路線車両ラインナップ | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 大分交通では、大分駅から上の画像にもあります5号地車庫(大分営業所)間に路線バスを運行しておりまして、沿線住民の足・区間内にあります工場・市場・物流施設などへ行かれる方などの足として存在しております。

 

 この大分駅前~5号地車庫間には、新川経由・中島経由2つの経由地・系統によって運行されておりまして、次の区間によりまして運行されております。

 

 (新川経由)大分駅~日赤病院~新川~5号地車庫 

 (中島経由)大分駅~大分県庁前~中島~5号地車庫

 

 また、中島経由に関しましては大分駅より先の県立図書館方面などへの路線も運行されておりまして、通常の5号地車庫~大分駅間に加えた先のルートとして運行されております。

 

 5号地車庫の時刻です。10年前の時点では平日100本ほどあった大分駅~5号地車庫間も、現在は53本(平日、5号地車庫→大分駅方面)に半減しておりまして、かつての賑わいは見られなくなっております。

 

 (平日時刻)

 

 (土日祝日)

 

 この路線の使用車両は、後述のように基本大分市内線の車が使用されておりまして、大分駅~5号地車庫間以外にも県立美術館などの路線へも運行されております。それほど路線の共通化も図っている事も伺わせております。

 

 

 さて、今回ご紹介しますのは、現在運行されております大分駅~5号地車庫間、及び大分市内線に使用されております路線車を、今回撮影画像・過去の撮影画像を併せまして皆様にご紹介してまいります。

 

 

 まず、過去のこの区間の運行車両からご紹介しますが、この路線には、これまでも様々な車が使用されておりました。以下画像は日野ブルーリボン(大分22か13-05、P-RT174AA)でありますが、丸目2灯のヘッドライトはもとより、幕式の姿がより懐かしさを感じさせられる所ではないでしょうか。
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 こちら2台は、富士重工7E架装車であります。これら2台はいずれも平成3年式でありまして、日野ブルーリボン・日産デイーゼルUAが見られておりましたが、日野ブルーリボンに関しましては大分バスの存在もありますので、大分地区ではそう珍しい存在ではなかったかのようには思います。しかし、大分交通では逆T窓での所有ではありましたので、そう考えますと珍しい存在かなとも思う所ではなかったでしょうか。

 

 (大分22か17-22、日野U-HT2MMAA)~現在は大交北部バスに移籍
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 (大分22か17-23、日産デU-UA440LSN)
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 こちらは、西工58MCB-II型架装の日野ブルーリボン(大分22か18-94、U-HT2MLAA)であります。この西工架装車は、大分交通では続番の三菱エアロスター(大分22か18-95)の2台しか導入されておらず、このタイプ自体も少数派となっておりましたが、それでも、このようにラッシュ時には稼働している姿を見られておりまして、平成末期まで元気な姿が見られておりました。
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 次の2台は、いずれも富士重工8E架装の日産ディーゼルRMであります。以下画像が平成4年式、その下の画像が平成8年式の車でありますが、装備自体は2段サッシ窓・前中2枚折戸のつくりとなっております。また、平成8年式の車に関しましては、エアサス車であるとともに、乗降時に車高を低くし、乗降性を高める「ニーリング装置」が設けられておりまして、ツーステップ車ではあるものの、バリアフリー面には優しい車となっているのが特徴でもありました。

 

 (平成4年式、大分22か18-18、U-RM210GSN)
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 (平成8年式、大分22か20-45、KC-RM211GSN)
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 さらに、上の画像の18-18と同時期に導入されました富士重工6E架装のいすゞジャーニーLR(大分22か18-20、U-LR332J)であります。この撮影を行いました平成28年当時には大分交通としてこの車のみ所有しておりました。しかも、その頃には富士重工では7E・8E架装車が製造されていながらも、いすゞジャーニーに関しましてはU-規制車まで6E架装車で製造を行っておりましたので、結果6E架装車での導入となっていたものでありました。
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 尚、この車は現在も国東観光バスに所有しておりまして、稼働する姿も見られております。既に30年を超えている同車ではありますが、一線で残っているのは元気である事を伺わせる分いいのではないかと思います。

 

 

 こちらは日野レインボー(大分200か・・64、日野KK-RJ1JJHK改)であります。この車は平成12年に導入された車でありまして、スロープなしのワンステップ車でもあります。よく見ますと、かつては幕式でもありましたので側面の行先の跡も「大分交通」の表示のままで残されてもいます。現在この車は玖珠観光バスに移籍しておりまして、玖珠地区の路線で活躍を続けております。
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 そして、いすゞエルガミオ(大分200か・・60、KK-LR233J1)であります。こちらも平成12年に導入されましたワンステップバスでありまして、撮影時は大分駅~5号地間の他、大分市内線で運行する姿が見られておりました。この車は、昨年国東観光バスに移籍しておりまして、掲載日3月31日の運行で休止となります「杵大線」をはじめ、杵築バスターミナル発着の路線で活躍を行っております。
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 ここからは、今回大分交通大分営業所で撮影しました大分市内線に使用されます車であります。まずは、上の画像の大分200か・・60の続番であります、大分200か・・61を名乗りますいすゞエルガミオ(KK-LR233J1)であります。この同時期には、大分200か・・60~・・63が導入されておりまして、先述のように・・60ともう1台・・62が国東観光バス、・・63が別府営業所にそれぞれ所属しております。

 

 

 こちらは、少数派でもあります三菱エアロミディ(大分200か・135、KK-MK23HH)であります。この車は平成15年式でありまして、このタイプの導入はこの1台との事であります。そんなこの車は大分市内線などで活躍する姿が見られておりますが、後述で大型のエアロスター(移籍車)はご紹介しますが、大分地区のバス事業者と共通しまして、高速車では三菱車が選ばれる一方、路線車は三菱車そう多くはないのが伺わせる部分ではないかと思います。

 

 

 こちらは、西工96MCB-I架装のいすゞエルガミオ(PA-LR234J1改)であります。これら車はいずれも平成19年式でありまして、ワンステップバスでありますが、フロントスタイル見た目ではいすゞエルガミオと言うイメージは見られないのではないかとは思います。こう言う所こそ純正ではなく他の架装車だから伺える所ではありましょうか。

 

 (大分200か・354)

 

 (大分200か・355)

 

 

 これからご紹介しますのは、いずれも三菱エアロスターの移籍車であります。先述のように、一般路線車は少数派であります三菱車ではありますが、別府営業所所属車とともに移籍車が見られております。

 

 まずは、大分200か・730(KL-MP35JM)に関しましては、フロントの正面から右側の所にあります小窓からもわかりますように、元の事業者は神奈川中央交通からの移籍車でもありまして、別府営業所に導入されている車と同様引きカーテンとなっているのが特徴でもあります。

 

 こちらの車(大分200か10-46、LKG-MP37FK)は 平成12年式でありまして、元は日立自動車交通であります。大分交通にはもう1台大分200か10-54も導入されておりますが、画像からもわかりますようにノンステップバスとなっておりまして、このようなタイプの移籍車も導入されている事も伺わせております。

 

 

 次は、日野レインボー(大分200か・704、PB-HR7JHAE)であります。この車は、岐阜乗合自動車(岐阜バス)からの移籍車でありまして平成17年式、岐阜市内及び近郊で使用されていた車でありました。しかし、新車の導入によりまして岐阜バスでは廃車となりまして、現在大分交通に移籍しております。尚、この時2台が岐阜バスで廃車となりましたが、もう1台も九州に渡りまして、昭和自動車(昭和バス)が所有しております(佐賀200か・850)。

 

 (「こくみん共済」ラッピング)~最後の画像も

 

 (ラッピング前の同車)~平成28年撮影

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 ここからは、再びいすゞエルガミオであります。ここでご紹介しますのはいずれも自社発注のノンステップバスでありまして、各年度に導入されております。この各年度導入車の中には大分バスと共同運行します、大分市内の循環バスであります「大分きゃんばす」に改造された車’(大分200か・657)も存在しております。

 

 (平成25年導入、大分200か・597、SKG-LR290J1)

 

 (平成27年(前半)導入、大分200か・656、SKG-LR290J1)

 

 (平成27年(後半)導入、大分200か・707、SKG-LR290J1)

 

 

 さらに、現行スタイルのエルガミオであります。大分交通では、平成29年より導入されております現行スタイルでありますが、もちろんノンステップバスでの導入でもあります。今回は2台を収める事ができておりましたが、他社と同様AMTを採用する車でもありますので、これまでのマニュアル車とは違った印象さえも感じさせられる所でもありましょうか。

 

 (平成29年導入、大分200か・812、SKG-LR290J2)

 

 (平成30年導入、大分200か・883、2KG-LR290J3)

 

 

 そして、残念ながら廃車になりましたエルガミオ2台も今回収める事ができました。手前から、大分200か・748(KK-LR233J1)、奥が大分200か・・84(KK-LR233J1)でありますが、大分200か・748は立川バスからの移籍車で平成14年式、そして大分200か・・84は自社発注車で平成13年式でありますが、それら前の車も存在するだけに、廃車となる姿は残念でしょうか。それにしても、大分200か・748が施されております「パシフィックライナー」既に廃止されているだけに、より残念さが伺える所ではあります。

 

 (大分200か・・84)

 

 

 今回は、大分交通の大分駅~5号地車庫間、及び大分市内線の現在・過去の路線車に関しましてご紹介しましたが、こうして見ましても様々な車が使用されている(使用されていた)事がわかるのではないかと思います。特に、大分駅~5号地車庫間に関しましては、10年前としますと半減したとはいえ多くの本数が存在している訳ではありますので、車庫につながる路線ならではである事には変わりないのではないかとは思います。本当に、過去の画像からも様々な車が運行されていた事も伺えますし、現在の車も中型車両を中心に見られますが、これからもそれぞれの足として運行していただければとも思います。