大分バスでは、メイン路線であります大分~福岡線「とよのくに号」などに最近は4列シートの新車を導入しておりまして、三菱エアロエース(いずれも2TG-MS06GP)導入が目立っております。
最近では、画像1の42183、続番としまして、画像2にもありますように、令和顔(新顔)のエアロエースであります、同じく4列シートの42184が大分・別府~長崎線「サンライト号」に導入されておりまして、それぞれの路線におきまして運行されております。
ただ、これら車に関しましては白一色での導入となっておりまして、大分バスの高速・特急用車両のカラーであります「EXPRESS OITA塗装」は施されておらず、正直寂しい印象でもあります。しかも、更新車も白一色になった車もありますので、それだけ馴染みの塗装が今後さらに更新車にも進む事にもなるようですので、いつかはそう言ったカラーが見られるようになって行くのも残念ではないでしょうか。
さて、この42184の導入に伴いまして、貴重な1台が残念ながら廃車となっております。それが平成15年に導入されました西日本車体(西工)02MC架装の日野セレガRこと12183(KL-RU4FSEA)であります。今回は過去撮影画像からこの車に関しまして皆様にご紹介してまいります。
(平成21年撮影)
この12783は、平成15年に導入されておりまして、その下の画像にあります佐伯営業所に所属します12784と続番となっておりまして、12784が折戸・4列シート車であるのに対しまして、この12783はスイングドア・偏心3列シート車であるのが特徴でもありました。
(12783、平成18年撮影)
(スイングドア部分)~平成21年撮影
(参考、12784)~折戸・4列シート車
これら車の特徴は、先述のように西工02MC架装車に日野セレガRと言う組み合わせであったのが特徴でありまして、全国的にも少ない車でもありました。尚、他には長崎自動車にも1台所有しておりましたが、現在は他社で観光バスとして活躍しているようであります。
02MC架装車と言う事で、フロントの姿が印象的でもありましたが、やはり92MCのようなスタイルと比べますとキリっとしていたのがいいのではないかと思います。本当に、全体の姿とともに見ましてもよく似合っている事もわかるのではないでしょうか。
しかし、相次ぐ新車の導入、さらに「とよのくに号」の4列シートの拡大に伴いまして活躍の場も徐々に少なくなってきておりまして、画像の大分中央営業所で休む姿も見る事ができておりました。しかも、西工S型など相次ぐ専用車廃車に伴いまして、いつの間にかこの車が最古参にまでなっておりまして、そう言った所からも予備車として休む姿も見られていた事は仕方がなかったかと思います。
そして、先述の42184の導入に伴いまして、この12783は廃車となりました。廃車情報を知りました際には「ついにこの時が来たか・・・」という印象でもありましたが、昨年撮影しましたこの画像が稼働する姿を撮影したのがこれが最後となってしまった事は残念でなりませんでした。それほど最古参でもありましたので、そう思いますと仕方がなかったのかなと思ってなりませんでした。