番外 長い編成あれば短い編成も見られていました・・・平成29年撮影時の下関貨物駅行き貨物列車 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 
 当ブログでもこれまでもご紹介しておりましたが、JR西日本下関駅の門司駅寄りには、JR貨物の下関貨物駅がありまして、この下関駅からは2本の貨物列車が運行されております。
 
 現在は、東京貨物ターミナル駅行き(1068レ)が1本、福岡貨物ターミナル駅から名古屋貨物ターミナル駅行きの列車(1064レ)が後に連結される事になります幡生操車場行き(82レ)が1本設定されておりまして、九州方面からの貨物列車に加えまして、下関貨物駅自体、本州最西端の貨物駅としてこれら列車の存在も伺わせております。

 上の画像及び以下の画像が東京貨物ターミナル駅行きでありますが、積載コンテナからもおわかりいただけますように、韓国からのコンテナまでもこの列車で運んでおりまして、国際的な姿も見られる列車である事が伺えております。実際に、釜山港から下関港まで運航されております「関釜フェリー」で運ばれましたコンテナが、下関港着後下関貨物駅から列車に積み替えて東京貨物ターミナル駅までこの列車で運ばれている訳でもありますので、よりそう感じさせられる所ではないかと思います。
 
 (「MASAN(馬山)」と書かれたコンテナ)
 
 (川崎新町駅にて)~平成25年撮影
 

 さて、ここまでこれまでご紹介しました下関貨物駅発の列車をご紹介しましたが、今回は過去に撮影しておりました下関貨物駅行きの列車に関しましてご紹介してまいります。
 

 下関貨物駅行きの列車は、幡生操車場発、広島貨物ターミナル駅発が各1本の計2本が設定されておりまして、幡生操車場発の列車に関しましては九州方面行の列車に連結されまして、幡生操車場で切り離されまして下関貨物駅へと向かう形となっております。尚、平成30年ダイヤ改正前は幡生操車場発が2本設定されておりましたが、後述の需要もありまして1本に減便されているようであります。
 

 今回ご紹介します画像は、平成29年撮影時の模様でありまして、当時の本数であります計3本中2本の列車を収める事ができておりましたが、まずご紹介しますのは広島貨物ターミナル駅発の列車であります71レからご紹介しますが、この撮影時は吹田機関区所属のEF210-112号機が先頭を務めておりました。
 
 尚、現在この71レ、他に下関貨物駅発東京貨物ターミナル駅行き1068レ、幡生操車場発下関貨物駅行き83レは岡山機関区のEF210形電気機関車が、下関貨物駅発幡生操車場(→名古屋貨物ターミナル駅行き)82レは新鶴見機関区のEF210形電気機関車が運行されておりまして、吹田機関区の運用は書類上からは撤退しております(但し、運用変更で運行される場合もあります)。
 
 この列車は、画像にもありますように9両編成となっておりますが、その前に途中の宇部駅でも編成が切り離されておりまして、その結果上の画像及び以下画像の編成と言う形になっております。
 
 この編成の最後部9両目に積載されておりました、UM12A無蓋コンテナであります。このコンテナの所有は地元の運送事業者でもあります下関海陸運送所有となっておりまして、この撮影時は5個積載されておりました。
 
 (UM12Aコンテナアップ)~下関海陸運送所有
 

 一方、こちらの画像は71レより先に下関貨物駅に到着しておりました幡生操車場~下関貨物駅間を運行します83レであります。現在83レは、71レの後に運行されておりまして、その前に81レも設定されておりましたが、減便・時刻変更されまして、現在幡生操車場~下関貨物駅間の区間運転は83レのみの存在となっております。この撮影時はEF66 119号機が先頭を務めておりましたが、画像にありますように機関車を除きまして2両編成となっておりまして、私自身、単機以外では2両編成のコンテナ貨物列車は初めて見る姿でもありました。
 
 しかも、この2両編成の中にコンテナが積載されていたのがわずか1個、まさに寂しい姿ではなかったかと思ってならない姿でもありました。本当に、責めて満載にでもしていただければ正直良かったようにも思いますが、この日の需要を思いますと仕方がなかったようにも思ってならない所ではありましたし、その後減便によりまして整理される事になるのもわからなくはない所でもあったように思う所ではありました。
 

 今回は、ご紹介しましたように当時3本設定されていた中で2本の下関貨物駅行き貨物列車の姿をご紹介しましたが、この撮影時に思いました事は、長い編成があれば短い編成もあった訳でもありますので、まさにそれぞれの姿が見られていた事が伺える所でもあったように思います。現在も、83レに関しましては引き続き短編成で運行されているようではありますが、やはりその時の需要を考えますと仕方がない所でもありましょうか。とにかく、現在は2往復となっております幡生操車場~下関貨物駅間の貨物列車ではありますが、今後もこれら列車も様々な姿を見せていただければと思います。