上の画像1にもあります長崎県大村市にあります長崎空港へは、長崎県内各地から長崎空港への路線バスが運行されておりますが、これまでもご紹介しておりますように、佐世保方面から長崎空港へも運行されております。
佐世保方面から長崎空港へのバスは、西肥自動車(西肥バス)が運行しておりまして、この路線の名称は、「空特」こと「空港特急」と称されておりまして、佐世保バスセンターからハウステンボス・川棚を経由しまして長崎空港へ運行されておりますが、大村市には自動車免許試験場もありますので、その自動車免許試験場に行かれます方もこの「空特」を利用される方もいらっしゃいまして、実際に最寄りバス停としまして試験場前バス停も停車しております。
尚、一部便は佐々バスセンター発着便・ハウステンボス発着便も存在しておりまして、以下のような系統が存在しております。また、「新型コロナウイルス」の影響で本数は減らしておりますが、それでも14往復(佐世保駅~長崎空港間)は運行されるに至っております。
【AP1】~ハウステンボス通過
佐々IC→佐々BC→(西九州道)→松浦町国際通り→佐世保駅前→早岐田子の浦→(針尾バイパス)→川棚BC→彼杵本町→試験場前→長崎空港
【AP2(ハウステンボス行き)・A8(佐世保行き)・R9(佐々行き)】~AP2は佐世保駅前発便もあり
佐々IC・佐々BC~(西九州道)~松浦町国際通り~佐世保駅前~早岐田子の浦~(針尾バイパス)~ハウステンボス~川棚BC~彼杵本町~試験場前~長崎空港
(「R9」行先)
しかし、かつては以下の表にもあります西九州道~長崎道経由便も実験的に平成27年の1月~3月の間に存在しておりまして、これら経由便では所要時間は早くはなるものの、それ以外の途中停車地では本数が減ってしまう事によります途中利用者減などもありまして、平成27年3月末に実験終了、また、4番目にありますAP1・H1系統はハウステンボス発着系統として存在していた系統でしたが、残念ながら長続きする事もなく現在は上の系統のみで運行されております。
【AP3・H10】
ハウステンボス~(針尾バイパス・西九州道(佐世保大塔IC~佐世保みなとIC))~佐世保駅前~(西九州道~長崎道)~長崎空港
【AP4】
佐々IC→佐々BC→(西九州道)→松浦町国際通り→佐世保駅前→(西九州道~長崎道)→試験場前→長崎空港
【A10】
長崎空港→(長崎道→西九州道)→佐世保駅前
【AP1(長崎空港行き)・H1(ハウステンボス行き)】
ハウステンボス~川棚BC~彼杵本町~試験場前~長崎空港
この「空特」専用車は、先述のように平成23年より導入されておりまして、そのほとんどは名鉄グループ(名鉄観光バスなど)からの移籍車でありまして、ご紹介しております「空特」や、一部車両では長崎~佐世保線でも運行されておりまして、全車北部営業所所属であります。
ここからはこの専用車のラッピングであります。現在も一部車両では見られておりますが、導入当初から様々なラッピングが見られておりまして、担当路線ゆえの所も見られておりました。
さて、ここまで西肥バスの「空特」用エアロバスで見られます様々な姿を簡単にご紹介しましたが、ここからは現在まで私が収めました現有車両全13台であります。
最初に導入されました3台(F580~F582)であります。これら車の導入当初の時点で、上の画像にもあります昭和年式の古参車両が見られておりました「空特」系統でありましたが、ようやく車両の若返りが見られ始めた頃でもありました。しかし、冒頭にも述べましたようにその後この車が多く導入される事になろうとは思いもしなかったほどであります。尚、F581・F582は先述のようにラッピングを施しておりましたが、ご紹介しておりますようにいずれも解除されております。
翌平成24年早々には、F586が移籍導入されまして、この年その後F590・F591も移籍導入されまして、「空特」用は計6台となりました。尚、F590には明太子を発売しております「鮮鼓堂(せんこどう)」のラッピングが現在も見られておりまして、この専用車の中には大変目立つラッピングとなっております。
平成25年には、こちらも古参車両の若返りとしまして、長崎~佐世保線にもエアロバスの移籍車が3台(F595・F598・F599)長崎営業所に導入されました。実際にこの路線でも上の画像1・2にありますような貸切からの転用車がこの路線でも使用されておりましたので、移籍車で若返りを図るに至っております。尚、現在はエアロエース新車の相次ぐ導入に伴いまして北部営業所に平成29年までのうちに転属しておりまして、長崎~佐世保線専用車両であった車も現在は「空特」に転用されている姿も見られております。
さらに同年には、「空特」専用車の追加移籍導入(F600~F603)が見られておりまして、これによりましてご紹介しておりますように13台にまでなりました。また、これによりまして上の画像7・8にあります古参の車両も姿を消す事にもなりまして、置き換えが一気に進むに至っておりました。尚、ほとんど名鉄グループからの移籍車ばかりの中で、F600は元は帝産観光バス、F601は唯一KL-規制車として移籍導入が行われております。