番外 福岡地区とともに北九州地区でも見られます!西鉄バス北九州、日野ブルーリボンハイブリッド | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 
 福岡市内を運行します西鉄バス、そして北九州市内を運行します西鉄バス北九州では、従来の車両に加えましてハイブリッドバスが運行されておりまして、2メーカーにおきまして導入されております。
 
 このハイブリッドバスは、平成21年から27年まで毎年導入されていた車でありまして、これからご紹介します日野ブルーリボンハイブリッドが平成21年から24年まで14台、いすゞエルガハイブリッドが平成25年から27年まで6台の計20台導入されておりまして、いずれも福岡・北九州地区(いすゞエルガは福岡地区のみ)で見る事ができます。
 
 
 その平成21年から24年まで導入されました日野ブルーリボンハイブリッドに関しましては、以下の表にもありますように福岡地区(西鉄バス)に8台、北九州地区(西鉄バス北九州)に6台の合計14台導入されておりまして、西鉄バス・西鉄バス北九州が導入していますハイブリッドバスの前半を担っていた事が伺わせております。

 (西鉄バス西鉄バス北九州日野ブルーリボンハイブリッド一覧)
 8000 福岡200か18-18 BJG-HU8JMFP 桧原 21年式 
 8001 福岡200か18-19 BJG-HU8JMFP 桧原 21年式

 8008 北九州200か・590 BJG-HU8JMFP 弥生 21年式 
 8009 北九州200か・591 BJG-HU8JMFP 弥生 21年式 
 8010 北九州200か・594 BJG-HU8JMFP 弥生 21年式

 8015 福岡200か20-08 BJG-HU8JMFP 桧原 22年式 
 8016 福岡200か20-09 BJG-HU8JMFP 桧原 22年式

 8501 福岡200か22-34 LJG-HU8JMGP 博多 23年式 
 8502 福岡200か22-35 LJG-HU8JMGP 早良 23年式
 8506 北九州200か・724 LJG-HU8JMGP 門司 23年式 
 8507 北九州200か・725 LJG-HU8JMGP 門司 23年式

 8604 福岡200か24-16 LJG-HU8JMGP 片江 24年式 
 8605 福岡200か24-17 LJG-HU8JMGP 片江 24年式

 8606 北九州200か・773 LJG-HU8JMGP 門司 24年式
 
 (画像1・2、8000、導入年平成21年撮影)
 
 (8604、平成24年導入)
 
 
 今回は、その日野ブルーリボンハイブリッドに関しましてをご紹介しますが、今回の場合はタイトルにもありますように西鉄バス北九州の車を中心にご紹介してまいります。
 

 このブルーリボンハイブリッドは、ジェイバス金沢事業所(←日野車体)製でありますが、このスタイル自体がブルーリボンシティが生産終了した後もハイブリッドタイプのみが製造されておりましたので、西鉄バス・西鉄バス北九州でも平成24年まで導入されておりました。それでも、純正車での導入と言う事もあり、西日本車体(西工)架装車の割合が多い事もありまして何とも違った印象を与える所でもあります。ですから、このボディと「スマートループ」塗装はよく合っているのではないかと思います。
 
 そもそも、ハイブリッドタイプは平成初頭から日野自動車を中心に製造されてはいました(ハイブリッドバスも日野の場合HIMR(=ディーゼルエンジンと電気モーターによるパラレルハイブリッド方式)と言う名称)し、三菱ふそうでも主力路線車両エアロスターの蓄圧式のハイブリッドが製造されまして、関東などの事業者に導入されている例が見られておりましたが(移籍車は九州では昭和自動車や鹿児島交通などで現在も見られます)、車両や開発費が高額である事などもありまして、車両自体はあまり普及しませんでした。
 
 
 それから、今回のようなノンステップバスタイプに進化しまして、現在に至っておりますが、この車のバッテリーは、トヨタのハイブリッドカー「プリウス」などで使用されておりますニッケル水素電池などを以下画像のように屋根上に搭載しておりまして、それによりノンステップでのハイブリッドバスが実現したと言ってもいいかとも思います。

 さて、この車はハイブリッドバスと言う事で、こう言ったモニターが前面に付いておりまして、現在どんな感じであるのかが見る事ができております。これは「プリウス」などのハイブリッドカーでも見る事ができる車もありますのでのでおわかりいただける方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 
 (アイドリング時)
 
 (定常走行時)
 

 ここからは西鉄バス北九州版をご紹介しますが、北九州では上の表にもありますように、弥生が丘営業所に3台、門司営業所にも3台と計6台が活躍を行っておりまして、北九州市内の路線におきまして活躍を行っております。尚、最近の車両に見られます国土交通省標準仕様の車ではありませんので、車椅子のステッカーは北九州地区独自の黄色のステッカーとなっております。
 
 【画像はいずれも小倉営業所所属時代撮影】
 (8008)
 
 (8009)
 
 (8010)
 
 (8009(右)・8010)
 
 まず、上の画像にもあります8008~8010は、昨年から今年夏までに小倉営業所から弥生が丘営業所に転属しておりまして、いずれも朽網駅~北九州空港間の「北九州空港エアポートバス」で運行されておりまして、これら車の特徴は、以下画像にありますように、側面に「GreenFrontier」と表示されております。
 
 (平成22年撮影)~公式側
 
 これは、北九州市が「環境モデル都市」である事を印象付けておりまして、この導入に関しまして国土交通省と北九州市から補助金を受けております。まさに環境に配慮した取り組みに力を入れている北九州市の印象を受けるものではないでしょうか。尚、以前は画像の公式側と非公式側の両側に設けられておりましたが、現在は8009が両側に引き続き見られておりますが、8008・8010に関しましては非公式側のみに見られております。
 
 
 そして、門司営業所所属車の場合は上の画像のような表示は見られず、従来と同様のような形となっております。やはり、導入年によって違うこそなのではないかとは思われますが、私としましては「GreenFrontier」の表示があった方が環境にいいバスとしてもいいのではないかとも思う所であります。
 
 (8506)
 
 (8507)
 
 
 ご紹介しておりますように、このように福岡・北九州でハイブリッドバスが活躍している訳ではありますが、やはり普通の車とは違いますので、一際目立つ車でもある事が伺えております。また、乗用車でもトヨタなど国内主要メーカーにおきましてもハイブリッドカーが普及している今、このハイブリッドバスの存在も、通常よりも価格は割高ではある訳でありますが、環境面を考えますと大事なものである事も間違いないようであります。現在西鉄グループでは、ハイブリッドバスの導入は行われておりませんが、現在導入されているタイプで見られる事も考えられますので、今後の導入に期待したい所ではあります。