当ブログでもこれまでもご紹介しておりますように、福岡市西区元岡にあります上の画像の九州大学伊都キャンパスは、平成17年より箱崎地区・六本松地区にありましたキャンパスが相次いで移転しておりまして、そして平成30年には箱崎地区にありました学部の全てが移転を完了しております。
これによりまして、医学部があります馬出地区、理工学関係の研究所があります筑紫地区、芸術工学部があります大橋地区を除きます学部・研究施設が移転するに至っておりますし、本部自体も平成26年に伊都キャンパスに移転しております。
特に、主に文系を中心としました上の画像1の「イーストゾーン」では、図書館をはじめとしました施設が設けられておりまして、まさに一つの町を形成しております。私自身も「イーストゾーン」建設時の姿から見てきておりましたが、その後完成しまして文系学部の学生さんも見られるようになった事は、それほど移転が完了した事を実感させる所でもあります。
その九大伊都キャンパスへは、以下画像のように昭和自動車(昭和バス)の路線バスが運行されておりまして、便によりましては多くの利用者を得ておりますし、本数も各系統多い本数で運行されておりますので、大学へ通われます学生さん・職員の方々にとりましては大変重要な交通機関となっております。特に画像の九大学研都市駅からは非常に多くの本数が運行されております。
(福岡200か41-56、いすゞPJ-LV234L1)
(福岡200か38-47、いすゞQRG-LV290Q1)~「パームビーチ」ラッピング
ただ、昨年からの「新型コロナウイルス」によりまして、大学が休校、その後はリモート授業が主となった事もありまして、本数も減便された系統も見られておりまして、そう言った事もありましてNO.2564でもご紹介しましたように、富士重工架装の古参車両も運用離脱へと追い込まれております。したがって、後述のように系統の再編も行われております。
さて、去る10月1日の改正でこれからご紹介しますように系統の変化が見られております。今回は西の浦線を含みます九大学研都市駅発着系統の変化とともに九大線の糸島系統に関しまして皆様にご紹介してまいります。
以下が、九大学研都市駅発着の九大線の系統・バス乗場です。この系統番号は九大学研都市駅バス乗場の番号から取っているようでありまして、バス乗場及び時刻表の画像を見ますとお分かりいただけるのではないかと思います。
1 九大学研都市駅~周船寺~元岡農協前~産学連携交流C~九大工学部~九大総合G・伊都営業所・九大伊都協奏館
1A 九大学研都市駅~周船寺~元岡農協前~九大東ゲート~九大工学部~九大総合G・伊都営業所
(1番ホーム、1・1A系統)
2A 九大学研都市駅~横浜西~玄洋高校~九大東ゲート~九大工学部~九大農学部~九大総合G・伊都営業所・仏青寮前
2M 九大学研都市駅~横浜西~玄洋高校~元岡~九大工学部~九大農学部~九大総合G・伊都営業所
(2番ホーム、2A・2M系統)
3 九大学研都市駅~学園通~九大工学部~九大総合G・伊都営業所
(3番ホーム、3系統)
4 九大学研都市駅~学園通~九大東ゲート
(4番ホーム、4系統)
この番号では、以前のような(旧B-5系統)九大学研都市駅~周船寺~元岡農協前~九大東ゲート~九大工学部~九大総合グラウンドのような細かい系統ではなく、まとめられてあるのが特徴でありまして、よりわかりやすくなっている事がお分かりいただけるのではないかと思います。
尚、それでも「新型コロナウイルス」によります需要減もありまして、本数はピーク時よりも減便されている系統も見られておりまして、特に2M系統の元岡経由に関しましては上の画像の時刻にもありますように、わずか平日5往復・土日祝日3往復にまで減っておりまして、改正前と変化が見られているのが現状でもあります。
(2M系統、福岡200か27-46、いすゞKC-LV380N)
一方、西の浦線に関しましては平成30年よりパームビーチ・二見ヶ浦方面へ臨時に延長運行されておりまして、令和元年7月改正で定期化されておりましたが、今回の改正で以下のように変化が見られておりまして、改正によりまして新たに快速系統が誕生しておりまして、土日祝日のみ4往復で運行されております。尚、この快速系統では、パームビーチ・二見ヶ浦の他、海釣り公園前やざうお本店前・つまんでご卵など観光地を中心とした停車地となっているのが特徴であります。
5快速 九大学研都市駅~大原橋~西の浦保育園前(西の浦停車せず)~パームビーチ~二見ヶ浦~伊都営業所
5A-1 九大学研都市駅~今宿駅前~今津~大原橋~西の浦
5A-2 九大学研都市駅~今宿駅前~今津~大原橋~西の浦~パームビーチ~二見ヶ浦~伊都営業所
5B-2 九大学研都市駅~横浜西~今津~大原橋~西の浦~パームビーチ~二見ヶ浦~伊都営業所
(時刻)~2番ホームより発車します
(二見ヶ浦バス停と夫婦石)
ここまで、系統番号の変化が見られております九大学研都市駅発着の系統に関しましてご紹介しましたが、ここからは糸島系統に関しましてご紹介してまいります。
この糸島系統では、以下の4系統が存在しておりまして、21~23番系統に関しましては前原駅発着、24番系統に関しましては周船寺小学校経由で運行されております。
21 前原駅~浦志~産の宮~東風コミュニティセンター前~九大農学部~九大工学部~九大東ゲート
22 前原駅~医師会病院~泊(二区・一区)~九大農学部~九大工学部~九大東ゲート
23 前原駅~医師会病院~油比~馬場~九大農学部~九大工学部~九大東ゲート
24 周船寺小学校~高田~志登~九大農学部~九大工学部~九大東ゲート
この糸島系統は、元々は「糸島市コミュニティバス」の一部として運行されておりまして、旧福岡昭和タクシー(現・昭和自動車タクシー事業部福岡西部)時代より運行されておりました。そして、平成30年に中型車両化された事に伴いまして、旧志摩営業所に移管されておりましたが、同年7月末に旧志摩営業所が廃止された事に伴いまして、現在は伊都営業所担当路線として至っております。尚、この糸島系統では、基本的に中型車両中心となっておりますが、24番系統に関しましては一部大型車両も運行されております。
使用車両は、佐賀県内の営業所からの転属車をはじめとした車で構成されておりまして、佐賀県内の営業所にノンステップバス新車が導入された事による余剰車両が中心となっております。中には、福岡地区再編で佐賀県内の営業所に転属していた車が福岡ナンバーとして戻ってきた車も存在しておりまして、福岡→佐賀→福岡とナンバー改変された車も見られております。また、NO.2564でもご紹介しましたように、富士重工8E架装車も2台転属してきておりまして、うち1台は一度廃車かと言われながら奇跡の復活を遂げておりまして、その車に関しましては前原~二見ヶ浦間の運用に土日祝日限定で運行されております。
(福岡200か・834、日産デKK-RM252GAN)~唯一福岡ナンバーを保っている車両
(福岡200か41-26、日産デKK-RM252GAN)
(福岡200か41-27、日産デKC-RM250GSN改)
(福岡200か41-29、いすゞKC-LR333J)
(福岡200か41-31、日野KC-RR1HJAA)
(福岡200か45-46、日産デKK-RM252GAN)~前佐賀200か・108
(福岡200か45-53、日産デKC-RM250GSN)~前原~二見ヶ浦間用
また、馬場・泊経由の22・23番系統向けで、以下画像のように糸島市コミュニティバス塗装の日野ポンチョ(福岡200か31-10、SKG-HX9JLBE)が運行されておりまして、佐賀県内の導入されましたタイプとは違いまして乗降ドアが2枚ドアと言う形になっておりまして、昭和グループ内唯一の装備となっております。
今回は、10月に改正されました九大線の九大学研都市駅発着系統の変化、及び西の浦線の新たな系統、そして中型車両の変化も見られております九大線の糸島系統に関しましてご紹介しましたが、やはり九大学研都市駅発着系統の本数が減っている所からも「新型コロナウイルス」によります変化が見られている部分ではなかったかと思います。それほど「新型コロナウイルス」の影響は否めない所でもあったようにも思う所もありますが・・・。それでも、観光面に西の浦線を中心に動き始めている事に関しましては、二見ヶ浦や糸島地区の観光地もある糸島半島ならではなところも見られておりますが、とにかくまた多くの姿が見られる所を願いたい所ではあります。
今回までご紹介しました昭和バス伊都営業所の画像は、許可を受けて撮影を行っております。