NO.2551 令和4年度の開業が待ち遠しい、「西九州新幹線」のホームも見られます武雄温泉駅の姿 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 当ブログでもご紹介しておりますように、令和4年の秋に、武雄温泉~長崎間におきまして、九州新幹線西九州ルート(「西九州新幹線」)がフル規格で開業する事になっておりまして、上の画像にもありますように、既に高架橋などの工事は完了しておりまして、あとは架線や線路の工事が本格化しているのが現状でもあります。

 

 この区間は、先行開業となる区間でもありまして、途中には嬉野温泉・新大村・諫早の各駅が設けられておりまして、既に駅の工事も本格化しているのも現状でもあります。

 

 そして、使用車両に関しましてはN700S系新幹線電車が6両編成として運行されるようにもなっておりまして、愛称も現在も在来線特急の愛称として博多~長崎間で存在します「かもめ」が付けられるようにもなっておりまして、博多~武雄温泉間に関しましても「リレーかもめ」という愛称で運行されるようにもなっております。

 

 尚、後述のように新鳥栖~武雄温泉間に関しましてはどうなる事になるのか現時点では不明であります。ただ、やはりここまでフル規格で完成してきておりますので、今後その区間でもそのような形での開業を望む所ではあります。

 

 

 さて、今回ご紹介しますのは、その武雄温泉駅におきまして、ほぼ完成しております駅構内の姿を収める事ができておりました。今回は在来線であります佐世保線ホームから見ました、新しい新幹線ホームの姿を皆様にご紹介してまいります。

 

 

 まずは、在来線ホームの姿をご紹介します。現在武雄温泉駅は2面2線のホームが使用されておりまして、両ホームとも折り返しが可能となっております(8月の豪雨時にこの駅で佐世保・早岐~武雄温泉間で折り返し運転が実際に行われておりました)。また、上り・下りとも主に使用されておりますのが2番ホームでありまして、普段1番ホームに停車する列車は少ないのが現状でもあります。

 

 (早岐方)

 

 (鳥栖方)

 

 この時には、783系電車で運行されております、「みどり」・「ハウステンボス」の8両編成が入線しておりました。現在この8両編成が九州の特急列車では最長ではありますが、現在「コロナ禍」でもある事もありまして、あまり多くの方々の乗車の姿が見られず、この8両編成の車両も寂しい姿が各号車におきまして見られておりました。

 

 (前4両・「みどり」)

 

 (後4両・「ハウステンボス」)

 

 そして、「みどり」・「ハウステンボス」は博多駅へ発っていきました。ちなみにこの時には数名の乗客が見られておりましたが、それでもピーク時以下の利用客であるのが寂しい所でもありましょうか。

 

 

 一方、上の画像が在来線口であります北口(「楼門口」)と呼ばれる所でありましたが、以下画像が南口(「御船山口」)と呼ばれる場所であります。新幹線工事前には、その下の画像にありますように南北につながる高架駅としての姿が見られておりましたが、新幹線工事以降は以下画像・後述のように様変わりするに至っておりました。

 

 (新幹線工事前の南口(「御船山口」))

 

 

 ここからは、ホームの姿をご紹介します。武雄温泉駅は、以前は2面3線のホームでありましたが、新幹線工事に伴いまして3番ホームが閉鎖されております。そんな旧3番ホーム側から南側には新たなホームも設けられておりまして、そこで新幹線と佐世保線が同一ホームに停車する形となっている事もお分かりいただけます。

 

 (鳥栖方)

 

 (早岐方)

 

 

 この新たに設けられましたホームの番号です。新幹線ホームはほとんどの駅で11番ホームから始まっておりますが、同一ホームになります乗り換え用の在来線ホームは10番ホームとなっておりまして、一気に8つも飛ぶ形になる事がお分かりいただけます。既に、画像のように10番ホーム・11番ホームのホーム案内板も設けられておりまして、11番ホームでは「西九州新幹線」と記されている事もわかります。

 

 

 ちなみに、この駅には12番ホームも設けられる事にもなりまして、これで新幹線ホームが2面2線、新幹線~在来線乗り換え用の在来線ホームが1線設けられる形になっているのもお分かりいただけます。

 

 

 引き続き、乗り換えホームとなります10番ホーム・11番ホームを中心にご紹介しますが、駅名標(駅板)が設けられているのがお分かりいただけます。ちなみに、こちらは在来線ホーム側でありますが、両側の次の駅が隠されているのがわかりますが、いずれ肥前山口方面「たかはし」・早岐方面「ながお」と記される姿が見られるようになるのも近いようではあります。

 

 

 そんなこの武雄温泉駅は、在来線では画像のように8両編成、西九州新幹線では6両編成が対応するようになります。ただ、在来線では1両あたり20メートル×8両分で約160メートル、新幹線では1両あたり25メートルと5メートルも長いですので、6両分で約150メートルと約10メートルほどしか変わらない事がお分かりいただけます。

 

 (新幹線側先頭部)~新鳥栖方、そう長さも変わりません

 

 

 また、この武雄温泉駅では、ご紹介しておりますように既に施設のほとんどが完成しておりまして、その姿を見る事ができます。実際に、画像にありますように階段やエレベーターの姿を見る事ができておりますが、既存駅部からは現在は仕切られている事もありまして、通る事はできなくなっております。

 

 (階段部分)

 

 (エレベーター部分)

 

 こちらは待合室であります。画像にもありますように、既にガラス張りの待合室も完成しておりまして、待合室内には椅子の姿も見られている事もお分かりいただけます。

 

 (ガラス張りの待合室)

 

 

 さらに、新幹線ホームにはホームドアが設けられております。在来線のように特急列車が6両~8両まで、さらにそれ以下の両数の列車が入る事が予想されます武雄温泉駅の10番ホームでありますのでホームドアが設けられていないのがわかりますが、それに対してN700S系新幹線電車「かもめ」が6両編成で入る事が決まっている新幹線ホームではホームドアが設けられている事がお分かりいただけます。それにしても、このホームドアも扉の部分が青色、それ以外が白色とツートンカラーとなっている事もお分かりいただけます。

 

 

 そして、奥の12番ホームの駅名標に目を向けますと、先述の10番ホーム側では駅名が記されておりませんでしたが、こちらには「うれしのおんせん」と記されておりました。この姿を見ますと新幹線開業も近いのかなとも実感する所ではあります・・・。

 

 

 そんな「西九州新幹線」も、冒頭ご紹介しましたように、ほとんどの部分で工事が完了しておりまして、今後架線やレール・信号設備へと進むようになりまして、最終段階へと進んで行きます。本当に、画像の姿を見ましても開業が近いのかな?と思う所ですが、来年には開業が決まっておりますので、このような姿もわからなくもない姿でもありましょうか。

 

 

 所で、高架橋は武雄温泉駅よりも東側へと延びておりまして、約1キロほどの所でその下の画像のようになっております。現時点では、武雄温泉~新鳥栖間がどうなるのかが未定となっておりまして、このような姿もしばらくは見られる事になるようではあります。ただ、リレー列車が運行されます佐世保線の区間が大雨被害に近年見舞われる事もありまして、そう言った事からその区間も将来はフル区間で開業した方がいいのでは?とも言われているだけに、この未開業予定区間も早めに結論が必要な段階にある事には間違いないのではないかと思います。

 

 

 今回は、既に新幹線駅の施設が完成しております武雄温泉駅に関しましてご紹介しましたが、本当に来年開業という事でここまで完成しているのもわからなくはない所まで来ているようではあります。私自身も、仕事やプライベートでよくこの武雄へは足を運んでおりまして、その都度駅の外観は見掛けてきてもいただけに、駅内もここまで見られるようになっている事に関しましても驚いている所ではあります。ご覧の皆様もここまで出向きますとこの姿を拝見する事はできますが、今後さらに開業後の姿が待ち遠しい所まで来ている事も間違いないのではないかとも思ってならない所でもありましょうか。