番外 現在運用復帰、直方車両センターに疎開留置されていたキハ66・67系2ユニットを求めて・・・ | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 福岡県直方市を代表する駅でもありますJR直方駅は、筑豊線・篠栗線・鹿児島線から形成します「福北ゆたか線」の中心駅でもありまして、多くの方々が利用されている駅でもあります。

 

 この直方地区と言いますと、飯塚市に次いで筑豊地区の中心の町でもありますが、筑豊地区では「筑豊炭田」があった事からもわかりますように、元々から炭鉱が多く見られた場所でもありまして、この直方駅も石炭やセメントを中心とした貨物列車の中継駅でもありましたので、この駅も機関区なども存在していた事もありましてかなり広い駅でもありましたが、現在は後述の直方車両センターが名残を残しております。

 

 そんなこの駅からは、博多・若松・黒崎方面の列車が運行されておりまして、特に「若松線(筑豊線・折尾~若松間)」直通の場合は、「若松線」が非電化区間でもありますので、画像2にもあります819系蓄電池電車が運行されておりまして、「DENCHA」の姿をこの駅から見る事もできております。

 

 

 さて、今回ご紹介しますのは、タイトルにもありますように佐世保車両センター所属のキハ66・67系気動車がこのほどまでかつての所属先でもありました直方車両センター内に留置されておりましたが、これらは3月13日のダイヤ改正前日の3月12日より定期運用に復帰しております。今回は3月1日に出向いておりました際に撮影しておりましたこの2ユニットの姿を収めておりましたので皆様にご紹介してまいります。

 

 

 この2ユニットは、キハ66・67系気動車7番ユニットと12番ユニットでありまして、このうち12番ユニットに関しましては、上の画像・後述の画像にもありますように「ハウステンボス」のカラーであります橙色に、黒・白のカラーとなったカラーでありまして、通称「ハウステンボスライナー」とも呼ばれております(詳細は番外参照)。

 

 (12番ユニット、令和2年高架化前撮影)

 

 (7番ユニット、平成27年撮影)

 

 しかし、これら2ユニットは昨年12月にYC1系気動車の導入に伴いまして定期運用を離脱しておりまして、離脱後は上の画像からもわかりますように直方車両センター内に留置されておりまして、今後小倉総合車両センターに入りまして廃車になるのだろうかと思っておりましたが、佐世保車両センターに所属しておりましたキハ200系気動車が全車転属された事から、それによりまして車両不足が発生した事に伴いまして直方車両センターに疎開しておりました2ユニット、そして熊本車両センターに疎開されておりました1ユニット(3番ユニット~画像)が運用復帰するに至っております。

 

 (熊本車両センターに疎開していた3番ユニット)~令和2年高架後撮影

 

 

 さて、この日画像の817系電車直方行きに乗車しまして、終点直方駅にやってまいりましたが、降車しました3番ホームの向かい側、4番ホームの山側には、画像のように817系電車が留置する姿が見られておりますが、ここが直方車両センター構内にあたってまいります。

 

 (4番ホームから撮影)

 

 直方車両センターは、前身がかつて直方駅の隣駅であります新入駅との間に存在しておりまして、キハ66・67系気動車も所属しておりました旧直方気動車区が前身となっておりまして、平成13年「福北ゆたか線」の開業に伴いまして直方駅構内に新たに車両基地が整備されるようになりますと旧直方気動車区が閉所されまして、現在は817系電車・813系電車・819系蓄電池電車、そして気動車がキハ40系気動車(キハ47形・キハ40形・キハ147形・キハ140形)がこの直方車両センターに配置されるに至っております。

 

 中でも、画像からもわかりますように電車の割合は高く、画像の817系電車も白地のオールロングシートの2000番台あれば、シルバーカラーで転換クロスシートの1000番台・1100番台も存在しますので、813系電車以外は2両固定編成ではありますが、それでも多く見られている事も伺えるのではないかとも思います。

 

 (白地のVG2007編成以下6両)

 

 (左・817系電車VG108編成、右・813系電車RG014編成)

 

 (817系電車VG108編成アップ)

 

 

 改札口を出まして、駅の西側に設けられております「ユメニティのおがた」につながる橋を渡ります。この橋からは、画像の819系蓄電池電車が留置している姿が見られておりまして、このあと「若松線」に向かうために休んでいる姿が見られておりました。

 

 (別方向より)

 

 ちなみに、この反対側の奥には気動車留置線があります。この時にはキハ40系気動車が留置される姿も見られておりましたが、残念ながらこの時は収めるに至っておりませんでした。

 

 

 さて、「ユメニティのおがた」に入りまして、北側へと進んで行きますと、キハ66・67系気動車7番・12番ユニットが留置されておりました側線を望む場所へとやってまいります。この時点ではまだ運用復帰が明らかになっていない頃でもありましたので、今後この2ユニットも廃車回送の末小倉へと向かう事になるのかなとも思いながらの撮影でもありました。

 

 (12番ユニット)

 

 (7番ユニット)

 

 (側面の行先「回送」)

 

 それにしても、これらユニットとも錆もほとんどなくきれいな姿を保っておりました。特に12番ユニットに関しましては淡色でもありますので、よりそう言った所を伺う事ができていたのが良かったのではないかとも思います。本当に、このような姿でさらに廃車回送へと至る事になるのかなとも思ったほどでした。

 

 

 そして、対岸から2ユニットを収めるために北側の踏切を渡ります(画像2の819系蓄電池電車はその踏切から撮影)。これだけ側線が多い姿も、かつての貨物列車が運行されていた頃の名残もあるのではないかとも思うような姿でもあります。

 

 (直方駅側)

 

 (折尾駅側)

 

 

 踏切を渡りまして、2ユニットの姿を収めます。やはり広い分遠くなっている事や架線柱がある事に関しましては仕方がないのではないかとは思いますが、それでも収める事ができるだけでもいいのではないかとも思う所ではあります。

 

 それにしても、ご紹介しておりますように淡色であります12番ユニットは特に目立っている事がわかります。やはり橙色の「ハウステンボス」カラーである事がより目立たせている事が伺えますが、この姿を見ましてもやはり寂しいかなとも思わせるほどの姿ではなかったかなともこの時点では思ったほどでもありました。

 

 (キハ67 12)

 

 (キハ66 12)

 

 

 しかし、この撮影から数時間後、JR九州長崎支社よりキハ200系気動車が長崎地区から撤退しまして、各地(鹿児島・大分・熊本)に転属する事が発表されます。これによりまして、YC1系気動車が3ユニットしかこの改正で運行開始されない事もありまして車両不足が生じる事にもなりますので、疎開しておりました3ユニットが運用に復帰されるのでは?という可能性も高くなっておりました。

 

 そして、改正前日の3月12日より、直方車両センターに疎開されておりました7番+12番ユニット、そして熊本車両センターに疎開されておりました3番ユニットが運用に復帰しておりまして、これらユニットによりましては約3か月ぶりの復帰と言う事にもなっております。

 

 

 今回は、この後運用に復帰する事になりますキハ66・67系気動車2ユニットのかつての所属先でもあります直方車両センターでの姿をご紹介しましたが、この撮影がもうこれが最後かな?とも思ってもいただけに、それが免れた訳でもありますので、正直良かったのではないかとも思ったほどです。ただ、YC1系気動車の導入は進んでおりまして、先日甲種輸送も行われております。そう思いますとキハ66・67系気動車の活躍する機会もそう長くはないのかなとも思う所ではありますので、私自身も今後これらユニットを含め収めたいとも思っておりますし、ご覧の皆様もお早めに収めていただければとも思っております。