NO.2407 半年ぶりに運行を再開しています、亀の井バスにて運行、観光快速「ゆふりん」乗車記録 | コウさんのコウ通大百科 PART3

コウさんのコウ通大百科 PART3

在住する九州を中心に、鉄道・バスを中心としました記事を毎日更新しております。
(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 11月某日、私は妻と今回通算3回目の使用となりますJR九州の「みんなの九州きっぷ」を使いまして、由布院(注)へと足を運んでおりました。

 

 この由布院と言いますと、当ブログでもご紹介しておりましたが、昨年までは韓国人や中国人を中心に多くの観光客の姿が見られておりまして、画像1の由布院駅前(注)も多くの観光客の姿が見られておりました。しかし、韓国の情勢から日本への観光客が大きく減りまして、そして今年に入りまして「新型コロナウイルス」によりまして外国人観光客はおろか、国内の観光客に関しましても大きく減少しているそうでありまして、本当に深刻さが伺える所でもありました。

 

 さらに、JR由布院駅も「令和2年7月豪雨」にてJR久大線が橋梁流出などで寸断されている事もありまして、現在ここから運行されている列車は存在せず、代行バスが運行されるに至っておりまして由布院への交通機関もバスが頼りとなっているのが現状でもあります。

 

 

 それでも、現在は「GoToトラベル」などもありまして、バスやマイカー・レンタカー利用で観光客が戻りつつありまして、今回訪問時も本来使用する予定でしたJR「ゆふいんの森」も訪問時は満席、また上の画像・以下画像のように通りにも人の姿は戻った姿が見られておりました。それにしても、以前訪問時にはインバウンド客が主でしたので韓国語・中国語ばかりが飛び交いまして日本語の方が聞こえないほどでしたが、現在は日本人が多く見られている事からもあまり遠くへは行けない分、九州内でもありますこの観光地に関しまして再認識したのではないかとも思ってならない所でもあります。

 

 (湯の坪街道)

 

 

 さて、観光客が戻りつつある事もありまして、亀の井バスでは4月から運休しておりました観光快速「ゆふりん」が10月末より運行を再開しました。今回私達は「ゆふいんの森」が満席のため利用できなかった事もありまして、博多~別府間はJR特急「ソニック」、そして別府~湯布院(注)間は「ゆふりん」を利用しておりました。今回は、私自身も久しぶりの利用、妻に至っては初利用となりました「ゆふりん」の乗車模様に関しまして皆様にご紹介してまいります。

 

 (大分200か・402、日産デPKG-RA274TAN)

 

 

 観光快速「ゆふりん」は、別府駅(東口)~北浜~別府交通センター~鉄輪~城島高原パーク~湯布院駅前バスセンター間を運行しておりまして、本数は9往復で運行されております。尚、現在も3往復が運休している事から6往復で運行されておりまして、別府駅(西口)~湯布院間の霊泉寺経由一般路線バス平日14往復・土日祝日16往復も運行されておりますので、別府~湯布院間は実質20往復以上は運行されております。

 

 使用車両は、上の画像・後述の画像にもありますように、西鉄バスからの移籍車であります西日本車体(西工)B型高速車(B高車)4台が使用されておりまして、運行当初に2台(大分200か・402&・403)、そして代走で一般路線車両が使用されていた事もありまして昨年2台(大分200か・926&・961)が移籍しておりまして、うち1台に関しましては、後述のように前歴もありまして、コンセントもそのまま残した形で運行されております。ちなみに、同じく昨年にはWi-Fi(Kyushu Bus Network Free Wi-Fi)も全車設置されておりまして、車内でインターネットも楽しむ事ができております。

 

 

 さて、ここからは乗車の模様をご紹介してまいりますが、画像は別府駅東口のバス乗場であります。バス乗場には画像にもありますように、大分200か・403(日産デPKG-RA274TAN)が待機しておりまして、この後乗場へと入ってまいります。

 

 

 こうして、今回の往路に乗車します大分200か・403が入ってまいりました。この時私達を含め数名の方が待っている姿が見られておりましたが、これから約1時間少々かけまして湯布院へと向かってまいります。

 

 (別府駅を発ちます)

 

 

 「ゆふりん」は、別府交通センター、画像の「フェリーさんふらわあ」前など、乗り換えのスポットを経由して行きます。この時にはこれらバス停からも数名の乗車があっておりまして、特に画像の「フェリーさんふらわあ」前からはキャリーバッグで乗られた方もいらっしゃいまして、関西方面から来られた方なのかな?と思ったほどでした。

 

 

 「フェリーさんふらわあ」前を発ちました直後の車内です。この時点で10数名ほどの乗車を確認しておりまして、需要も元に戻りつつある事が伺わせておりました。この「ゆふりん」も、運行当初は数名ほどでしたが、インバウンド客が利用するようにもなりましてからは特に利用者も増えてもいただけに、インバウンド客なき今でもこれだけ利用者があっている訳ですので、重要な交通機関である事も伺える所でしょうか。

 

 「ゆふりん」のシートカバーです。この車に関しましては白地のシートカバーとなっている事がわかりますが、相方の大分200か・402は赤地のシートカバーですので、その違いが伺える所でもあります。ちなみに、画像からもわかりますように私達は最後部の座席に座っておりました。

 

 また、当初の2台には画像のように「YUFURIN」の帯が上部に見られております。この姿からもB高車でも1ランク上がったような印象さえも感じさせられるのではないかとも思います。尚、昨年新たに導入されておりました2台に関しましてはこの帯は見られませんので、当初の2台ならではの装備でもあります。

 

 

 さて、車は鉄輪温泉にやってまいりました。ちょうど鉄輪温泉入口交差点では画像の「すぱっと号(大分200か・959)」が、そして鉄輪バス乗場横の待機場では「ぐるっと号(大分200か・905)」のいずれも西鉄バスからの移籍車(いずれも日産デPKG-RA274MAN)の姿を見る事ができておりました。妻も、「何でこんな顔したバスばっかり走っているの?」とも言っておりましたが、私はこの乗車しておりました「ゆふりん」、そして「ぐるっと号」・「すぱっと号」ともこう言った姿からも誰からも馴染んでもらえばと言う思いがあるのではないかと説明しておりました・・・。

 

 (「すぱっと(大分200か・959)」)

 

 (「ぐるっと(大分200か・905)」)

 

 「ぐるっと」が駐車している横には、コンビニ跡を改装しました鉄輪2番ホームがありますが、この時も数名が待っておりまして、画像の方々も「ゆふりん」に乗車されておりましたが、この姿からも利用者もあっている事が伺える所でもあります。

 

 

 鉄輪を過ぎまして、別府地獄の通りを通りまして別府インターを過ぎますと、県道11号線では画像の姿が見られるようになります。この時は、紅葉が盛んな時でもありましたので、所々でがぞうからもわかりますように、赤い・茶色い葉の姿も見る事ができておりまして、まさに秋から冬へと進んでいる事が伺わせておりました。

 

 (別府ロープウェイ付近)

 

 

 そして、「ゆふりん」は城島高原パークへとやってまいりました。やってまいりますと、大型バスが駐車している場所では数台しか見る事ができなく、寂しい印象ではありましたが・・・

 

 中へと進んでまいりますと、多くの車が駐車している姿を見る事ができておりまして、多くのマイカー利用の方がこの城島高原パークへと遊びに来られていた事が車内からも伺わせておりました。本当に、8月利用時にはガラ~ンとしていただけに、この姿を見ましても本当に良かったなとも思うような姿が見られておりました。

 

 ちなみに、ここでは数名が下車しておりまして、この後パーク内へと進んで行かれておりました。この「ゆふりん」も城島高原パークに停車している訳ですが、この停車地の存在も大きいかなとも思う所でしょうか。

 

 

 そして、「ゆふりん」は城島高原パークを経まして挟霧台(さぎりだい)へとやってまいりました。この挟霧台と言いますと、展望台やそれから先の区間の車内からも由布院の街並みを見る事ができる場所でもあります。本当に、画像の姿を見ましても由布院へとやって来た事を伺わせる所でもあります。

 

 (由布院の町を望みます)

 

 その狭霧台を過ぎますと、いよいよ由布院へとやってまいります。画像の県道11号線をさらに下りますと、由布院の街並みへとやって来る事にもなります。

 

 

 こうして、「ゆふりん」は湯布院駅前バスセンターにやってまいりました。が、途中の湯の坪街道に沿う区間におきまして渋滞が発生していたため、約10分ほど遅れての到着となりました。本当に、8月の頃からとしますと観光客も戻っておりましたので、渋滞まで発生するほど戻ってくれていた事が正直良かったと思う所でもありました。

 

 

 さて、ご紹介しておりますように、復路でも途中まで「ゆふりん」を利用しておりましたが、この時乗車しておりましたのが最後の画像にもありますように大分200か・961(日産デPKG-RA274TAN)でありました。この車は、昨年上の画像にあります「すぱっと号」用の大分200か・959、そして・960と同時期に移籍したものでありまして、4台目の「ゆふりん」専用車でもあります。

 

 (シートカバーは大分200か・403のように白のカバーです)~狭霧台付近

 

 この車の前歴は、西鉄バス時代は9701を名乗っておりまして、日田第二営業所に所属しまして「ひた号」として使用されていた車でもありました。それにしても、大分県内間でもありますので、先の2台のようにナンバーはそのままでも良かったのでは?とも思いますが、このナンバー(元ナンバー、大分200か・362)からもわかりますように再登録されております。

 

 そんなこの車には、画像のようにコンセントが備えられております。これは日田第二営業所時代に取り付けられていたものを亀の井バスに移籍しましてからもそのまま使用できるようになっているためでもありますが、この時バッテリー容量も少なかっただけに、このコンセント装備に関しましては正直ありがたいですし、Wi-Fiまで使用できる訳でもありますので二重のありがたさが見えていたようにも思います。

 

 

 今回は運行が再開されております亀の井バスの「ゆふりん」に乗車しました模様をご紹介しましたが、車内画像からもわかりますように利用者が戻っていた事は正直良かったと思っております。しかも、この復路乗車時には城島高原パークより満席になるほどでもありましたので、この「コロナ禍」ではありますが利用者が戻ってくれている姿は良かったなと思ってならない所ではあります。ただ、現在も3往復運休が続いているとの事で、完全運行には至っていないのが現状ではありますが、今後さらに利用者が戻って、本数も元の9往復まで戻る事を願いたいとも思います。

 

 (注)今回は、地名やJRにかかわる部分は「由布院」、バスにかかわる部分は「湯布院」と記載しております。