番外 上下合わせて20本以上は運行されています、日豊線宮崎地区の気動車による普通列車運用のご紹介 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)


 
 日豊線の宮崎地区は、普通列車として上の画像の713系電車(画像1)・817系電車(画像2)、また特急用の783系・787系の各電車も宮崎空港線に乗り入れております列車として運行されておりますが、それらとは別に、宮崎車両センター所属、鹿児島車両センター所属のキハ40系気動車も日豊線普通列車の運用に就いておりまして、今回はその運用に関しましてご紹介してまいります。
 
 日豊線宮崎地区を運行します運行系統の内訳は・・・
 
 宮崎・南宮崎~都城・西都城 4往復(1往復が宮崎~都城、1本が西都城→南宮崎)
 南宮崎~佐土原 下り1本・上り3本(土休日は1往復)
 高鍋→南宮崎 下り1本
 宮崎→田野 下り1本
 佐土原→宮崎→田野 下り1本
 田野→宮崎→高鍋 上り1本
(土休日田野→南宮崎運休)
 宮崎~都城~吉都線 1往復
 志布志→宮崎→佐土原 上り1本
 佐土原→宮崎→油津 下り1本
 佐土原→宮崎→南郷 下り1本

 
となっておりまして、それに加えまして宮崎駅発着で運行されております日南線の運用も存在しております。
 
 (右側、佐土原駅折り返し専用ホーム)~1番ホーム、元は妻線の専用ホームでした
 
 
 これだけ本数が多いのは、通常は日南線・吉都線に運行されております列車の間合いもあるためでありまして、ある運用では日南線内の運用の他に、日豊線内を運行する運用もあるのに加えまして、上記にもありますように日南線・吉都線乗り入れの運用もあったりもしておりまして、宮崎地区各線に乗り入れている点も気動車による運用が多い要因でもあります。
 
 また、これによります所要時間も電車とはあまり変わりませんので、そう言った所から電車・気動車ともに同じ区間で運行する事ができる要因の一つではないかとも思われます。ちなみに、宮崎地区で最も遅くまで運行されております列車(6777D)は、宮崎駅を23時31分発、南宮崎駅を23時40分発、そして都城駅を0時47分に着くようになっておりまして、この運用列車もキハ40系気動車による運行でもあります。
 
 
 所で、かつての旧鹿児島総合車両所日南運用車といいますと、かつては、キハ40系気動車以外にも昨年全廃となりましたキハ31形気動車も日南運用車に在籍しておりましたが、平成18年にキハ31形気動車が筑豊篠栗鉄道事業部(旧直方運輸センター(現・直方車両センター))に転属しましてからは、旧唐津運輸センター(現・唐津車両センター)などからのキハ40系気動車の転属によりまして平均車齢が上がってしまっておりました。それでも、キハ40系気動車よりも新しいキハ31形気動車の方が多く廃車が発生、そして全廃となっておりますので、キハ40系気動車の使い勝手の良い事もわかるのではないでしょうか。
 
 また、かつては宮崎・南宮崎~鹿児島中央間の列車も1往復存在しておりました。これはかつては旧鹿児島総合車両所への工場入場も兼ねていたダイヤでもありましたので、運行されておりました編成の中には運行する列車+工場入場車の編成も見られていた事さえもあったほどでした。
 
 
 今回3月ダイヤ改正時刻表を参考に本数を出してみましたが、ご紹介しましたようにそれだけ多く運行されている事のもお分かりいただけるのではないでしょうか。何と言いましても、電車とともに運行されている訳もありますが、電車は北は日向市・延岡方面、南は都城・鹿児島方面でメイン運行されている中でもある中で気動車が運行されておりますので、そう考えますと電車が多い中でも宮崎地区までしか運行されないこの気動車の存在は大きいと言えるのかもしれません。とにかく、電車とともに気動車も引き続き宮崎地区を支えていただきたいものであります。